2017年11月20日月曜日

秋休み企業・大学訪問研修2017生徒レポート_8.江坂-起業家支援センター

8. 江坂-起業家支援センター
研修テーマ働くとはどういうことか
・私は今まで人はなぜ働くのか考えたとき、生きていくために必要なお金を稼ぐためなどしか思いつかなかったのですが、今日分かった気がしました。私はこれといった特技もないし本気で打ち込めるほど好きというものもなく、将来どうするのか、私に何ができるのか本当に分からなくて困っていましたが、自分が今までやってきたことを思い返したりやっていて疲れないことを考えてみようと思いました。会社は目的が共通している人間が集まってその一人一人の個性をうまく組み合わせて成り立っているという話を聞いて私にできることをはっきりさせてそれを活かしたいと思いました。そのために今勉強することは大切なことだと分かったのでこれから頑張っていきたいです。

・私の中で仕事は生きていくためにしなければならないことだと思っていました。ですが、今回の研修で仕事をやっていくなかで最も大切なことを学びました。
 家で小さい頃のビデオを見ました。小さい私は、観客の方が笑顔ですごいねと言ってくれたことが嬉しくて、「人を笑顔にするためにバレリーナになりたい」と言い、仕事に夢を持っていました。仕事は自分が人のためにできることを見つけ、夢を持って働きたいです。

・始めに、企業の実態のお話を聞いて、毎年こんなに人が辞めているのかと、とても驚きました。大企業に勤めたり、公務員になることが出来れば、将来は困らないと思っていたので、かなり衝撃でした。前に読んだ本に書いてあった、『日本人は「就職」でなく、「就社」している。』というのを、お話を聞いて思い出していました。

・私は生きていく上でとても大切なことをたくさん学びました。その中でも特に働くことについての話が一番印象に残りました。
 私は話を聞くまで、働くこと=生活していくためのお金をかせぐことだと考えていました。だから将来何をしたいか聞かれたときは「休みが多くて給料の高い安定した大企業に就職したい」と答えていました。でも今日のお話を聞いて働くこと=人のために動くことということを学びました。何かをしたいと思ったときにその目的と目標が一致した会社があればその会社に就職すればいいし、そのような会社がなかったら自分で起業したらいいとおっしゃったことは自分自身の就職に対する考え方を180度ひっくり返す言葉で、納得できたし大切なことだと思いました。ただお金がほしい、社長になりたいそんな思いでいる人の大半は失敗するし、反対に人の役に立ちたい、仕事が楽しいそんな思いでいる人は成功することができる。当たり前のことだけどそのことがどれだけ大切でその思い一つで自分自身の人生だけでなく周りの人の人生を変えることができる、とても大切なことだと思いました。

・沢山のことを学ぶことができました。私が以前考えていた「働く」ということとは「自分ができる事を国や企業のために活用して、その働きに見合った報酬を得ること」だと考えていました。ですが、今日学んだ「働く」ということの意味は、ただ「人のために動く」ということでした。私は、世間一般の「仕事」は誰かの喜びのために行動しないと成り立たないのだと気付きました。
 私は、最後の感想などを言っていく時に思わず涙ぐんでしまいました。あのときに話したように、私は「できないのだから仕方がない」と開き直っていました。ですが、今回様々なお話を聞き、私は勝手に限界を決めて努力しようとしなかったのだと、情けなさを実感しました。私が進みたい進路は、今の私では到底及ばないもので、更なる努力が求められます。今日学んだ言葉は、私の教訓となると思います。

・まず、事前にサイトを読んで、「誰もが幸せに働いていける社会にしたい」という想いに素晴らしいと思いました。様々な思いを抱える人々みんなのために講座を開いたり、目標を掲げたり、人のことを理解していないとできないことだと感じました。また、話を聞いて、全国に同い年の人は何人いるのか、等想像し考えることが大切なんだと知りました。ピラミッドを使っての、企業の仕組みを教えていただいた時は、とても分かりやすくいい勉強になりました。「利己的にならずに人のために働く」ことや、「目的と目標を共通にして働く」ことについて、そういうことか、と仕事をすることについてさらに興味を持ちました。将来は、人のために働き、人と人をつなぐ仕事ができたら、と強く思いました。また、今回の企業訪問で学業に対して意欲ができたように思います。これからも何事にも一生懸命に取り組み、頑張ります。いい勉強になりました。本当にありがとうございました。

・今回の研修では、大企業などでの雇用者の入れ替わりの法則からどういった人が企業の道に進んでいるのか、どのような会社が成功しているのかなどについて学びました。
そのなかでも「働く」とは「人のために動くこと」であって、人のためを思って初めて仕事がきてお金が入る、といった働くうえでとても基本的で重要な姿勢を学びました。
また、どんな風に人の役に立ちたいかを考えることは、起業家だけでなく、進路を考える私にとっても大切だと感じました。今までの自分の時間を振り返り、自分の好きなことや得意なことをじっくり探してみようと思います

・私の人生の大きなヒントとなるような貴重なお話を沢山して頂きました。私は、「働く」ことの本来の意味、あり方について多く学びました。将来、自分の仕事や企業を成功させるためには、まず自分がどんな思いをもって何のために役に立ちたいのか、という働く目的をしっかり持つことが大切だと教わりました。自分の好きなことを職にすることは大きなやりがいを感じることができ、会社からも必要とされる存在でいられることも学びました。また自分のやりたい仕事が見つからなければ、自分が起業家となって創り出す、という新たな考え方も知りました。

 そして、「私たちに不可能なことはない」という言葉が印象に残っています。このような言葉は以前にも聞いたことはありましたが、高木さんはこの言葉通りの行動を数多く実際に経験していたのでとても説得力があり心に響きました。
今回学んだことを、知識として溜め込んでしまうのではなく、実際に行動に移せるようにしたいと思いました。

・私が今回参加して学んだことは大きく2つあります。

 一つ目は、企業の実態とそれを支える起業家支援の活躍についてです。企業の社長というのは、大企業をリストラされた人が多く、成功するのは大体20年働いて、しっかり人々のニーズに対応できる人だそうです。私が一番驚いたのは、日本には400万人の社長のなかで300万人もの社長が赤字であるという実態があり、これは身体、精神障害者が働いてる数に等しいそうです。その原因が利己的に稼ぐ目的のせいだというのは、私は「やっぱりな」と思うばかりでした。そんな企業には、客目線で見ても仕事を頼みたくありません。
その失敗した人々や障害者を助けるために登場するのが、起業家支援というものです。彼らの持ち味を生かし、社会に貢献させるというのは日本にとっても、お客にとってもすごい支援だと思います。今日話していただいた高木さんのいろいろな積み重ね、努力があっこそ、安心を感じさせ、頼りたくなっちゃうんだなと思いました。

 二つ目は、働くという意味についてです。それは人のために動き、利己的ではなく、誰にどうしたら喜んでもらうかが大切だということです。そうすることで、仕事にやる気が出て、楽しく動けるようになります。私はその意味がなんとなく分かります。私が今持ってる夢である建築士は、私が作ることが大好きというのもありますが、なによりも、人の笑顔や感謝の言葉を想像しながら、一から組み立てれられるからです。そのためには、多少勇気を振り絞って、自分で決めた枠から越えることが大切だと教わりました。
 最後に、この経験は就職について大いに活かせますし、自分の目的が一致する会社でこそ、自分の個性やお客に熱く語れると思いました。夢に向かって、壁に当たっても立ち止まることなく、越えていければなと思いました。こんな普段経験のできない貴重な経験を頂いてありがとうございました。もし、私が企業を立てるならば、また相談してみたいと思います。今回は本当にありがとうございました。

引率教員から:
 はじめに自己紹介をかねて、ホームページを見て聞いてみたいと思っていたことを順に質問するように言われました。集合した時にはみんなホームページ見ました、と言っていましたが、いざ質問を求められると、全員冷や汗。でもそれは、自分のことしか考えていないからだ、と後でわかることになります。

働くとは何かという問いに全員が、お金を稼ぐ、と同意の答えを述べたことに対して、「うちの会社にはみんないらない。理由は利己的だからだ。」と言われます。そして働くというのは、人が動く、と書くけれど、人のために動く、 ということこそが働くということ。利己的では仕事はできないことを教わります。

 生徒達にとって、自分のことしか考えていなかったという事実は大変な衝撃だったようです。研修中、生徒達はおとなしかったですが、終わった後で、お話を聞いて良かった、と大変喜んでいました。そのことがレポートからもお分りいただけると思います。

江坂-起業家支援センター様から:
 1年生が多く、非常に緊張した面持ちで参加いただきましたが、最後までその緊張をほぐす事ができず、積極性を引き出すことができなかったと思います。

 事前に昨年の報告などを読んでいただいていれば、簡単な質問だと思うのですが、年々、準備や主体性が落ちているのではと感じました。
先生方が、最低限の指導(質問を考えて準備する)で、素の状態で送り出していただいているので、私と出会ったショックが大きすぎたのだと思います。

 ただ、言葉にはうまく出せなくても、私の話を理解し、自分の中で大きな変化があったと思われる素直な生徒さんが多かったようにも思えますまた会って話をしたいと思ってくれた生徒さんもいたので、そのような機会が作れたらと考えています。