2018年11月5日月曜日

秋休み企業訪問研修2018生徒レポート_2. 大阪ガス

【テーマ】温暖化対策を中心とした環境への取組み ~実験集合住宅NEXT21にて~


【生徒レポート】
「大阪ガス実験集合住宅next21」は環境 エネルギー 暮らしの面から実証・提案することを目的に、1993年に建設されました。屋上では植物が栽培されていたり、アゲハ蝶の幼虫がいる木など自然であふれていました。また、地震や台風などの自然災害が起きた時に停電したとしても、停電対応ガスエンジンコージェネレーションシステムなどの自立運転により電力を供給することができます。そして、住宅には子育てへ向いたもの、高齢小規模世帯へ向いたもの、家族の個人化へ対応したものなど様々なバリエーションがありました。それぞれの住宅では沢山の工夫がされており、居住者への配慮を感じることができました。
大阪ガスに企業訪問に行ってきました。実験集合住宅ネクスト21で、社員の方に大阪ガスの環境への取り組みのご説明をいただきました。説明はエネルギーに関することとネクスト21での住宅実験に関することとの2つに大きくわかれていました。エネルギーの説明では、多様性に合わせた商品開発の必要性や商品の省エネの取り組みなどをエネファー厶を具体例として学びました。▶︎実験住宅では、ある家族の生活をシミュレートした家の内部を見学しました。大阪ガスさんは、時代や消費者のニーズに応えることを旨として実験なさっていて、企業として利益を求める姿勢と、環境保護を重要視する姿勢が素晴らしいと思いました。事前の質問にも丁寧に答えていただき、有意義な時間を過ごせました。企業訪問で学んだことをこれからの学習に活かしていきたいと思います。
NEXT21の実験集合住宅では、都市ガスのより効率的な使い方にを模索するのはもちろん、建築物そのものの構造や間取りにもこだわりがあり、特に2013年開始の第4フェーズには「環境に優しい心豊かな暮らし」というスローガンを掲げて取り組んでおられるというのが少し以外でした。「心豊かな暮らし」を実現するための工夫としての一例に、集合住宅全体に緑がはられて、どこからでも自然に触れながら生活できると言うものがありました。また、屋上には住民が自ら畑の手入れをしながら交流できるスペースがあり、住民同士のつながりも重視されていることがわかりました。住民同士のつながりに関して言えば、NEXT21で採用されている間取りの大きな特徴の一つとして、中間領域というものがあります。公私どちらのものでもない、誰もが気軽に利用できる空間を設けることによって、人と人とのつながりが創り出されるとおっしゃっていました。大阪ガスは(当たり前ですが)都市ガスの会社なので、今までこのような取り組みがなされていることは全く知らなかったので、貴重なお話を聞くことができて良かったと思います。実際に実験住宅を見て回るのもとても楽しかったです。
大阪ガス実験集合住宅に行きました。初めに、化石燃料をどのように無駄なく効率よく変換しているのかというお話を聞かしていただきました。私たちのみじかな化学の勉強がとても使われていてやはり基礎が大事なんだと思いました。▶︎次にENE FARMについて聞きました。聞いたことはあったけれど、どんなものなのか学びました。いくつかの家庭においてありガスを無駄なく効率よく使うためのものとわかりました。でも、大きすぎたり値段が高すぎても需要が伸びないとわかりました。▶︎次にさまざまな家を回りました。▶︎共有スペースで机と椅子が置かれていてとても欲しいなと思いました。少し喋ったり友達お喋りとするのにいいなと思いました。▶︎1軒目のお宅は3世代で住む家でとてもお年寄りに優しい家だと思った。和室と洋室がありどちらも楽しめた。個別がなく家族との関わりが多くなると思いました。▶︎2軒目は4つの個室に分かれていてしかもトイレも共有スペースになくさらにドアも4つあり一日中顔を見ない日がありそうでした。でも私は個別が好きなので2軒目が良いと思いました。▶︎最後にたくさんの質問に答えていただきありがとうございました。
僕は大阪ガスの実験集合住宅への企業訪問を通して環境やエネルギーが暮らしにどう関わっているかを学びました。従来はエネルギーを作るのに半分以上の排熱があったが、今ではその排熱を利用し、暮らしを豊かにすることができます。実際に家に入らさせていただくと、いろいろなコンセプトに合わせた家があり、住人一人一人の要望通りに工夫されていて驚きました。
大阪ガスの企業訪問は私にとっては初めて勉強する内容も多く、そして、自分が足りない思考力を見つけられる絶好の機会になったと思っています。都市ガス、天然ガスについての知識をちゃんと理解し、学ぶことができました。また、会社員の方々との交流を通じて、自分の視野を広げることもできました。自分の目標に向けて熱意を持って努力することの重要性も感じました。▶︎この企業訪問を参加して学んだことは今後の自分の成長につながる貴重な機会になったと思っています。
私は環境問題について前から興味をもっており、より環境についての理解を深めようと思い大阪ガスを選びました。▶︎ガスの仕組みや少しでも環境に配慮して作っているのがわかって勉強になりました。また、いろいろな家族を想定した家の間取りはとても素敵で工夫されていて見ていて楽しかったです。驚いたのは生ゴミを砕く機械があってその砕いた生ゴミもエネルギーに変えていると言うことです。また、野鳥の通り道になる場所の建物を建て緑を増やし自然がたくさんあるということに驚きました。最初、大阪ガスを見たときまさかこの建物が大阪ガスだと思わずきれいなマンションだと思ったので大阪ガスということにとても驚きました。▶︎ただガスを供給するだけじゃなく環境のことも考えているということがわかり将来自分も環境のことを考え実行しているこのような会社に勤めたいと思いました。
今回の企業見学で、主に2つのことについて学ぶことが出来ました。▶︎1つ目は、大阪ガスと言う大きい括りの中でも、それぞれ違う働きをしていることです。大阪ガスは、ガスを作っていて、それを私たちに供給し、商品開発を行っているだけだと思っていましたが、今回訪問させていただいた実験住宅のように、私たちの生活をいかに快適に出来るかを検証し、また、学生の企業見学を行っていたりするような部門や、給湯器等の修理会社等、会社には色々な役割を果たす部門や関連会社があるということがわかりました。▶︎2つ目はガスの仕組みについて、詳しく知ることが出来ました。このことに関しては、今回の企業見学で1番自分の知識になったことだと思いました。▶︎会社は、自社の利益を追求するために、私たち消費者に良いものを提供していて、大企業になればなるほど、利益を追求していると思っていましたが、今回訪問させていただいた会社のように利益を最優先に考えるのではなく、私たちの暮らしを第1に考えているような会社もあり、そのような会社があるおかげで私たちのくらしはとても良くなっているんだと感じました。今回は本当にありがとうございました。
【引率教員から】
・まず 大阪ガスの環境に対する取り組みについて、天然ガスの特性等を中心に説明を受けました。環境やエネルギーについて、生徒の質問を交えて生徒の知識や考えを引き出しながら解り易く説明していただいた。生徒たちは、最初は緊張していたが、積極的に答えていました。
・その後、視聴覚教材を使って「実験集合住宅NEXT21」についての学習をおこなった後、館内を見学させていただいた。25年前に始まった、実際に人が住みながら環境にやさしい省エネを目指した商品の開発・実験などを、住居を見学しながら学習して回った。実際に2つの住居に中に入ると、生徒たちは興味津々の様子で説明に聞き入っていた。
・最後に、ホールに戻り質疑応答の時間を作ってくださった。事前に生徒から質問された内容を、逆に生徒たちに投げ返されて、生徒たちがどう思うかを尋ねた後に疑問や問いに答えてくださった。このことにより、質疑の内容がより深まったように思いました。

【大阪ガス ご担当から】
今回のテーマの「環境」については、「エネルギー」と深い関係にあることを少しでもご理解いただけたのではないかと思います。「エネルギー」は環境面以外に安定供給や経済性も重要ですし、日々の暮らしとの関わりが深く、多面的に考える必要があります。すべての面で100点満点の解は難しいかもしれません。その中で「環境」を考えるときには、世の中の難しいことではなく、日々の生活や今後社会で活躍されるときの自分ごととしてしっかり認識して、ご自身の考えや行動を具体的に深めていってください。世の中の状況は今後どんどん変わってきます。考え続けることが大切だと思います。