ここに書かれた各企業についての情報は、メモや記憶に基づいて参加生徒が書いたものです。訪問先企業・大学の確認を受けたものではありません。ご了解の上お読み下さい。
7.マンダム
①私はマンダムのCSRと海外での取り組みについて学びました。まずCSRについては、事業として行い始めたのは昨年からだそうです。しかし、フロンガスの問題にいち早く取り組んだり、動物実験代替法の研究を支援したり、商品に欠陥が見つかったときに被害を1件にとどめたりなど、CSRという言葉がない時から社会に貢献する姿勢を持ち実行してこられたのがとても良いと思いました。すぐに察知し、理解し行動する(Plan Do Check Action)は、私も覚えていて役立てたい考え方です。
インドネシアでの展開は約60年前から |
②企業を訪問して大きく2つのことを学ぶことができた。一つ目は企業を国際的に発展させてきたということだ。マンダムは主に東南アジアへ事業展開しているようだった。その中で苦労していることは、現地の文化に合わせて商品を作ることだそうだ。向こうでは日本に比べて香りがキツイものが好まれており、貧富の差も激しいため分量を工夫するなどする必要があるそうだ。日本と海外では売れ筋商品が異なるため、少し違ったビジネスになると感じられた。
2つ目は育休に関してのことだ。マンダムは化粧品の会社ということもあって、女性の社員も多く、そのほとんどが育休をとるそうだ。また、育休後の復帰率も百パーセントに近く女性にも活躍する場があると女性社員の方がおっしゃっていたので、とても女性が働きやすい職場なのだと思った。
国に合わせた製品がある |
国によって何が違う? |
また、社員がとても働きやすい環境であると感じました。特に男性の育児休暇取得を企業側から勧めていることです。給料も支給され、自宅勤務も取り入れていくことを計画しているとおっしゃっていて女性の社会進出、男女共同参画社会の実現に向けて確実な一歩を一つづつ踏み出していらっしゃるなと思いました。
私は探究で男女共同参画の分野を専攻しているのですが、今まで考えてきたことのヒントとなることを学べたり、たくさん質問できたりと有意義な時間を過ごせました。
⑤私は今回、千里高校のSGHの行事に初めて参加しました。はじめの頃はあまり企業に興味を持てず、ただ友達に勧められたという理由で参加を決めましたが、実際に参加してみて、企業へのイメージがとても変わりました。
私はマンダムという化粧品を扱われている会社の見学をさせていただきましたが、その内容は興味深いものばかりでした。マンダムは現在インドネシアなどの海外でも商品を売っていて、その仲で海外と日本の文化の違いからくる需要と供給の違いをよく理解し、その土地にあった商品を開発、販売されていました。例えば、日本とは違い消費者の収入の差が激しい発展途上国ではシャンプーや香水などを少量の小袋で売ることで低収入の消費者もその時に必要な分を、廉価で購入することができるという工夫です。グローバル化という言葉を最近よく耳にしますが、やはり日本とは違う国で商品などを売るときは社会の違いを前もって理解し、工夫することが必要なんだなと感じました。今回の企業訪問で学んだ文化の違いの理解ということを、外国の方とのコミュニケーションでも活用していけたらなと思います。
⑥今回の企業訪問で、世界各国の様々な文化や宗教、生活様式ごとに商品の売り方や香りなどを工夫しているということが1番印象に残りました。日本が世界から見てマイノリティーだということは前に聞いたことがありましたが、改めて話を聞いて日本での当たり前は世界では違うということを知って、面白いと感じたしそういうところを意識しながら海外へ行くとより楽しめるのではないかと思いました。グローバル化している世界と付き合っていくためには、まずはその国の文化を知ることが大切だし、そのためにはまず自国の文化をもっと知っていないといけないと感じました。
⑦訪問以前は、マンダムは国内で男性化粧品のみ扱っている企業だとばかり思っていたが、国際的で多様性に対応している企業だと分かった。特に香水や化粧品を一個購入することが難しい低所得層を対象として、少量を小分けにして低価格で売るというアイディアは、「より多くの人に美を楽しんでもらう」という点で、素晴らしいと感じた。企業は、自分たちの目標を達成するために様々な工夫を凝らしていることを学習した。
⑧多くのことを学べました。まず、マンダムのCSRについてです。お話を聞いて、責任感の強い会社だと感じました。特に驚いたのは、商品の危険性がわかったときの対応でした。やけどが1件報告された時点で全ての対象商品をリコールしたのは、マンダムが会社としてとても責任感が強いからだと考えました。次に、企業理念がはっきりしていると感じました。「誰でも手に入る」商品を作り続けた結果、外国の中でも途上国の貧困層まで購買層を広げたことが凄いと感じました。
▲企業・大学訪問研修の目次のページへ