2019年1月11日金曜日

2019.1.8.千里フェスタ基調講演に向けて国際交流委員がクラスで集めた質問を集約


本校学習成果発表会「千里フェスタ」1日目(本校生のみ対象)は、毎年外部講師に基調講演をお願いしています。趣旨は、教員・生徒が<国際・科学・将来>について視野を広げ、次の一年の展望について考える機会とすることです。

今年度の講師は、国連南スーダンミッション(UNMISS)ベンティウ事務所長の平原弘子さんです。16年2月に着任し、ガーナ軍やモンゴル軍、各国から派遣された文民警察官を統率して住民の保護にあたっておられます。

平原さんは本校の卒業生でもあります。現在のお仕事・これまでのご経験について紹介していただき、先輩として本校生にメッセージをいただくようお願いしました。

校内では、昨年末に各クラスで国際交流委員が、「国連クイズ」とともに平原さんについて紹介し、質問を募集しました。

冬休み明けの1月8日の放課後に、クラスで集まった質問を整理し、精選する作業をしてくれました。当日は生徒を代表して平原さんにお尋ねすることになっています。

▶︎千里フェスタ3日目の2月9日(土)は、保護者・教育関係者に公開しています。教育関係者向けの要項・申込みについてはこちらをご覧ください。

2018年12月21日金曜日

文化祭でフェアトレード商品を販売した3年生へのインタビュー

千里高校3年生の村木玲奈さんは、今年9月の文化祭で本校生と一般の来場者の方にフェアトレード商品を販売しました。そこで、村木さんがこのようなことを始めたきっかけや彼女の今後についてインタビューしました。
Q1. フェアトレードを詳しく学びたいと思ったきっかけについて教えてください。
千里高校では国際的な問題を扱った授業があり、その中でも貧困の問題―児童労働は特に私の関心の中心でした。 
学校に行けない子どもたちがいる事がとてもショックでしたし、現在の日本の子どもたちと比べるととても不公平だと思ったからです。 
そして以前から気になっていたレストランでの「食べ残し問題」は貧困問題への解決策になるかもしれないと感じました。 
▶︎プラスαエピソード
振り返れば、以前から国際問題について興味がありました。 中学3年生の時に参加した弁論大会が「将来について」でした。それがきっかけで将来について初めて考えました。その頃から国際的な問題について少しずつ考えるようになりました。

Q2. 文化祭でフェアトレードを普及させようと思ったのはなぜですか?
ある授業で、大阪大学の学生さんからフェアトレードを普及させようと学生自らが動いて働きかけているという話を聞きました。 
この話に刺激を受けて、私も動いてみようと思いました。 
高校生の私が貧困問題を解決するためにできることを考えた時、大きな事はできないけれど、フェアトレードならできるかもしれないと思いました。 
それには、国際理解の「チョコレートから見る児童労働」の授業やヒロコーヒーを訪問した際のフェアトレード普及に対する企業努力の大変さを知ったことがヒントになりました。 
▶︎プラスαエピソード
また、課題研究『探究』の授業での私のテーマは、当初「貧困問題をどう解決するか」というものでした。これではとても範囲が広すぎるので、貧困問題の中でも児童労働に焦点を絞っていきました。
 

Q3. 文化祭で行ったフェアトレードのアンケートの中で興味を持った意見をいくつか教えてください。
「全てをフェアトレード商品にする」「大手のスーパーマーケットではフェアトレード商品を見かけるが、よく行くスーパーマーケットでは見かけないので、どんなお店でも購入できるようにする」などがありました。 
これらの意見は、多少の違いはあるものの、他のアンケート意見も含めてフェアトレードの認知度を上げるべきだという点では一致していました。 
この結果には驚きましたし、みんながフェアトレードを前向きに考えているのだと知り嬉しかったです。
▶︎プラスαエピソード
文化祭では、フェアトレード商品の方がよく売れました。今回はM社の商品と対比させて販売しましたが、M社はよく名の知れた菓子メーカーです。しかし、日本で認知度の低い海外の商品だと(珍しさがプラスに働いて)結果が異なるかも知れません。もし機会があれば、今度はこのような商品と対比させて販売したいと思いました。
Q4. 千里高校を卒業後、フェアトレードもしくは国際問題についてより深くかかわろうと思いますか。それはなぜですか?
はい。将来は「人の役に立つカフェ」を経営したいと考えています。 
このカフェでは、福祉的要素を取り入れたスタイルにし、 
①社会で働くことができない人と一緒に働いたり、 
②フェアトレード商品を置いたり、 
③フードバンクに寄付したりしたいです。 
また、簡単なことではないけれど、カフェを通して他の企業にもフェアトレードの考え方を広めたいと思っています。 
この夢を実現するために高校卒業後、社会福祉が学べる大学(社会福祉士の資格取得ができる)に行く予定です。 
大学では千里高校で学んだ視点とは別の社会福祉という視点から国際問題を考えたいと思っています。 
一方で、この大学の国際ボランティアサークルにも興味を持っています。 
社会福祉についてはベースを国内に、サークルでは海外にベースを持とうと考えています。 

▶︎プラスαエピソード

カフェのコンセプトと同様、人のために何かしたいという気持ちを持ったのは高校1年生の夏でした。それまでは子ども会や地域の集まりなどでボランティアをしていました。いわばボランティアという場が与えられていた、受身の気持ちでした。ただ人のために何かするという環境はありました。高1の夏、吹田市主催のボランティア体験の案内を見て初めて自ら行動を起こそうと思いました。2011年に起きた東日本大震災後の宮城県南三陸地域を訪れ、実際に現地の様子や高校生と交流することで、「私も何か役に立つことがしたい」と本当に心から思いました。このように私がフェアトレード商品の販売を実行できたのは、環境に恵まれていたからだと思います。


2019.2.9.開催 学習成果発表会『千里フェスタ』のご案内(教育関係者向け)

大阪府立千里高等学校 第14回「千里フェスタ」及び 
「SGH/SSH生徒研究発表会」「SGH実践報告会・公開勉強会」の 
開催について(ご案内) 

本校では、「総合的な学習の時間」や学校設定科目「探究」「科学探究」などの国際・科学高校の特色を生かした学習成果発表の場として「千里フェスタ」を実施しており、本年は第14回を下記のとおり実施いたします。

本校は平成27年度より「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」、昨年度より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」(2期目)の指定を受け、研究開発に取り組んでおります。

当日は、「千里フェスタ」と併せて「SGH生徒研究発表会」「SSH生徒研究発表会」、さらに教員対象の「SGH実践報告会・公開勉強会」を実施いたします。多くの方にご参観・ご参加いただき、本校の取り組みについてご指導、ご助言を賜りたく、ご案内申しあげます。

◆日 時 平成31年2月9日(土) 9:00~15:30

◆会 場 大阪府立千里高等学校  大阪府吹田市高野台二丁目17番1号

    (阪急・大阪モノレール山田駅から南へ800m、阪急南千里駅から北東 1km)

◆内 容  
8:30 ~ 受付
9:00 ~ 11:50 【午前の発表は保護者にも公開しています。】

・授業成果発表:1,2年生が約20会場に分かれ、「探究」「科学探究」「情報」「英語」「海外研修」などの成果発表のプレゼンテーション等を行います。また、「生活科学」などの成果作品を展示します。

・SGH生徒研究発表会(視聴覚教室):国際文化科2年「探究」口頭発表 11件
・SSH生徒研究発表会(図書室):総合科学科2年「科学探究」口頭発表 6件

12:40 ~ 13:40【ここからは事前に申込みをされた教員等対象です】 

・SGH実践報告会:課題研究『探究』について
          課題研究を支え・広げる活動
                                 (講演・ワークショップ・国内フィールドワーク・『探究基礎』・海外研修等)について

14:00 ~ 15:30 
・公開勉強会『SDGs×教科の魅力~各教科へのつなげ方と実践紹介~』
勉強会の講師には、山藤旅聞先生をお招きします。先生は生徒が主体的・自立的に学びを進める「対話式・双方向性授業」を実践しながら、教科の「学び」が社会課題の解決につながり、そしてその解決に向けて生徒自らが行動することを目指す授業スタイルに取組んでおられます。
SDGsを「窓」とすることで、教科学習を社会課題と結びつけられる可能性があります。また、SDGsをハブとして各教科が有機的に結びつくことも可能です。さらに、教員と生徒、保護者、外部リソースが「次世代の地球市民育成」という目的を共有して学習を構成することも可能になると考えます。
SGH指定校としてのこれまでの取組をこのような方向で発展させるために勉強会を企画しました。
同様の方向を目指しておられる、あるいは関心をお持ちの多くの先生方にお越しいただき、共通の課題について講師の山藤先生の実践経験からヒントを得られればと考えております。

◆参加申込や詳しい内容についてはこちらのご案内(PDF)をご覧ください。

2018年12月18日火曜日

2018.12.15.全国SGHフォーラムで2年生が発表


今年度参加し発表をしたのは国際文化科2年生の森吉さんと田中さんです。課題研究「探究」で研究している内容をポスターにまとめ、英語で紹介しました。

全国から、123SGH指定校と18のアソシエイト校の400人の他に、地元東京の5校とアジアかけはしプロジェクトで来日している23人の留学生が参加しているとの報告がありました。
朝6時台の新幹線で新大阪から出発、東京駅から徒歩約10分の会場・東京国際フォーラムには9時半ごろに到着しました。ガラスと白い鉄骨構造それに曲線を基調にしたデザインの近未来を思わせる会場です。



開会式に続いて、審査員の方と聴衆を前に2回発表を行います。4分間の発表時間に収めるために何度も構成を重ねていたおかげで、自分の言葉として話せていたように思います。






発表後の審査員の方からのcriticalな質問にも、的確に自分の考えを答えられていました。質問の内容は、児童労働の子どもの数の男女の内訳は?その差についてどう考えるか?実態を知った上で自分としては何が有効で何ができると思うか?といったものでした。これらに即座に答えられたのは、発表した内容の何倍もの知識や考察があったからだと考えています。



午後は、テーマ別のディスカッションに臨みました。本校生は「貧困」についての分科会でした。

貧困の原因は何か?有効な解決策は何か?高校生ができることは何か?グループ討論のあと全体に報告する形式で進められました。自分の研究や研修での経験を元にした意見が熱心に交わされていました。
閉会式で優秀な発表が表彰されました。表彰された研究は、次の点で優れていたように思われます。
  1. 地域の課題から出発している
  2. 海外研修による現地調査や国際比較を取り入れている
  3. 調査の結果を丁寧に分析している
  4. そこから考えられる解決策にまで言及している
  5. 4分間の中で魅力的に紹介している
この経験を生かし、さらに本校での課題研究がより良いものとなるように指導を進めていきたいと思います。


◾️参加生徒のレポート◾️
今回、SGH全国高校生フォーラムに参加し、全国のSGH指定校の生徒のポスター発表を見ることができ、とてもいい経験になりました。どの高校の発表も手が込んでいて、参考にするところがたくさんありました。 
グループ別ディスカッションでは、貧困について話しました。他校の生徒と会話をする事が出来て、とてもいいディスカッションになりました。積極的な生徒がたくさんいて、私も見習おうと思うことができました。 
私の中で一番印象に残ったのは、最後の全生徒でのディスカッションです。全生徒がいる中で、手を挙げて発表するというもので、発表する人はいるのかなと思っていたけど、誰も手を挙げていない、という状況が全くなく、感心しました。積極性に加え、発言力もとてもあり、英語での発言なのに自分の意思をはっきりと伝えれていて凄かったです。 
英語が出来るのは大前提として、自分の意見をしっかりと英語で発言することができるようになることが一番だと思いました。他校の生徒の英語のレベルの高さにたくさん刺激をもらえました。
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 私たちは午前中にポスターセッションで『探究』の授業で調べているアパレル産業での児童労働問題について、インドとカンボジアに焦点を置き、英語で「あなたならどちらのドレスを買いますか、どのように選びますか。」という題でプレゼンをしました。プレゼンの後には審査員のスタッフや他校の生徒から質問がありました。質問の中で自分たちのプレゼンの中で足りないことに気づくことができました。 
他の高校のプレゼンは自分の地域の問題に終点を置いている高校や、実際に発展途上国などに行ってそこの問題についてまとめ、解決策を自分たちで考えている高校もありました。いろいろな問題についてのプレゼンを聞けて興味深かったです。また、プレゼンテーション力の高さにも驚き、学ぶことがたくさんありました。 
午後はグループ別ディスカッションで私たちは貧困について英語で話しました。初めのほうは緊張であまり話せなかったけど、時間がたつにつれて緊張がほぐれ、話し合いが活発になっていきました。他の高校の人たちはフィリピンなどの現地に行って貧困について学んでいて、実体験に基づいて話して、自分で実際に足を運んで体験することの大切さを実感しました。同じ高校生なのに一つの問題について思っていることが違うこともあって面白かったです。私の考えと違う人もたくさんいて面白かったです。 
今回の全国高校生フォーラムで私は他の高校の生徒の英語力やプレゼンテーション力の高さに驚きました。また、私は海外の問題にばかりとらわれていたけど、私たちの身近にある地域にも問題があることを改めて実感しました。たくさん学ぶこともあり、すごくいい経験でした。ここで学んだことを二月の千里フェスタと三月に行われるSGH甲子園のプレゼンテーションに生かしたいと思います。
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2018年11月18日日曜日

2018. 10. 23. 11.5. 『探究』の授業で大学院生による論文指導

国際文化科2年生の課題研究『探究』の授業に関西学院大学と大阪大学から大学院生にお越しいただき、論文の個別指導を行っていただきました。

今年の『探究』は11講座あります。各講座に二人ずつ入っていただき、前もってお送りしてあった2年生の研究レポートに対し、具体的なアドバイスをしていただきました。
生徒の感想、指導にあたっていただいた大学院生の皆様のコメントは、後日掲載いたします。

今回は1回目。2回目は年末にお送りするレポートに対して1月に指導していただきます。

2018年11月5日月曜日

2018.11.2. 哲学カフェ「SNSについて考える」@千里高校《速報版》

主催は、コリア国際学園(KIS)の先生方と在校生、卒業生が中心となって組織されている『哲学カフェ実行委員会』です。昨年夏にSGH夏季Glocalフィールドワークの一環としてKISを訪問させていただいき、交流の機会を持てたのをきっかけに、本校2年生がメンバーに加わりました。

KIS校内に限らず様々な会場で行われています。本校での実施については、今年の夏にお話をいただき、KISの校長先生にも来校いただいて打合せを行い、このたびの実施となりました。

当日は、KISから中学生と高校生合わせて19人と先生がお二人、千里高校からは、在校生18人、卒業生2人と教員3人が参加しました。会場は本校のセミナーハウス。

今回のテーマは、SNS。全員で自己紹介をしてから、グループに分かれ、SNSの問題点と解決方法について意見を交わし、最後に再度全体で意見を共有しました。「自分たちの世代がルールを作っていかないといけない」といった頼もしい意見も出ていました。

グループでじっくり意見を出し合っています。

最後の全体会での発表

グループで出された《問題点、原因、解決案》を共有

千里高校の実行委員会メンバーの3人に実施後の感想を書いてもらいました。
今回の哲学カフェではKIS生と千里生、千里の卒業生、先生が参加してくれて中学生から大人の幅広い世代の人の考えを聞くことができました。テーマはSNSの問題点、その問題の原因、解決策について話し合いました。私たちの身近にあるSNSについて一度考えてみる良い機会となったと思います。またファシリテーターとして参加させてもらいましたが、みんなの考えを聞き、その意見を深く掘り下げていくことが難しかったです。また意見が出なくなったときの話の切り出し方も難しかったので、話のつなげ方をこれからの課題にしたいです。これからも哲学カフェを開催して、たくさんの人と交流して視点を増やしたいです。(E. N.さん)
今回の哲学カフェは私たちが主体となって運営する初めての試みでした。反省点などもたくさんありますが、今回は多くの千里生とKIS生が参加してくれて予定外の人数になり驚きました。ただ、人数が多くても哲学カフェの内容は参加している全員にきちんと経験してもらいたかったので、少人数にして一人一人が考える時間を設けることができるようにしました。私の班の中でも、みんなが発言をしてくれて違う観点からの意見を聞くことができました。終わったあとには楽しかったや良かった、また来たいなどの声を直接聞くことができたので嬉しかったです。(K. K.さん)
哲学カフェが成功して嬉しかったです。千里高校の私たちとKISでの直接の会議をする機会がなくて、成功するか不安だったんですけど問題もなく、むしろ大成功という形で終えることができて満足しています、人数も予想を上回って、多くの人に参加してもらえてよかったです。哲学カフェを通して、普段話すことの少ない1年生やKISの生徒とSNSという現代の私たちが抱える問題について話し合うことができて、今まで見えなかった視点や考え方にであえてよかったなと思っています。進行する上で反省点はいくつかあったのて、そこを見直して、次に活かせたらいいなと思います。(M. M.さん)

秋休み企業訪問研修2018生徒レポート_10. マンダム

テーマ:職場におけるダイバーシティ尊重(多文化・障害・ジェンダー)

【参加生徒から】
今回お話を聞かせていただいたマンダム様では積極的な勉強会などが行われていて、社員の方々が日頃からグローバルな課題を意識しながらお仕事をされているのが伝わりました。企業が課題について学べる機会を提供しているという環境は素晴らしいと思い、私も将来働く上で大切にしたい部分だと思いました。▶︎他にも、マンダム様はCSR活動を行う上でとても幅広い関係者の方々の意見を取り入れていて、海外事業では対話を大切に英語ではなく現地語で会社を運営しているのは驚きました。宗教など海外ならではの習慣や価値観の違いについてリアルな話を聞けてとても充実した時間でした。
今回の企業訪問で、多様性について深く学ぶことができました。マンダムさんはインドネシアにも会社を展開していると知りました。イスラム教には断食月があり、断食は一日中何も食べないのではなく、日が昇ってから沈むまでの間と知りました。その中でイスラム教徒の方と仕事をされるときに断食月の際は、お昼休憩の時間を短くし、その分早く家に帰って休めるように配慮されていると聞きました。このような工夫、多様性を尊重することが、これからグローバル化が広がっていく社会で重要だと感じました。▶︎お忙しい中このような貴重な機会を作っていただきありがとうございました。
今回の企業訪問でたくさん学ぶことができました。▶︎私は薬学に興味があり、その中でも化粧品の研究や製造が特に気になっていたので、今回の企業訪問でマンダムを選びました。自分の目で化粧品会社を見てみたかったのですが、研究などに関してはあまり見れなくて残念でした。▶︎そのかわり、私は今まで人権とか宗教とか形のないものにはなかなかピンと来ることがなかったのですが、今回西山さんの体験談を色々聞かせてもらって、世界って本当に広くて、私たちはほんの少し一部の世界しか見てなくて、それも自分たち中心でしか世界を見てこなかったということを改めて認識して衝撃を受けました。私は海外で生活したことがあって、それなりにわかっていたのだと勝手に思っていたのですが、今回の講習で自分がどれだけ甘かったのかを改めて感じました。例えば、差別としてタブーとされるCMは本当にわからないものがいくつあって、答えを言われたら「なるほど」ってなりましたが、自分でそれを気づけないのはやはり日本の視点から物事を見ていて、世界の視点を知らないからなのです。もっともっと自分の世界を広げていきたいと思いました。▶︎また、自分が気になっていた海外の商品と国内版との違いも実際に見ることができ、確かな違いを感じました。それも世界の視点から物を考え、作ってるのだなと感心しました。そこからも世界の広さを感じました。
私は企業訪問研修で、私とは異なった立場、考え方の方から、様々なことを聞き、知ることができました。日本でしか暮らしたことのない一人として、伺ったインドネシアの環境はとても良いものだと思いました。多様性に寛容だということは素晴らしいと思います。「長い時間軸」で物事を見るということは、私が常々勧められている「永遠の観点から物事を考える」ということに共通しており、やはり先まで見据えての決断は大切なのだと感じました。
今日はたくさんのことを学べて本当によかったです。その中でも特に印象に残ったのは、広告の話です。黒人や白人の問題、LGBTなどの人権の問題など、現在世界には様々な問題があって、広告を使う側もよく注意しないといけない時代です。そしてそこには、企業側の「価値観の違い、多様性を認める」というメッセージが含まれているというのに感銘を受けました。確かに、肌や髪の色、宗教、価値観の違いだけで人を判断し、取る態度を変えたりするのはよくないことだと思います。それを、広告という形で世の中に届けることができるのは、凄いと思ったし、広告の重要性も改めて気付くことができました。今私に出来ることは限られてるし少ないと思うけど、いつかそういった偏見などがない社会になればいいなと思いました。
探究の研究に役立つと思い参加しましたが、自分の研究している分野以外にもたくさん面白いお話を聞くことができて、とても有意義な研修でした。お話の中でも「日本人はそう感じにくいけど、他国から見たら日本もマイノリティなんだよ」という言葉が心に残りました。たくさん質問もできて、良かったです。
最初にマンダムの歴史、具体的にどこでどのように商品を展開しているのかなど詳しく説明していただいて、とても分かりやすかった。そして、私が広告とグローバリゼーションについて探求しているということで、コスメの広告での人権問題など具体的な例をあげて疑問に答えていただいて、とても参考になった。
私はマンダムさんにて雇用やCSRについて沢山学ばせていただきました。▶︎一つ目は企業が雇用するにあたりさまざまなことに対して配慮しなければならないことがあるということです。私は配慮しなければならないことが沢山あるのはわかっていたのですが、実際の量に驚きました。わたしは一つの問題に対して被害者が出ないようにすればいいと思っていたのですが実際はそうではなく、その人と働いている人や家族また世間や国に対してまで配慮しなければならないと知り、人を雇用するのとともに、会社を経営したり物を売ることには様々な責任が付いてくることを知ることができました。▶︎二つ目はCSRについてです。CSR推進室の室長さんご自身がインドネシアにて働いておられた時に体験なされたことをお話ししてくださいました。インドネシアはさまざまな宗教が存在していて認められている国だということはしっていたのですが、まさかそれぞれの宗教のお祝い事などに合わせて国や会社が配慮しているとはおもいもしませんでした。室長さんのお話の中で特に印象にのこっているのがイスラム教の断食月に合わせて会社の始業時間と終業時間が変わったり、イスラム教でない人もみんなで食事を食べに行くことなどです。また子どもがいる家庭の人に対しては少し遅れてきても子どもの世話が理由の場合は大丈夫という点です。日本は仏教を信じている人もしくはとくに気にしていないという人が多いからなのかもしれませんが、日本の会社でインドネシアの企業のように配慮がなされているということは滅多に聞いたことがありません。しかし最近はグローバル化が重視されていることもありこのような対応を取り入れていかなければならないと思いました。▶︎マンダムの皆さん私たちにさまざまなことを楽しくわかりやすく教えていただきありがとうございました。
【引率教員から】
・CSR推進部より、以下の内容でレクチャーをいただきました。
   1.  マンダムグループのご紹介
   2. 企業の社会的責任とサステナビリティの基礎知識
   3. 最近の社会・環境課題と国際社会の潮流
   4. 日本国内と国際社会における広告と人権の問題と対応事例
   5. 質疑応答と意見交換 
・社会との共存、共生、共創という株式会社マンダムの「考働原則」や人間尊重の精神には生徒も目を啓かされたのではないかと思います。 
・国連グローバルコンパクトやSDGsの取り組み、そして企業の社会的責任についてのお話も理念だけではなく、世界の企業の取り組み事例やマンダムグループの活動のご紹介など、具体的で人間の顔や姿がイメージできるものでした。また、今回、生徒との質疑応答にて紹介のあった広告から読み取れるステレオタイプの問題性や人権課題の事例なども大変刺激的でした。 
・質疑応答では、人種や民族、宗教、文化、生活習慣、価値観の違いなど多様性への対応や配慮について、国内外の具体的な事例を紹介しながらわかりやすくお話しいただきました。

【マンダム ご担当から】
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。今回の取り組みを通じて、若い世代のグローバル視点での社会課題に対する意識の高さや考え方に触れることが出来ました。 
当日の質疑応答とディスカッションにて、生徒の皆様より非常にレベルの高いご質問やコメントをいただきました。 
特に、人種や民族、宗教、文化、生活習慣、価値観の違いなど、日本国内とは違うグローバル視点での多様性の確保と対応の重要性について非常に興味を持たれていることを感じました。 
今後も皆様と一緒に、多様性が確保された持続可能な社会の実現にむけての課題を探究していきたいと思います。ありがとうございました。