2016年10月31日月曜日

2016 SGH秋休み企業・大学訪問研修 参加者レポート 04.日本写真印刷

【この記事は、本校生向けの学習資料として掲載しています。】

ここに書かれた各企業についての情報は、メモや記憶に基づいて参加生徒が書いたものです。訪問先企業・大学の確認を受けたものではありません。ご了解の上お読み下さい。

4.日本写真印刷 

ギャラリー見学
①私は、NISSHAさんへ企業訪問をすると決定した時まで、この会社のことを全く知らなかったので、ただ写真や新聞などを印刷しているだけの会社なのだと思っていました。しかし、企業訪問をするとなって、NISSHAさんについて調べてみたら、今は加工フイルムや電子デバイスなどの事業も展開しているのだと知り、お話を聞くのがとても楽しみでした。

 NISSHAさんのお話を聞いて、多くのことを学ぶことができました。始めに、少し自己紹介をしたあと、ギャラリーを見学させていただきました。NISSHAさんの歴史や、今の事業などを教えていただきました。加工フイルムを使って、いろんなものに模様を転写しているのが、とても興味深かったです。また、海外の会社を買収して、海外にも拠点をおいていてすごいなと思いました。今でも、美術印刷などもされていて、昔の伝統も引き継がれといるのは誇らしいなと思いました。

 次に、サプライチェーンについてお話をされました。私は、サプライチェーンという言葉は今日はじめて知りました。サプライチェーンで起こっている問題の事例などを聞き、ビジネスを展開する上でとても重要であることがわかりました。そして、企業はサプライヤーに責任を持たないといけないんだなと思いました。その次に、EICC(ルール)について教えていただきました。企業は労働、環境保全、安全衛生、倫理などについて、たくさんのルールがあり、それが守られているかを細かく監査されると知りました。きちんと管理されているNISSHAさんでも、非常口の誘導ができていないなど、細かいことを指摘されるそうです。このように、できていると思っていたことが、他人からみれば、実は出来ていなかったりすることを学びました。私も、これから友達などに指摘してもらったりして、私の短所などを直していけたらいいなと思いました。最後に、企業がより良い社会を作るために何ができるか、ということを話し合いました。みんなの意見はそれぞれ違って、とても興味深かったです。私も、発言できたのでよかったです。 

 今回の企業訪問で、日本の企業がどのように社会課題などについて取り組んでいるのか、どのように商品が私たちのところに届くか、などたくさんのことを学ぶことができました。今日学んだことをしっかり頭に入れて、これからの就職活動などにもいかしていけたらいいなと思います。



②日本写真印刷の方の話を聞いて学んだことは、ひとつのものにこだわりすぎずそれを新たなものにつなげること、少しでも可能性の高いものならばすぐに恐れずに挑戦すること、そして広い視野で物事を見ることです。

 日本写真印刷さんは最初名前の通り印刷業をしてきましたが、lmdという日本写真印刷さんだけの技術を使い、印刷だけではなく様々なものを作ってきたとギャラリーで見せてもらいました。そこから、最初にやってきたことから同じ技術でも新たなものへ繋げる発想力が大切だと思いました。次に上手い企業、成功していく企業というのは毎年毎年少しずつ内容を変えているとおっしゃっていました。ほんの少しでも利益の下がるものがあればそれに代わるものを探しそれへと展開させると。このように大切なもの、切り捨てるものの見極めるタイミング、見極める力がすごく大事になってくるんだと感じました。

 また日本写真印刷の技術lmdを日本だけで使おうとしていた考えからその技術を世界へと繋げるという考えにかわり、企業をさらに大きくできたとも話しておられました。そこで「日本」という自分たちに深く関係する小さな視点から「世界」という大きな視点へと変える、そのように様々な視点をもっていくことも、この先すごく大切になると思います。
 
 最後に日本写真印刷さんが最も大事にしている、「良いサプライヤーを本気で目指す」精神が今回1番学べたことだと思います。
「良いサプライヤーを本気で目指す」


③今回、企業訪問に参加させて頂いて多くのビジネス用語や企業のCSRについて学ぶことができました。特に印象に残っているのが、Nisshaギャラリー見学で日本写真印刷の製品の軌跡をたどったときに、会社の歴史だけでなくその時代の世界情勢、国内情勢が分かったことです。そうした時代の変化に伴って製品開発を行っていることも、長年世界から必要とされる会社である理由のひとつなのかもしれないなと思いました。


④今日私は、日本写真印刷株式会社(通称ニッシャ)さんを訪問させていただきました。ニッシャさんの社名はあまりききませんが、ニッシャさんが製造している製品はどれもすごく身近にあるものばかりで、日常でよくお世話になっていることを感じました。又、企業のサプライチェーンや社会との関わり方等の生々しい問題があり、それについてみんなで話し合えたのも良かったです。とても貴重な経験になりました。


⑤写真印刷という言葉が社名に入っている通り、昔は印刷のみの企業だったが、それが電子機器の部品などを扱うようになったのは、フィルムの技術を時代のニーズに合わせて活用したからだという。いち早く時代を読んで、伝統的な技術で新しいものをつくること、そして必要とされなくなれば事業を撤退するフットワークの軽さに私は驚いた。目まぐるしく変わる現代では、このように動いたほうが良いのだな、と学習した。
⑥今回の企業訪問で学んだこととしてnisshaについてでもありますが、最も大きかったのはサプライチェーンとそれに対する企業の努力です。具体例を紹介してくれて、その問題点についてもみんなで意見を出しあい議論しました。その結論でまとまったのが、どんなにちっちゃな企業でも、声を上げれば何かしらの形で必ず社会に伝わり変えるきっかけになるということです。他にも気になったことにも答えてくださって、とても実りのある訪問でした。

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