2018年11月5日月曜日

秋休み企業訪問研修2018生徒レポート_8. 日本電産

テーマ:紛争鉱物規制への協力を中心に
【参加生徒から】
事前に見ただけでは分からなかった、紛争鉱物のサプライチェーンに関しての取り組みの内容やCSRについてなどを知れてよかった。また、私のイメージではモーターとかそういう製品を作る会社では本当に作るのだけ追求するって思っていたけど、今の社会の流れでは例えばサプライチェーンに何か問題があったら切り捨てるのではなく共に解決法を考えるというふうにしていくことが求められているということを知った。会社どうしの結び付きの強さを求められる世の中になっているとわかった。
今回の訪問ではサプライチェーンと女性の社会進出について様々な話を聞き様々なことを知ることができた。サプライチェーンの話では紛争鉱物を使わないということは世界の平和につながり私達ができる身近なことだとわかった。女性の社会進出の話では時差勤務や時間単位年休など様々な制度を取り入れるなどの工夫がされているとわかった。また、カムバック制度などの制度もあり、育休後の復職率も高かったことから働きやすい環境が整えられていることがわかった。
「サプライチェーン」とは製品が原材料の場所から私たち消費者が手にするまでにどのようなルートで作られてきたかというもので、近年問題視されている紛争鉱物の問題にも深く関わっているものです。日本電産さんでは日本電産グループが調達する材料や部品のサプライチェーンの実態を調査されました。▶︎この調査は製錬所情報を特定するまでサプライヤーを遡って調査され、その数は一万社を超えるそうです。回収されたすべての調査票を社員さんが一つ一つ目で確認して報告書を作成されたそうですが、その時間や労力は私が想像する何倍も大変なものだったと思います。▶︎また、調査途中に紛争鉱物を使用している会社を発見した場合は単にその会社との取引をやめるのではなく、一緒に問題を解決するという話を聞いて、日本電産さんは社会的な責任をしっかりと果たされている企業なのだと改めて感じました。そして私も将来、社会から必要とされる企業で働きたいと思いました。
企業は社会の期待に応えながら利潤を追求すべき、ということを学んだ。今回のお話を聞いて、モーターを作る会社が深く考えていてすごいと思うことがいくつもあった。▶︎私はCSRという言葉を初めて聞いた。これは、「企業の社会的責任」という意味である。日本電産では、お客様のことだけでなく、環境や人権、労働などにしっかりと向き合っている企業であった。その為に様々な理念を掲げ、堂々と運営しているところに私は惹かれた。それは、遠いアフリカの国のことへも目を向け、いち早く問題解決への行動を起こしていることもひとつである。私は、スマートフォンなどに紛争鉱物が入っていることは知っていた。しかし企業へ実際にお話を聞くと、それがとても身近に思えた。紛争を長引かせている理由の一つが、自分かも知れないと思うと、この問題はもっと現実的に考えるべきだと思った。さらに、日本電産では、仮に取引先が紛争鉱物を使用していると分かれば、サプライヤーと一緒になって解決する、という。これは特に印象に残っている。▶︎また私は、日本電産は、従業員を大切にするということに、とても好感を持った。女性や障害者を含め、全ての従業員が働きやすいように、今でも継続的に会社を良くしているところもすごいな、と思った。▶︎最後に、「高校生は何事にも挑戦することが大事」とおっしゃっていたので、私も様々なことに挑戦して、この経験を将来に役立てたい。
私はこの研修で、CSRとダイバーシティについて学びました。社会から求められるレベルがどんどん上がってきている今、日本電産では社会のためにどのような活動をするべきなのかを広い視野で考えていて、部品を作るだけが会社の仕事ではないのだということがよく分かりました。また、女性がより働きやすくなるために在宅勤務や時差勤務の制度が取り入りれており、将来この活動がより多くの会社に広がればいいなと思いました。
今回の訪問で、私は企業に対する見方を変えることができた。現在、国際的に紛争鉱物が問題となっており、それらが使用される機器を生産する企業が対策に乗り出しているが、日本電産もそのひとつであった。また、育児を理由に離職する女性が多いことも社会問題のひとつだが、日本電産ではその女性が職場に復帰しやすいような制度を整えていた。このように、実際に企業を訪問することで、様々な社会問題に対し、対策を行っている企業もあることが良く理解できた。将来就職活動を行う際、これらの点もよく調べたいと思う。
日本電産では、私たちが当たり前のように使っているスマートフォンやパソコン、車などのモーターを作っていて私たちと繋がりの深い会社だと思いました。私が特に心に残ったお話はダイバーシティについてです。女性が社会で活躍できるように在宅勤務、時差勤務、時間単位年休の3つの制度を取り入れていて、共働きで親の忙しさや大変さを目の前で見てきた私はこういう会社がもっと増えてほしいと思いました。
まず日本電産の建物の大きさに圧倒されました。京都で一番大きな建物だと聞きました。また、会長が日経ビジネスの「社長が選ぶ社長」に選ばれたことがあるとも聞ました。更に紛争鉱物をなくすために子会社の仕入れ先を一から徹底的に調べ上げていてすごいと思いました。
【引率教員から】
・まず本社ビルの立派なエントランスで、創業当時の会社の資料や、現在までの歴史、今作っている製品等についての説明を受けました。モーターというと始めは身近に感じられなかった生徒たちも、スマホやパソコン、ゲーム機の部品にも使われていると聞くと、急に興味を持ったようです。 
・そのあと見晴らしのいい10階の会議室に移動して、今日の本題であるサプライチェーンの問題に関するお話を聞きました。初めにCSRって何、というところから、紛争鉱物を例にサプライチェーンへの企業の責任、そして企業内のダイバーシティについてもお話がありました。説明してくださった担当の方は24歳。生徒たちにとってはお姉さんのような存在で、分かりやすく、てきぱきとパワーポイントを使って説明してくださる姿に、一同憧れの眼差しでした。 
・質疑応答の時間を30分近く取っていただいたのですが、次々と質問が出ました。ダイバーシティに関するお話しの中の、女性の活躍を助ける制度に興味があったようです。また、サプライチェーンの問題を洗い出すための質問表の取り組みにまつわる苦労にも意識が向いたようです。その他、企業で働いていくために、高校生の時にやっておくべきことは何ですかという質問には、「いろいろなことをやっていくうちに仕事はできるようになるので、いろいろなことに取り組んで。」というアドバイスをいただきました。

【日本電産 ご担当より】
馴染みの薄い言葉も多い中、皆さんしっかりと講義に耳を傾けて、質問も活発にしてくださいました。レポートも上手くまとめられており、遠い国で起こっている問題が弊社のモータによって皆さんと繋がってしまうからこそ、弊社は責任を持った製品づくりをしなければならないということを知っていただけました。また、ダイバーシティの取り組み紹介も印象に残ったようで良かったです。 
目の前の努力が世界に溢れている問題の解決に大きく役立つかもしれないことを、これからの皆さんが今回の講義をきっかけに意識していただくことがあれば、とても嬉しく思います。