2017年11月20日月曜日

秋休み企業・大学訪問研修2017生徒レポート_9.トラベル・フロンティア

9. トラベル・フロンティア
研修テーマ東南アジア貧困層へのボランティア体験ツアー


今回の研修を通して国際ボランティアの必要性を強く感じた。フィリピンのストリートチルドレンは1日1食しか食べることが出来ず、4、5歳から働き始める子どもが多く、とても厳しい境遇に思うが、自分たちの境遇を他と比べず笑顔を絶やさない子どもたちだと分かった。現地の人がとにかくボランティアを必要とし子どもたちと遊ぶことからボランティアを始められると知った。私はボランティアをまだ本格的にしたことがないけれどできる範囲で始めてみたいと思う。


・今回の研修を通して学んだことは、『ボランティア』の在り方についてです。セブ島ボランティア体験のお話を伺うことができ、ボランティア活動に対する関心がすごく高まりました。英語を通して現地の人とコミュニケーションをとり、ボランティアを必要としている方々の支えになる。海外に渡航するにあたって、ボランティアという形で渡航するのも一つの方法だなと思いました。

・セブ島でのボランティアの体験談を聞きました。説明をしていただいた窪川代表は、ストリートチルドレンへの無料ご飯の提供と、一緒に子供たちと遊ぶことで元気づけ、サポートをしていました。ボランティアは一日でもいい、少しだとしてもとても必要としているときいて、私も大学に入ったらボランティアに挑戦しようと思いました

・たくさんのためになるお話を聞けました。まず、旅行会社にはいろいろな人のための、いろいろなかたちがあることがわかりました。そのあとの窪川代表のフィリピンでのボランティアのお話はすごくおもしろかったです。私は、もともとボランティアに興味があって、やってみたいと思っていたのですが、どんなことをするのか、どんなことにあうのかも分からなかったので、実際に行ったことのある人のお話がきけて、本当に良かったです。そしてそこから学んだことは、ボランティアを必要としているところでは、本当に必要とされててとても喜んでくれること。そして何よりも今自分達にできる事はなにかを考えることが大事だということが学べました。

・私がこの研修で学んだことはボランティアの大切さです。日本で生活していると世界で起きている貧困問題の現状とかも全然わからないし、ボランティアとはどのようなことをするのか、本当に必要とされているのかがよく分からないけど、研修で現地の人は少しの助けだけでもとても必要としていると分かりました。ボランティアに参加することによって日本のすごさが分かり愛着がわいてくるというのが、すごくなるほどと思いました。機会があれば積極的に参加してみたいと思いました。

・今までボランティアをしたことがなかったけど今回の話を聞いて少しボランティアに興味を持ちました。海外の貧困層ボランティアを通じて自分がどれだけ恵まれているかを知ることは大切だと思います。
私は世界の貧困の国などに目を向けたことがありませんでした。でも、世界には目を背けてはいけない問題がたくさん溢れてると思います。私が出来ることは寄付という少しばかりのことしかありませんが、少しでも世界の困っている人々を助けたいです。

・私が今回、窪川代表のお話を聞いて思ったことは二つあります。
  一つ目はボランティアの意味についてです。今日のお話を聞くまで、私は、ボランティアとは地域の清掃活動をするものと思っていました。しかし、もっと視野を広げて世界を見ると、教育をすることや食事を作ることなど様々な形のボランティアがあって日本以外にもボランティアを必要としている方が沢山いるんだということを実感しました。また、窪川さんの話に出てきた「個人的な里親制度」に強く関心を持って、実際に会うだけでない形の援助もあると知り、自分のお金で1人の子供が立派に社会人になれると思うと、将来やってみたいなと思いました。

  二つ目は企業の仕事をする大変さについてです。私たちが今受けている「探究」では何らかの物事について情報を集め、それに対し新しいアイディアを提示して終わりですが、本当の仕事はそうではなく、それが行き詰まるとまた新たにアイディアを出し、それを改良していってやっと一つの仕事になると知りました。窪川さんはフィリピンへの学生ボランティアの計画作成を仕事にしようとされていて、でもそれは実際、安全面で可能ではないという理由で現在は実現出来ていないと話しておられました。この様に新しいアイディアが不可能ということが多いのが社会なんだなと感じ、「可能性」という面で現在行っている「探究」についても考え直そうと思いました。

  今回の研修を通じて感じた以上の二点を今後の学校生活だけでなく、社会人になったときに活かせるように高校生のうちからがんばりたいです。

・今回の企業訪問では、セブ島でのボランティアの現状を学び、今自分にできることは何かを考えることができました。
  今までも、海外でのボランティアにはたくさん得るものがあることは知っていました。しかし具体的にどんなことをしているのかは知らなかったのでイメージはあまりできておらず、漠然と、いつかはやろうかなくらいにしか思っていませんでした。でも今回の訪問で写真を見て具体的にイメージすることができ、実際にやって自分の視野を広げたい!という気持ちが前より強くなりました。今日本にいて、恵まれているということを写真だけでも痛感したので本当に現地に行ったらどうなるんだろうということも気になります。そのためにも、今は英語などを頑張って将来海外に行って現地の人とコミュニケーションをとれるように頑張りたいです。

・窪川代表が実際にフィリピンに行って体験したこと、感じたことなどの話を聞いてセブ島での貧困は私が思っていた以上に深刻な問題だと学びました。孤児院であったりゴミ山や墓地で生活してる子供たちの話を聞いてもっともっとこの現状を多くの人に伝えて知ってらうべきだと思いました。世界では勉強したくてもいろんな理由で学校に行けない子供がたくさんいるのに、日本では学校を理由なしに休む人がいます。自分の今の生活がどんだけ恵まれていて幸せなことなのかを教えてあげたいです。

ボランティアというものがどういうものかを学びました。正直なところ自分はボランティアと言われても、言い方は悪いですが、どこか綺麗事のようにおもっていました。しかし、今回の企業訪問でわかったのは、本当に困っている人が本当に必要だからボランティアを必要としているということです。具体的には食事を十分に取ることができない子供達のために日本をはじめ、多くの恵まれた国の人が現地に行き、食事を提供することです。また、現地の子供達と遊ぶこともボランティアの1つだということです。この現地の子供達と遊ぶことは、上記の食事を提供することの付録のようなものだと私は思っていました。しかし、現地の子供達と遊ぶことは立派なボランティアなのです。これはすごく意外なことでした

 私は今回、企業訪問をして私のボランティアについての知識に誤りが非常に多いと痛感しました。まだ自分の中に間違えているボランティアの知識がたくさんあると思います。この誤りは、現地に行ってボランティアをすることによって、誤りとわかると思うし、今日学んだことを活かすためにも近い将来必ずボランティアをしたいと思います。

引率教員から:
 窪川代表より、会社の概要に続けて、フィリピン、セブの紹介、ご自身がボランティアを体験しようと思った経緯等を経て、フィリピンの貧しい子供たちを支援するボランティア活動の実態の報告が、パワーポイントを使ってありました。活動の内容は食事の提供と、一緒に遊ぶという二つが中心でとのことでした。お話のあと質問タイムで、各自疑問に思ったことを質問しました。
 自分ができることはあるでしょうか、という質問に対して、それこそ皆さんにこれから先考えていって欲しいことなのです、というお答えがあり、これが全体のまとめとなりました。これから探究の授業などでも、問題解決に向けて自分ができることは何なのかを考えて欲しいと思います。
トラベル・フロンティア様から:
どの生徒さんも、ご自分の言葉で、よくお考えになっておられますね。高校一年、二年生とは思えないような感想を記されている生徒さんもいて、びっくり致しました。皆さんの意識のレベルの高さが良く分かります。今年で3回目のご縁ですが、僅かばかりではあれ、何がしかの問題提起になったようで、嬉しく思っております。

“人の話や体験談を聞いて学ぶ”ということは、大人である我々は日常的に
行っていますが、高校生の方たちが、定期的にこのような取り組みをされて
いることは、とても有意義だと思いますし、自分の高校時代を思い返しても、
羨ましく思います。貴校の素晴らしい取り組みに、敬意を表します。