2018年11月5日月曜日

秋休み企業訪問研修2018生徒レポート_7. ダイフク

テーマ:「健康経営」と「働き方改革」による人財マネジメント

【参加生徒から】
私は今日の訪問でダイフクはとても素敵な会社だと思いました。私達にもわかりやすい言葉で丁寧に明るく話してくださったことがとても印象に残っています。また、健康への取り組みとしてハンドブックを作成して社員の方に配ったり、会社が活動を補助しているクラブがあったりマッサージルームがあることには驚きました。社員が健康だと会社にもいいことがある、だから社員の健康づくりに力を入れるというのはとても素敵な考え方だと思いました。会議時間の短縮のために立ち会議をしたり、労働時間の見える化をすることで忙しい人をサポートする、長時間労働を撲滅しようという考えは働く人にとってとても助かることだと思いました。私も将来社員のことをこんなにも考えてくれる会社に就職できるといいなと思いました。私が今まで漠然と通信販売ってすごいなと思っていたことを大きく支えていたのがダイフクさんだと知りました。
今回、ダイフクさんに沢山の貴重なお話を聞かせていただき、色々なことを学ぶことができました。特に、私が今回ダイフクさんでの研修全体を通して思ったことは、「働く人にとって働く場所はどうあるべきか」ということです。この会社では、最近よく聞く「働き方改革」というものが凄く進められていたり、会社全体の健康への取り組みの強化が行われ、より良く働くための環境づくりが素晴らしいなと感じました。ただ、働くだけでなく、すべての従業員の身も心も大切にすること、それはこれからの日本や世界で働くにあたって大事なことだと考えました。短い時間でしたが、内容の濃い研修になりました。今回の研修はすごく自分の中に残りました。
私はダイフクで、リアルな物流業界を少し知ることが出来ました。ロボット業界は常に新しいものを求められ、特に物流ではより速く正確にという事がいかに重要かよく分かりました。ダイフクはその中でも、新しい観点から従来のものと違うものを作り出していて、海外の空港などからもロボットを導入したいという声があるほど物流業界を支えていました。また、社員の健康管理も行なっていて、魅力的な会社だなと思いました。
今回の訪問では働き方と健康への取り組みについてお話をして頂きました。▶︎働き方改革のお話では名前だけしか知らなかったことの内容や現実的なことを具体的に教えて頂きました。まず働き方改革は短期間では行うことが難しく長期戦になるということが現実だなと思いました。それは幾つかの課題があるからです。日本には長時間働いている=頑張っているという価値観があったり、システムの故障などによるやむを得ない休日出勤があるそうです。その中で行われている取り組みの中で私が一番印象に残ったのは立ち会議机です。立ったまま会議をしようとすると、しんどくて早く終わらせたくなり、会議の時間が短くなるそうです。▶︎健康への取り組みは本当にたくさんありました。セミナーの実施、職場でエクササイズなどの中でいいなと思ったのが勤務時間中にマッサージをしてくれることです。どの取り組みも社員が健康だと社員にも会社にもいいことがあるという考えのもとで行われているそうです。▶︎この訪問で深い知識を得られて本当によかったです。
働き方改革についてお話を聞かせていただきました。最近ニュースなどで過労死や長時間労働について報道されていたり、プレミアムフライデーなどができたり、ニュースを見たり聞いたりするだけでもなんとなく働き方は変わってきているとは知っていましたが、本当になんとなくしか知らなかったので今回のお話はたくさんのことを知る機会になりとても勉強になりました。働き方改革も何故起こったのか、今までの経緯からも説明してくださりとてもわかりやすかったです。また、1番印象的だったのが、会社で行われる健康診断の他にも健康に会社全体で気を使っていることが印象に残りました。母や父も年に一回くらいは会社の健康診断があると聞いたことがありますが、栄養指導やマッサージ、講義を受けたりということは聞いたことがなかったので、こういった健康面のサポートが思っていた以上にたくさんありとても驚きました。貴重なお話を聞かせていただき、とても勉強になったと思います。
ダイフクは1937年5月20日に設立された、主に物流機器のデザイン・製造を行う会社です。私たちがうかがった大阪本社以外にも東京本社と、滋賀と小牧に事業所があります。私がまず驚いたのは生産拠点の幅広さです。アジア圏だけでなく、アメリカやヨーロッパにも複数あるそうです。▶︎また、ダイフクではさまざまな意識改革が行われていました。まず、働き方改革です。氏名、残業時間の月間・年間合計や退社時刻等がグラフとして各部署にあるテレビにうつしだされており、残業時間が基準を越えたり退社時刻が遅くなりすぎるとその欄が赤くなるというものでした。見える化を徹底することで仕事をより協力して行うようになったとお話しされていました。また、会議時間短縮を図るための高さを調節できる机もありました。机を高くして立って会議をするそうです。▶︎次に健康への取り組みです。ダイフクには数多くのクラブがあります。サッカーやテニスなどのスポーツクラブからお酒の歴史や製造方法を学ぶクラブなどその種類は数十個もありました。クラブを通して体を動かしたり人とコミュニケーションをとることで、ダイフクが大切にしている体だけでなく心も健康でいられるような取り組みを行っているそうです。ほかにも会社にマッサージ師のかたがいたり、仕事中にラジオ体操や軽いストレッチなども行っているそうです。▶︎リーダー職の人たちへの指導方法の講座を開いたりして安心できる職場作りにも努めているそうです。▶︎ダイフクは世界で活躍するグローバル企業として更なる躍進をはかるだけでなく、会社内の改革や会社のある地域への貢献活動を重要視していてグローカルをより具体的に理解できたと思います。

【引率教員から】
まず、社員の健康づくりを推進する会社のさまざまな取り組みを若い担当メンバーたちが紹介してくださいました。そのあと、総務部長が自分の事として、「私が入社した時代には『健康なんて、個々の社員が自分で管理するものだ。』という考えが当たり前だった。」と前置きし、「どう思います?これ、全部、就業時間内ですよ。」と、従業員が社屋内のジムで汗を流したり、保健室のような部屋でマッサージを受けたりしている画像を見せてくださいました。「今は違います。企業は利益をあげなければいけない。が、企業が社員の健康を守ることが会社の利益につながることが、わかってきたのです。」ということをおっしゃったのが、印象に残りました。

【ダイフク ご担当より】
この度は、弊社大阪本社までお越しいただきありがとうございました。マテハン事業の紹介映像を交えながら、今年は「働き方改革」「健康への取り組み」というテーマで実施させていただきました。難解なテーマを分かりやすくお伝えできたか不安がありましたが、参加者レポートを拝読させていただくと、私共がお伝えしたかったことをしっかりとご理解いただいており、嬉しく思います。みなさまが社会人として働かれるのは少し先かもしれませんが、少しでも働くイメージがわき、社員の健康を守ろうとする企業の取り組みに対する理解が深まれば幸いです。このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。