全国のSGH指定校が各校の課題研究の成果を持ち寄り、ポスター発表の形で交流をしました。本校からも国際文化科の2年生前田大翔さんが参加しました。会場は横浜のみなとみらいにあるパシフィコ横浜でした。発表は参加校が4つの時間帯に分かれて、4分間で英語の発表をし、その後英語での質問を受けて答えます。
会場前で |
会場の様子 |
英語で発表しています。 |
前田さんの発表のタイトルは、What should schools do for abused children?。児童虐待が子どもに与える影響について整理した後、広く子どもの状況を把握できる学校にスクールソーシャルワーカーを導入することの有効性を述べ、導入数がまだ少ない現状を紹介しました。今後は同様の制度を始めていたアメリカとの比較研究にも取り組みたい、とのことでした。
英語の質問に英語で答えています |
本校の2年生は現在、後期中間考査の真っただ中です。この状況の中、前田さんは、研究の日本語でのまとめ、その英訳、英語でのポスターの製作、英語での発表練習に取り組んで参加してくれました。詳しくは本人のレポートに譲りますが、「参加してよかった。英語に対する考え方も変わった。」と感想を話していました。
閉会式では審査の結果優秀4校に入選した学校の発表が披露されました。海外でのフィールドワークの調査結果に基づいた研究、アクションプランを具体的に立てている研究、所作や間の取り方などプレゼンテーションとして完成度の高い発表など、今後の目標となる優れた発表でした。大阪の府立高校では三国丘高校が入賞しました。
<発表した前田さんからのメッセージ>今回、2017年度SGH全国高校生フォーラム・ポスターセッションに参加させて頂き、たくさんの素晴らしい経験をすることができました。最初、このお話をいただいたときは、僕にできるのかなあと不安な気持ちでいっぱいでした。僕は今児童虐待をテーマに探究を進めているのですが、英語で発表するとなると、内容が難しく、ちゃんと内容を伝えられるか心配でした。そんな中、たくさんの先生のサポートをいただき、先生と練習を重ねていくことで、少しずつ不安が消えていきました。発表の前日にまでサポートいただいた先生方には感謝してもしきれない思いです。そして、発表当日。正直緊張で胸が張り裂けそうな思いでした。ちゃんと伝えられるか。質疑応答に答えられるか。不安しかありませんでした。しかし、発表しているときは、練習のときよりも緊張することなく、ハキハキと話せて、質疑応答にもなんとか答えることができて、終わったあとはとても清々しい気分でした。また、このポスターセッションの中で、全国の高校生のポスターや発表をみて、これからの自分の探究活動にとても参考になることが多く、他校の生徒と交流もできて、とても楽しい一日でした。最初は不安で発表の日が来るのが怖かったのですが、発表を終えてみて、この取り組みを通して、自分のプレゼン力、英語力が向上したことが実感でき、また英語の学習に対する気持ちも大きく変わりました。来年またこのポスターセッションが行われた時には、僕は是非参加してもらいたいなと思います。きっと英語に対する気持ちも変わると思います。- Let's challenge! You will have a wonderful experience through this poster session!