2023年1月22日日曜日

2023.1.21-22. 大阪教育大学WWL 高校生国際会議で国際文化科2年生4組が発表

 2023年1月21-22日の2日間にわたり大阪教育大学WWL 高校生国際会議が開催されました。会場は大阪教育大学天王寺キャンパスでした。

参加校は、大阪教育大学附属高等学校池田校舎・平野校舎のほか、金光学園中学・高等学校、奈良女子大学附属中等教育学校、沖縄県立那覇国際高等学校、韓国 清州外国語学校、そして本校でした。1日目は、分科会に分かれて英語での研究発表とディスカッションがおこなわれました。

本校からは国際文化科2年生の4組8名が「探究」の研究成果をプレゼンテーションしました。発表者とタイトルは、次の通りです。

  • 米田捺希さん、渡邊亜実さん “Make life worth living by make-up therapy” 
  • 藤井藍那さん、山本さくらさん  “How to allow foreign tourists with tattoos to enter Japanese hot springs” 
  • 大橋澄鈴さん、高田真帆さん “How we can reduce food loss and how to help children 15 years old or younger eating alone” 
  • 石橋花音さん、久幾田真依さん “How to hold a swishing party event at our high school” 
また、米田さん、渡邊さん は分科会の司会を務めました。オンラインで行われた事前打ち合わせの指導を受けて質問やテーマの設定など準備を整えて当日に臨んでいました。質疑応答の進行やディスカッションのホスト役は大変だったと思いますが、自信につながる経験だと考えています。



2023年1月7日土曜日

2023.1.6. 「国連勤務経験者の卒業生と語る会」を開催しました。

 

2023年1月6日(金)、本校の卒業生で元国連職員の沼田隆一さんをお招きし、国連・国際協力・グローバルな職場や交渉で必要となるスキル等についてお話しいただきました。講演会という形式ではなく、希望者対象に座談会のような形で実施しました。生徒・教員合わせて約20名が参加しました。

校長からの挨拶に続き、まず生徒から自己紹介と参加を希望した理由を話してもらいました。



その後、沼田さんから自己紹介としてこれまで歩んでこられた経歴をお話しいただきました。

■プロフィール
ぬまた・たかかず 大阪市生まれ。学習院大学卒業。合衆国国際大学MBA取得、博士課程終了。1981年フィラデルフィアの製薬会社に入社。1987年にJPO(外務省国際機関人事センター)試験に合格。国連開発計画(UNDP)に勤務し、パプアニューギニアにてプログラムオフィサーとして働く。1989年にニューヨークに異動し、UNDP内の国連資本開発基金へ。以来20年以上ニューヨークにて発展途上国の開発プロジェクトやPKO活動など、様々なミッションに参加。現在は国際公共調達市場へ日本企業が参入するためのアドヴァイスをする傍ら、大学や大学院で国際機構や多文化のなかでの交渉などを中心に講義を行っている。(この紹介文はhttps://jbpress.ismedia.jp/search/author/沼田%20隆一より引用)

続いて、用意していただいたスライドを使って 、現在世界が直面している課題、SDGsとMDGsグローバルコンパクトといった解決のための取り組みとその進捗がまだ不十分であること、それらを前進させるため世界の人々と連帯して取り組むために必要な基礎となる「多文化間での交渉とそのためのインターパーソナルスキル」について説明していただきました。


インターパーソナルスキルとは、「相手と正確かつ効果的にメッセージを交換しあうだけでなく、相手を観察し,反応やその奥にある動機などを分析して、相手とより良い人間関係を構築して行動するためのスキル」である。その重要な要素には言語の他に、「身体表現・宗教・文化・習慣・価値観・歴史の理解」といった相手に対する理解と「極度のストレス下での感情のコントロール・違いを受け入れる能力・チームプレー」といった自分をコントロールする力があるということを、具体的な例を挙げながら説明していただきました。


その上で、交渉に挑むための一般的な”原則”と異文化間で交渉を行う際の留意点について経験談を中心にお話しいただきました。

そして若者へのメッセージとして最後にあげられたのは、次の内容でした。 
これからの地球を守る諸君へ
"無関心は地球の脅威となる”                                             
いつも心にもっていたいもの:
PASSION
PERSEVERANCE
RESILIENCE
CURIOUSITY
ACTIVE/SPEAK OUT (ゆでガエルの法則)
そして
LOVE
最後に約40分にわたりオープンセッションとして参加者からの質問にお答えいただきました。参加生徒は、国連職員の任期や個人のライフイベントとの両立のしやすさ、仕事に必要な語学力の伸ばし方などについて全員が質問をし、沼田さんから具体的に答えていただきました。


<参加生徒のアンケートから>
■最も印象に残った点は?
・世界が危機から脱出するためには、多文化での交渉が大切ということ。自分が思っているのと全く異なっていた。
・異文化間の交渉で一体感を大事にすることで、進みやすいということ. 
・異文化間で交渉するには気をつけなければいけないことがたくさんあるという点

■グローバルなマインドが向上したと思う点は?
・交渉をするために、その人の情報が必要だと知った点 
・Yesという意味で首を横に振るという文化を知って、文化によって大きな違い があり、もっと知りたいと思った。
・それぞれの国の文化の違いは大きな壁で、細かな対応が必要だという点 

■あなたの進路の選択肢はどのように広がりましたか?
・知らないことを沢山教えていただいた。
・道が決まった訳ではないが、これから進む上でどの道になったとしても使えることだと思った。
・ 国連で働きたいと強く感じた。

■参加して良かったと思う点は?
・自分から動くことが一番重要だということを知れたから、もっとActiveに動こうと思いました。 
・今、進路が定まっていないが、これから海外との交流をもっとして、 文化のちがいをもっと知りたいと思うことができた。
・国連の働きやすさや方針について知れた点。 


<参加教員のアンケートから>
■最も印象に残った点は?
・生徒たちにどういう能力を身につけさせると良いのか 、大変参考になりました。 
インターパソナルスキル

■グローバルなマインドが向上したと思う点は?
・今まで以上に強くグローバルな課題に心を持ち続けなければならないと感じました。
多文化間での交渉に関して学んだ。
・人間って私と違うとあきらめておく。その上でリスペクトすることが重要。これは誰に対しても何に対してもあてはまると考える。 

■生徒に提案できる進路の選択肢はどのように広がりましたか?
・本当にやりたい仕事があるのならば、勇気を持ってとび込んでいけば、夢はかなう。そのためには、事前準備・勉強が大切。 
「世界(海外)で働きたい」というばく然としたイメージを持つ生徒に (国連に限らず)どんなことが大事なのか、示すことができるようになった。 

■参加して良かったと思う点は?
・人生にPASSIONやLOVEを持ち続けよう!ということを再確認できました。
世界と共に生きることの大切さを教員として生徒に伝えていけるようがんばりたいという気持ちを新たにしました。
「国連の仕事」という、イメージできるようで具体はよくわからないことについて一端を伺うことができた。

<この行事は、三菱みらい育成財団からの助成を受けて行いました。>

2022年11月13日日曜日

2022.11.10-11. 国際文化科2年「探究」 大学院生・大学生による個別論文指導

 千里高校の国際文化科2年「探究」の授業に大阪大学の大学院生・大学生のべ23名を招いて、個別論文指導をしていただきました。

4月のテーマ設定から始まり、夏休みを中心に行った取材や調査の結果をまとめ考察を加えた段階が現在です。この段階で重要になるのが、論理の流れに問題がないかを点検し、問題があれば再構成を行うこと、また、考察に基づいて次の調査を構想することです。今回の指導はこの部分を中心にお願いしました。

授業の基本的な流れは、次のように設定しました。

  1. スケジュールの確認等 5分
  2. 大学院生・大学生指導者(TA)の自己紹介(専攻について、簡単に研究内容も話してもらう。)5分
  3. TAから全般的なアドバイス 5分
  4. 個別指導 1周目 担当4件の場合=10分×4
  5.   〃   2周目 5分×4
  6.  まとめ(共通する指導後アドバイスを話してもらう)5分

TAの皆さんには生徒のレポートを事前にお送りし、あらかじめコメントをつけていただいた上で、補足説明や生徒からの質問への対応を行っていただきました。





生徒の「振り返り」から、生徒たちがこの指導をどのように受け止めたのかを紹介します。普段対話している担当教員以外の方からの「セカンドオピニオン」をもらうことにより生徒の熱量がアップした様子がうかがえます。

  • 今回大学生の方にアドバイスを頂いて、自分たちのできているところと改善点を明確にすることができました。論文のまとめ方も教えていただけたので良かったです。 
  • 具体的なアイデアを教えていただいてとても助かった。より、今から調べていくことが明確になった気がした。これから調べていくことが、内容に沿っているかとかを聞くことができたので、もっと具体的に行動していきたい。この研究をよりよくしていくための方法がわかったのでこれから調べていくのが楽しみ。 
  • 第三者の目線から意見をいただけてとても参考になった。順序を考えて構成し直してまとめていこうと思う。 
  • 自分一人では行き詰まって悩んでいたところを解決に導いてもらったり、気付くことができなかった視点からのアドバイスを頂いた。今後やるべきことが更に明確になったと思う。 
  • 自分の論文を読んでもらって意見を聞けてよかった。中間発表のときとは違い、文章だったので文の繋がりなども見てくださったのがありがたかった。自分の調査が行き詰まってしまっていたけど、今回のお話を聞いて今後どうするか大まかに決まったので良かった。
  • 次は年末までのレポートを再度見ていただくことにしています。 

    <この行事は、三菱みらい育成財団からの助成を受けて行いました。>

     

2022年11月3日木曜日

2022.10.21.  国際文化科2年生の課題研究「探究」中間発表会を開催

 本校では、2年生の課題研究「探究」(国際文化科)・「科学探究」(総合科学科)の校内発表会を年に2回、10月と2月に行っています。このうち10月の中間発表会を21日の午後に開催しました。

国際文化科の「探究」では、例年行っている代表発表12件だけではなく、今年度初めて代表以外も全員が発表する形式を導入しました。また、従来の1年生に加え、3年生も聴衆や助言者として参加しました。

代表発表では、12ある講座から講座内発表を経て選ばれた代表が視聴覚室で研究の報告をします。助言をいただくコメンテーターには、大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター 特任教授の榎井縁様と中西金属工業株式会社サステナビリティ戦略部 未来共創室の岡田満菜美様をお迎えしました。





代表発表以外の発表は、9教室に分かれ、6,7人の小グループの中で、グループを変えながら各研究3回ずつ発表を行いました。発表後には、全員からコメントもらい、また、コメントを記入したカードをもらうという形式としました。また、それぞれの教室には大阪大学から合計17人の大学院生・大学生をティーチングアシスタントとして迎え、研究の先輩としての立場からの助言をお願いしました。

また、今年度は発表を振り返る際に利用するワークシートを「探究」「科学探究」で統一しました。

生徒の感想からは、コメンテーターのおふたりから、TAの大学生・大学院生から、生徒間でたくさんの学びがあったことがわかります。

先輩方の発表を聞いて、見本にするところやそれに対する意見や提案をきくことで来年の発表をどうすればいいかがわかった。コメンテーターの方々のはなしもきき、発表時に気をつけなければならないことが分かった。

コメンテーターの方に言われたことは、今後の自分の探究の指標になっていきそうなことが多かったので、こういうふうにやっていこうという目標ができた。

コメンテーターの先生の話を聞いて、表題と結論のずれを無くすというのが研究発表をする上で大事なんだと感じた。 二年生の発表をいくつか聞いて、特に話の内容がわかりやすく聞こえた発表に共通するのは、仮説と根拠がどれくらいしっかりと考えられているかということだ。仮説と根拠がしっかりしていると、実際に行う調査の内容がより深まって次につなげるための考察が十分にできていると感じた。また、発表の流れもスムーズになるので、来年の探求の活動のときに気をつけようと思った。

探究発表では課題を見つけてからそれについて調べる方法が自分では思いつかないような方法があったので自分が探求発表をする際に参考にしようと思った。三年生コメンテーターの人の感想で自分にはなかった考えを聞くことができて参考になった。

コメンテーターの方のアドバイスは自分がこれから成長していくうえで、とても為になるものだった。自分の考え方や主張に持っていくための根拠や動機など、聞いている側が欲する情報を理解できた。

スライドをどのように作れば見やすいのかや、インタビューをすることで発表により信憑性が出でくるなと実感しました。 また、コメンテーターのお二方が仰っていた通り、自分もはじめに提示した問題からそれてしまう事があるので、気をつける必要があるなと感じました。

研究の内容はもちろん、研究の進め方や発表の仕方など多くの面から得られるものが多かったと思う。コメンテーターの方々や3年生からのコメントは自分にはなかったものの見方で、それも面白かったし学びにもなったと思う。

コメンテーターの方から子ども食堂の支援や食品ロス対策をしている企業について教えていただけたので今後の参考にしたい。また、グラフも導入してわかりやすいスライドを作りたい。

思っていたよりもレベルが高くて驚きました。コメンテーターの先生方も仰っていたように論理的に探究することを忘れないこと、経緯をしっかり示すこと、前を見て発表することを来年意識して取り組みたいなと思いました。

自分の考察のプロセスを示すのが大事だとわかった。その問題に対してどれだけの思いを持っているかを語りかけるように話して伝えるのが大切だとわかった。また、結論が仮説と変わるかもしれないと思ってやると、面白いし、新たな発見につながると、コメンテーターの方がおっしゃっていたから、仮説に縛られすぎないように探究活動を進めていこうと思った。

今回全体を通して思ったことは、まず先輩方の発表の上手さにとても驚かされました。課題に対する対策も大雑把なものではなく、とても具体的に書かれているのが印象的でした。対策も発想力が豊かで素敵なものばかりでした。また、実際に人や企業に直接問い合わせをしたり、質問をしている方も多く、本当に圧倒されました。しかし、その中でもコメンテーターの方のアドバイスがあり、もっと具体的にこの部分について話したほうがいいなど、それを聞くと確かにそのようにするとより良くなるなと学べるところがあり、自分も積極的に学んだことをこれからの発表の場などで使用していこうと思いました。次に教室会場では、私はなかなか発表をしてくださった先輩にアドバイスなどができなかったのですが、周りの人は様々な観点からアドバイスを行ったりしていてとても驚きました。自分は、なかなかこうしたほうがいいなどのアドバイスを色々な観点から考えたりすることが苦手なのですが、何度もたくさんの経験を行っていって、周りの人達のように様々な観点からたくさんのことに気づける人になりたいです。今回の探究中間発表では学べるところがたくさんありました。これを生かして、発表の場などでみんなに素晴らしいと思ってもらえるようなものを作っていきたいです。

コメンテーターの方のアドバイスが的確で研究のイメージが膨らんだ。研究を進める中で、課題や課題解決のために何を知り、何を思ったかが大事だと思った。

今受けている探究基礎の授業の内容を活かし、自分で定めたテーマについて深く掘り下げることは本当に大変なことだと思った。先輩方が真剣に取り組んでいる姿を見て、本当に自分も来年できるのか少し不安な気持ちにもなったけれど、TAさんやコメンテーターさんの話やアドバイスを聞いて、大体の重点的にすべき項目については理解できた気がする。独創性があり、聞き手に発見を与えられるテーマを見つけられるように、視野を広く持ちたいと感じた。

代表者の発表を聞いて、どのグループも研究に筋が通っていたと思いました。筋が通っていると、研究テーマからリサーチクエスチョン、仮説、考察とスムーズにまとめられていました。発表が頭に入ってきやすかったのは、テーマやリサーチクエスチョン、仮説の根拠が十分だったり調査が身近なもので自ら参加したりといったグループの研究でした。コメンテーターの方から、多くのグループはテーマと考察がずれているということを学びました。論文づくりのポイントとして数値の母数はいくつか、引用元はどこなのか、研究論文をたくさん読むということも知りました。また自分の研究発表を通して、スライドでの説明不足の部分や根拠が不十分な部分に気づくことができました。TAさんからは研究の不明瞭な部分などを厳しく指導していただき自分の発表をよりよくしていきたいと感じました。

今回、講座代表として発表して、コメンテーターの方に、自分たちの探究活動について興味を持って頂けたのはとても嬉しかった。

今回はじめて大学の先生に話を聞いてもらい貴重なお話を聞くことができてとても良い経験をすることができました。また他の人の発表を聞いてみて自分がいかに調査不足だったか痛感しました。今回のアドバイスから、次は行政との関わりや主題と最後の終わり方がつながるように話を進めたいと思いました。正直なところ自分にとって悔しいな痛いところを質問されたなという気持ちが多かったので次はよりみんなに納得してもらえるような良い面白い研究がしたいです。今回このような場を設けていただき、実際にアドバイスコメントをしてくれたお二人の方に感謝したいです。

1年生の意見、TAさんからの新たな知識は全て目からウロコの情報ばかりで、自分たちの発表原稿やスライドの穴が色々見つかって、これからの探究に活かせると思いました。 また、一年生から思いがけない質問がでてきて、自分も固定概念を外せないで探究を行っていたなぁと反省が見つかりました。

常になぜ?という疑問を持ち続け、極めていくことが探究において重要なのではないかと感じました。阪大のTAの方の質問がすごく参考になったので来年も来て頂きたいです。

他の人に見てもらうことで今までとは違う新たな意見を取り入れられると思った。 TAの方に指摘してもらったことはどれも核心を突くもので勉強になったので今後に生かしていこうと思う。

1年生や3年生からとても興味深いコメントを頂いたり、大学生の方からもアドバイスを頂いたのでより探究が進みそうだと思った。

今回の中間発表で、主に3年生大学生・大学院生の方々から具体的なアドバイスをたくさんいただいてこれからの探究に活かせそうなことが多くあって今後それらに基づいて調査を進めていきたいと思った。

発表の内容や方法、構成に至るまで学ぶことが多かった。 色々な研究テーマがあって、聞いているだけでも面白かった。大学生の方々の鋭い指摘は非常にためになった。

実際に大学生3年生から貴重なメッセージを頂いて、これからの探究の授業に生かしていきたいととても思いました。

9つの発表を聞いていく中で、「こういうときはこうするんだ」「こういうことを意識して調査するんだ」という次に自分が探究を行う時の注意点などを要所要所で発見したり気づくことができた。それぞれの発表がそれらの具体例になってくれたり、三年生の先輩方や大学生コメンテーターの方々の意見からさらにそれを深めたり自分で気付けない発表、研究の要点が聞けてとても楽しみになった。

1年生:「とてもある」132人中91人 69%
2年生:「とてもある」119人中95人 80%
3年生:「とてもある」  70人中25人 36%
(国際文化科各学年4クラスの中で回答のあった生徒の集計)

2回目の課題研究校内発表会は、2月2日~4日開催の学習成果発表会「千里フェスタ」の中で行います。参観受付については、後日学校HPでご案内する予定です。

<この行事は、三菱みらい育成財団からの助成を受けて行いました。>



2022年8月15日月曜日

2022.8.2-5. 「国際交流サマープログラムin九州」を実施しました

 

8月2~5日(3泊4日)、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学をメイン会場として、ディスカッションやプレゼン、地域フィールドワークなどの体験研修を行いました。

本校の1・2年生計48名が参加しました。立命館アジア太平洋大学で学んでいる外国人留学生をグループリーダーとし、生徒は7人ずつの7グループに分かれて1人のリーダーの下、3日間午前・午後を通じて様々なワークショップが実施されました。

留学生の出身国は、インド、スリランカ、ベトナム、インドネシア、バングラデッシュ、ウズベキスタン、コートジボワールと多岐にわたる上、普段生徒達があまり会ったことのない国出身の留学生が多く、その意味でも生徒達には新鮮な体験であったようです。

7人のグループリーダーの他に研修全体の運営進行を担当する講師2名も外国人留学生(インドネシア・フィジー)であり、それ以外にサポート役の日本人スタッフが常時3・4名いたため、明るく賑やかで活発な雰囲気の下研修は進められました。


研修はすべて英語で行われましたが、リーダーの中に英語ネイティブは1人もいませんでした。彼らが第2言語として不自由なく英語を駆使する姿に感銘を受けた生徒も多く、また、発音やアクセントもそれぞれに異なっているという点も生徒にとってよい刺激になったと思われます。

1日目は、自己紹介をはじめ様々なicebreaking activitiesを通して生徒の英語発話に対する心理的ハードルを下げる活動を中心に進められ、その後各リーダーの母国紹介のプレゼンを聞き、見識を広めました。

2日目は各リーダーの出身国が抱えるSDGsに関する問題についてリーダー自身のプレゼンを聞き、その後グループで意見交換しました。午後からは別府市内の各温泉施設を中心に班別にフィールドワークを行い、観光業とSDGsとの両立を目指した取り組みについて学びました。

研修最終日3日目は、まず午前中、近隣の湯布院を訪れ、温泉街を視察しながらオリエンテーリング活動を行いました。午後からは大学キャンパスに戻り、これまでに学んだ内容から、各リーダーの出身国が抱えるSDG課題に対する生徒なりの解決に向けたアイデアを出し合い、最終的に各グループがスキットにまとめて発表し、リーダー達にコメントしてもらいました。



3日間様々な国の留学生との交流で視野が広がり、また英語でのコミュニケーションに慣れてきた上に、最終的に自分達のアイデアによる何らかの提案を英語プレゼンという形で行ったことからくる達成感や高揚感が得られ、「もっと英語を話せるようになりたい」、「もっと世界の様々な課題について学びたいという刺激を受けた」などの肯定的な感想が多く得られました。

新型コロナ再拡大の中、安全性が懸念されたでしたたが、幸い問題なく実施でき、海外研修が困難な現状において、生徒たちへの英語学習、またSDGs教育に対する動機付けとして非常に有意義な研修になったと言えます。

《事後アンケートの4段階評価結果》
いずれも、1.そう思わないー4.そう思う
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 1.「英語コミュニケーション力向上」に関して得られたことは多かったですか?。回答数: 37 件の回答。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 2.「異文化・他国理解」に関して得られたことは多かったですか?。回答数: 37 件の回答。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 3.「地域の取組み理解」に関して得られたことは多かったですか?。回答数: 37 件の回答。
4.「進路(自分が将来やりたいこと)の選択肢を広げる・見つける」に関して得られたことは大きかったですか?
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 4.「進路(自分が将来やりたいこと)の選択肢を広げる・見つける」に関して得られたことは大きかったですか?。回答数: 37 件の回答。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 5.全体としてこの研修に参加してよかったですか?。回答数: 37 件の回答。

《質問「全体としてこの研究に参加してよかったですか?」への記述回答から》 

たくさんの国からの留学生と交流できて視野が広がったし、話したことがない千里生とも仲良くなれて、周りの英語話せるようになりたいという強い気持ちに刺激を受けた。また、文法の間違いを恐れずに、積極的に英語で発言できるようになった。 

ずっとAPUの教室にいるのではなく、由布院や鉄輪でのフィールドワークもあって飽きずに楽しく活動できました。4日間一瞬だったけどたくさんのことを知れたし、貴重な経験になった。 

本当に充実した時間を過ごせて、とても良かったです。学習面だけでなく、何から何までとても楽しかったです。ここまで積極的に参加して、グローバルリーダーともメンバーともここまで友達になると思っていませんでした。 

最初は自分の英語力で、研修についていけるのかどうか不安でしたが、普段交流することのない一年生などと協力しながら、チームのみんなの英語力を持ち寄ってたくさんのことに挑戦できたように思います。研修ももちろんですが、ホテルでの宿泊も友達と話すとても良い機会でたくさんの思い出を作ることができました。 

普段の机に座った勉強ではなく、実際に観光地を訪れてみたり自分たちで発表の制作をするのがすごく新鮮で楽しかったです!また、友人とも普段過ごせないような時間を過ごすことが出来たので良かったなと思いました! 

母国語として英語を使う国から来た留学生の人が少なかったので、発音などが国ごとに違っていてとても面白かったです。 

留学生と英語でコミニケーションをすることで、英語に対する関心をもてたことガチガチの英語の授業や交流ではなく、観光をしながらコミュニケーションをとれたのでとても楽しめた。 

短時間で数多くのことをこなさなければいけなかったので情報の処理能力や思考力が身についた。 

授業のような学び方ではなくグループワークが多くて自分の意見や考えが言いやすくて良かった。挑戦できる場が多くて楽しかった。 

私はもともと英語が得意な方ではなかったけれど、この研修を通して自分から英語を話す力が身につけられたと感じられたのが良かった。 

最初は4日間上手くやっていけるのか不安だったけど留学生の方々や周りのみんなの雰囲気がよく、学びやすい空間でした。とても楽しかったです。 

更に英語に興味を持ち進路の選択肢をひろげることができた。 

英語を使いながら社会問題について話し合うことができてよかった。 

ここまで英語を使い続けるということがなかったし、海外の許容範囲というか優しさというか懐の深さに包まれてたくさんのことに挑戦することができた語学研修になったなと思う。非常に貴重な体験になったと思うので行ってよかった。 

研修を受けることができたことで同年代の自分とは違う考え方を知ることができ楽しかったです。とても貴重な経験をさせていただきました。 

今回の語学研修の中で1番良かったと感じたところは大学生の方の雰囲気でした。最初に「mistakes are OK!」と言ってはくれていましたがどうしても失敗が怖かったです。ですが話していくうちに失敗を恐れてたら何も益を得られないと思うようになり頑張って話しかけようと思い始めました。実際に話してみると私の英語はめちゃくちゃだったと思いますがそれでも理解し、楽しい会話をすることができました。 

<この行事は、三菱みらい育成財団からの助成を受けて行いました。>