2017年11月20日月曜日

秋休み企業・大学訪問研修2017生徒レポート_6.中西金属工業

6. 中西金属工業
研修テーマ企業内保育所を始めとする子育てとの両立のための取り組み

今日の研修では、どうすれば社員が気持ちよく働けるか、どのように会社を成長させていくのかということを学べました。

 まず、社員が気持ちよく働ける環境づくりについて、さまざまな施設が整えられていました。24時間使えるフィットネスジムには、ランニングマシーンだけでなく酸素カプセルや水素水まであり、更にトレーナーの方が来られるというのでとても驚きました。社員食堂には自分でグラム数を選んで食べられるお米や、週に一度の健康メニューなどがありました。マッサージルームには機械が置いてあるのではなくマッサージ師の方が来られるというので、これもまたとても驚きました。さらに、勤務時間中に自分の子を預けられる企業内保育所には、男性社員が預けるケースもあるそうで、女性も男性も働きやすい環境なのだと思いました。また、夜遅くまで残業をするよりも朝早く来て仕事をしたほうが良いという考えのもと、朝7時半より早く出勤した人は無料で朝食が食べられるというシステムもありました。残業がなく自分の時間をたくさん確保できるため、働きやすい環境なのだと思いました。

 次に、会社を成長させていくにあたって、さまざまな事業に取り組まれていました。もうすぐ100周年を迎えられる中西金属工業さんでは、昔から続いている3つの大きな事業(ベアリングリテーナー、コンベアシステム、住宅部品)を続けていくことに加えて、色々なジャンルの新しい事業に積極的に取り組まれていました。例えば屋上で野菜の栽培を行ったり、農家の方向けの機械を開発したりと農業分野に進出されていたり、これまで企業向けだった製品を家庭向けにするためにデザインを考える部署を新しく設置されていたりしました。また、新しいアイデアがどんどん生まれてくるように社内の至る所にミーティングが出来るスペースがあり、誰でも思いついたアイデアをすぐに共有できる環境が整っているのだと思いました。

 このように中西金属工業さんでは良い環境の中で社員の方々がさまざまな事業に取り組み、会社自体がどんどん良い方向に発展しているように感じました。ホームページやパンフレットの情報だけでは分からなかった現場の方々の生き生きと働く姿を見ることができ、本当によかったです。

・初め企業名を聞いたとき、工業系の会社と女性が結びつかず、イメージが湧きませんでした。でも今日実際に行ってみて、百聞は一見にしかずとはこういうことなんだろうなと思いました。何もかもが新鮮で、新しいモノを開発すること、新しいことに挑戦すること、新しいことを提供することの楽しさを学ぶことができました。すべてはいい環境があってこそなので、なおさらすごいと思いました。これからの高校生活で、どのように工夫をしていくか、どんなことに挑戦するか、もっと深く考えていきたいなと思います。2年生の探究の授業が楽しみです。すごく充実した研修でした。

・今回の企業訪問を通して、社員が働きやすい環境をつくることは大切なことだと学びました。

 中西金属工業は男性も女性も働きやすくする工夫や環境が整っていてとても良い会社だと思いました。工場の横に保育所があることで一般の保育所に入れなくても安心して仕事を続けられたり、フレックスタイムや有給などが取りやすかったりなど育児と仕事を両立しやすい環境づくりをしていて、女性が子供を産んでからも仕事を続けることが出来て良いと思いました。また、ジムや図書館、食堂など、社員の方々がリフレッシュ出来る工夫がしてあって健康的に働くことができると思いました。

 中西金属工業では、金属部品だけではなく新しい事業にも取り組んでいておもしろいと思いました。新しい事業も工場もきちんと環境に配慮していて、持続可能な社会の実現に貢献しているとわかりました。

 そして、自分たちがもっと働きやすくなる制度を人事の人だけではなく、様々な部所の人が集まって考えているという話や、外国では日本よりもはるかに少ない労働時間で高い売上を出しているという話を聞いて、効率の良い働き方を考え、制度を作るということは会社の発展にもつながるということがわかりました。

 私は日本人の労働時間を減らすためには国が制度や法律をつくることも大切だと思います。例えば子供を産んでからも女性が仕事を続けやすいようにしたり、在宅ワーク制度などを導入することで、新たな労働力が増え、ひとりひとりの労働時間を減らすことができると思います。限られた世代や男性ばかりが働くのではなく、様々な人が働くことによって効率の良い仕事ができ、日本がより良い国になるのではないかと思います。

 中西金属工業の方の「時代は変わっていくのだから社会も変わっていかなければならない」というお話を聞いて日本をより良い国にするには今の社会を変えていく必要があるとわかりました。今回の訪問はCSRについて考えられるとても良い機会になりました。たくさんのことを学ぶことができたので良かったです。

・今日の企業研修でたくさのことを学びました。特にすごいと思ったことは、労働環境が思った以上に整っていたことです。食堂やジムがあったり、屋上では菜園を行っていました。託児所もあって子育てしている人たちにはとっても嬉しい制度だなと思いました。

 また、女性の社会進出にも力を入れているのもわかりました。育児休暇では、女性だけでなく男性も利用できるようにしているそうです。そして、女性の声を反映させていく「なでしこプロジェクト」が発足していて、たくさんの活動をしているそうです。今日、私たちを案内してくださった方達も女性だったし、働いている女性も多かったです。

 今日思ったことは、同じことをしているだけでは成長できない、ということです。こちらの会社は長い間やっているからこそ新しいことをして成長した、ということがよくわかるのだそうです。失敗もしたけれどそこから学ぶことが多いから成長したそうです。それは私たちにも言えることだと思います。だから、私もいろんなことにチャレンジしたいと思いました。今回の企業訪問はすごく自分のためになったし、楽しめたのでよかったです。

・中西金属工業さんでは、女性が働きやすい職場づくりを行っていたり、社員の健康やプライベートの生活を大切にしていらっしゃいました。たとえば社内に託児所やジムがあったり、勤務時間を積極的に減らそうという取り組みを行っていることです。
私はこれらの社員への思いやりのある取り組みを知ったり設備を見学して、このような会社があるのだと初めて知り、感動しましたこのような会社だからこそのびのびと楽しく仕事ができるのだと思いました。また、今日実際に女性社員の方の声を聞いて、私が将来社会に出るときにはこのような女性が働きやすいような環境のある会社に就きたいと思いました。

・私は「新しいことにチャレンジすることが大切」ということを学びました。お話を聞いたときや、会社内を見学していたときに、「この場所は最近作られたところで〜」や「このシステムは最近導入されたばかりで〜」などの言葉をよく耳にしました。しかし、お話で「新しいことにチャレンジしつつ、昔からやってきたことも堅実にこなす」と聞いて、新しいことばかりすればいい訳ではないことと、このことは私達にも当てはまるのではないかと思いました。遊んだり、自分のやりたいことをしてみる。ですが、学生の本分は勉強なので、勉強はしっかりする。少し違うような気もしますが、そういうことなのではないかと、自分なりに考えました。
今日の体験で、時代は変わってきていると改めて実感しました。今のこの社会のことをもっと知りたくなりました

・労働時間を適正にするために、残業をなしにするというだけじゃなくて、その分の時間の代わりになるようなフィットネスジムがあったりするのが表面だけでなく、社員の精神的にもとてもいい環境になっているとわかりました。それ以外にも社内用のSNSとか様々な新しいことを行っていて社員さんもとてもイキイキして見えました。だから、今日の見学で、新しいことをどんどんやっていくというのは自分自身の生活を豊かにするために大事なことだと学びました。

・私は、中西金属工業で女性にも働きやすい環境づくりについて学びました。社内には、社員の方が安心して気軽にお子さんを預けることのできる保育所もありました。また、他にもジムがあったりもして、社員さん誰もがのびのびと仕事に励める環境が素敵だなと思いました。部署が違っても交流できる場づくりも大切だと学びました。
普段生活してる中では見ることのできないものや話をたくさん聞くことができて、大変貴重な体験をすることができました。ありがとうございました。


引率教員から:
 ワークライフバランスを高めるため、買収したスウェーデンの工場を参考に労働時間を短縮し(年間1750時間程度)、フレックスタイム・在宅勤務を導入し、男性の育児休暇を促進(2016・2017年度で9名)し、さらには企業内託児所の運営を実施。CSR担当の社員12名がリードして社内環境改善をすすめているとの説明をいただきました。 
その後、託児所や、屋上庭園・カフェテラス・フィットネスジムなどを見学させていただきました。屋上庭園では託児所の給食に使う野菜(無農薬)を栽培中、また園児が遊べるスペースもある。フィットネスジムは24時間利用でき、平日昼間でもフレックスタイムを使った社員が利用しているとのことでした。


中西金属工業様から:
社内保育所や労働環境の改善を目的に活動する社内プロジェクトについてご紹介させて頂いた後、生徒さんから様々な質問を頂戴し、担当者にとっても新鮮で新しい発見のある有意義な機会となりました。