2016年10月31日月曜日

2016 SGH秋休み企業・大学訪問研修 参加者レポート 03.中西金属工業

【この記事は、本校生向けの学習資料として掲載しています。】

ここに書かれた各企業についての情報は、メモや記憶に基づいて参加生徒が書いたものです。訪問先企業・大学の確認を受けたものではありません。ご了解の上お読み下さい。

3.中西金属工業 

卒業生からも説明を受けました
①私が中西金属工業に行って思ったことは、女性に対してとても働きやすい環境だということです。例えば、会社に保育園があり、また女性の社員が出産した場合、休暇が普通の会社より長く、また一般的な会社では元の仕事を持てないのが、この会社では元々働いていた所に戻ることができることがとてもいいと思いました。会社に色々な会社との取引があり、英語が話せることが大切だとも言われました。このようなことが話を聞いてわかりました。


②中西金属工業は本当に女性の活躍に力を入れているんだなあと思いました。例えば、この企業には企業内に保育園があり出産した女性でも会社で働き続けることができます。また、女性で育児休業を取っている人が9割を越え、男性社員の育児休業も促進しているということなので、まさに育児との両立が可能だとわかりました。私は、日本は北欧に比べて育児と仕事の両立が難しいと聞いたことがあったので少し驚きました。日本に、このような女性が働きやすく、男性が育児をしやすい環境が整った企業がもっと増えて欲しいと思いました。


③僕がまず最初に学んだことは中西金属工業ではベアリングを多く生産しているということです。ベアリングが新幹線や自転車等の車軸に使われているのは知っていましたが中西金属工業が国内で60%のシェアを占めていると聞いて改めてすごい会社だなと思いました。これからはもっとベアリングについて知ろうと思いました。

 次に学んだことは中西金属工業が多くの風力発電機を作っているということです。はじめは日本に広大な土地はあまりみられないのでどうしているのだろうと思っていました。しかしそれを考慮し都会でも使えるように小型化したり、オシャレにしたりしていたので素晴らしい考えだなと思っていました。今までの風力発電機=デカイものという概念がなくなりました。

 最後に学んだことはこの中西金属工業は女性が働きやすい環境であるということです。ただ単に女性に呼び掛けているだけではなく、育児のことも考慮し育児施設も設けているところに驚きました。このような会社は今までたくさんの企業を見てきましたがはじめてでした。女性に関しては中学校の時男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法等を学んでいましたが具体的にどういったことをしているのかは知りませんでした。しかし中西金属工業がそれを実現していたのでなるほどこういうことかと身に染みて感じることができました。素晴らしい体験になりました。ありがとうございました❗
会社内見学


④わたしは探究の授業で、「どうすればブラック企業はなくなるのか」という課題で研究しています。その研究で比較対象となる、いわゆるホワイト企業の現状を参考にしようと、企業訪問に参加しました。中でも中西金属工業さんは労働環境が優良であると聞き、中西金属さんを選びました。

 中西金属さんは、なでしこプロジェクトというものを行っています。それは、男性社員の育児休業、女性の出産・育児休業を促進するというものです。現状として、女性の取得率が92%であり、かつ同じ担当業務への復帰率が100%という、素晴らしいものです。また、これらはすべて有給で5日間だそうです。

 ほかにも、残業がほぼゼロだそうです。これは、会社の風潮が、「残業をしてはいけない」という風だからだそうです。年間の有給休暇20日を目標としています。

 また、女性管理職を増やすとともに、その能力を上げるという目標を掲げています。今は全体の30%が女性社員で、正社員だけだと12%だそうです。12%から19%への引き上げを目標にしているそうです。来年の新入社員は50%が女性だそうです。女性管理職の能力を上げるために、研修を実施しているそうです。


⑤今日の企業訪問を通じて私は、大きく2つのことを学ぶことができた。一つ目は、より良い会社にするために社内の物理的なつくりや制度が変化していっているということである。ずっとパソコンに向かっては疲れてしまうため、ちょっとしたカフェやジムを社内に作る、などである。そのように頭を柔らかくして古風な考えにとらわれないようにすることが社員のモチベーションを上げ、結果につながるのだと考える。また、私は今学校で男女共同参画社会について研究しているのだが、育休をとる場合の会社の対応、復帰率、託児保育について多くのことを教えていただいた。今日質問したことを是非授業のレポートに生かしたいと思った。
フィットネスルーム


⑥女性が働きやすい会社づくりとして、「なでしこプロジェクト」をやっている。その取り組みとして、男性社員の育児休業、女性社員の出産・育児休業、託児所の完備、女性新入社員用のパンフレットを作ったりしている。育児休業について、私は女性だけだと思っていたので、いいなと思いました。育児休業前と後で同じ仕事内容で働けるのもいい事だと思いました。会社の中に託児所があるところを初めてみました。2万円で利用でき、熱が出た時のお迎えにすぐに自分のタイミングでいくことができるのがいいなと思いました。

 また、会社で英語が話せる人を採用したり、海外出張とかがあるなかで他国の言葉がしゃべれることは将来社会に出るときに大切だなと思いました。事務と作業場が近いのは考えたアイデアをすぐに伝えられて、作ってもらうことができるからいいのだといいうことも知りました。


社内保育所

⑦中西金属工業は他の企業に比べて女性を大切にしている印象を受けた。その一つの理由として、「なでしこプロジェクト」という女性活躍促進プロジェクトを進めていることだ。そのプロジェクトは男性の育児休業を促進したり、女性の出産育児休業取得率を高めることを目標としたものだった。実際にこの目標は徐々に実現されており、女性の新入社員の比率も高まったという。これには、「なでしこプロジェクト」の1つである社内託児所が大きく関係していると私は思った。託児所が隣接しているので保育所に預けられずに待機児童になった親である社員や保育所に預けられるか不安な社員でも安心して子どもを預けることが出来るだろう。この社内託児所制度はとても良い制度だ。今回の企業訪問で吸収したこのような制度を待機児童問題を中心に話し合っている探究の授業に活かそうと思う。


⑧僕は中西金属工業という会社を訪問しました。世界に市場を広げつつも、国内において女性が働きやすい環境づくりを目指しておられて、とても驚きました。特に、保育所に預けられなくて待機児童になることを防ぐため、社内に託児所を完備するなど、女性が仕事に復帰するため会社側がサポートがしていることです。また、グローバル化に対応するため社員の英語教育にも取り組まれていました。例えば、新入社員をフィリピンの語学研修に参加させて英語の向上を図るなどの対策がありました。企業訪問を通して、社会の変化に応じて対策を進めることは、企業にとってより発展するために必要不可欠だということを学びました。


⑨中西金属工業さんに行って、女性社員の働きやすい環境作りがすごくされているなと思いました。中西金属工業さんは女性社員を増やすために、様々な取り組みを行っていました。例えば、女性が興味を持つようなパンフレットを作ったり、子どもがいる人のために会社内に託児所を設置したり、育児休業の日数を他企業より増やしたりして、女性社員の方が増えてきてると言っていました。実際に託児所に子どもを預けてる方はすごく便利とおっしゃっていました。他の企業さんだと、子どもが急に熱を出すと、保育園にすぐに迎えに行かないと行けないけど、会社の中にあるのですぐ迎えに行けたり、またすぐに迎えに行くことができないときは、会社内にある医務室に連れていってくれて面倒を見てくれるので、すごく安心して仕事ができるとおっしゃっていました。

 正直私は最初金属工業と聞いて古い建物をイメージしていましたが、実際に行ってみると、オシャレなガーデンテラスがあったり、ガラス張りの会議室があったり、またフィットネスクラブがあったり、全く想像してるような所ではなく驚きました。フィットネスクラブでは、女性の方も利用しやすいように、週に1回女性dayを設けていたりと、そこにも女性社員の方が安心して働きやすい環境づくりがされているなと感じました。

 また、女性社員だけではなく、全社員が働きやすい環境作りもされているなと感じました。例えば、「残業0」をしていて午後6時になると電気が消灯されたり、集中して仕事に取り組みたい時に利用できる個人ブースを作っていました。

また、様々な部品を作るだけではなく、風力発電機を作っていて、日本の様々な所で使用されています。

 感じたことは、日本では女性の働いている人が少ないことを社会の授業で学びましたが、中西金属工業さんはその問題を解決するために取り組んでいてすごいなと思いました。私も将来働くとなったときに、中西金属工業さんのように女性が働きやすい環境が整っていたり、育児と仕事の両立ができるような会社に入りたいと思います。

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