■参加生徒のレポート
>第一生命チャレンジドは第一生命保険株式会社の子会社であり、障がい者雇用を積極的に行っているという会社です。日本の法定雇用率が2.2%で約45人に1人なのに対して、ここでは277人のうち203人が障がいを持った方々です。
(編集者註:第一生命チャレンジドは、第一生命保険株式会社の「特例子会社」。厚生労働省の「特例子会社制度の概要」は次のように説明している。「障害者雇用率制度においては、障害者の雇用機会の確保(法定雇用率=2.0%)は個々の事業主(企業)ごとに義務づけられている。一方、障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなして、実雇用率を算定できることとしている。また、特例子会社を持つ親会社については、関係する子会社も含め、企業グループによる実雇用率算定を可能としている。」したがって、203/277と考えてはいけない。また、「チャレンジド」についてはこの会社の公式HPで、「米国において「障がい者」を表現する言葉として近年使用されており、「神から『挑戦』という使命や課題、チャンスを与えられた人たち」を意味します。障がいをマイナスに捉えるのではなく、障がいがあるがゆえに体験する様々な事象を、自分自身のみならず社会のために前向きに活かしていこうという思いが込められており、日本においても、認識が広がりつつあります。」と説明されている。)
会社の主な業務内容はパソコン入力や書類発送業務、清掃、折り鶴作成です。中でも私が興味を持ったのは折り鶴作成でした。それは作った折り鶴を入院給付金の手続き書類を送る際に同封するといったものです。相手のことを第一に考え、こういった形で思いやりを持って働く姿勢に、私はとても感銘を受けました。折り鶴を受け取った方からはいつもお礼の言葉が送られてくるそうです。そのありがとうという言葉が社員のモチベーションに繋がっているというお話もお聞きしました。
また、他にも社長賞という取り組みが印象に残りました。それは全員が一緒に働く仲間の良い点に目を向け、その中で働く姿勢が最も評価された社員1人が月に1回表彰されるというものです。実際に障がいを持ちながら働かれている方も、同僚が自分のことをしっかり見て評価してくれたことが一番嬉しかったと話されており、この賞によってやる気が出たり、仲間に感謝したりする機会になったりしているそうです。
今回のお話を通して、第一生命チャレンジドという会社は社員全員が自分の仕事を誇りに思って、前向きに働いている会社だと感じました。それと同時に全員が全員を認め合い、肯定し合うことの大切さも学びました。また、障がい者の方が自ら工夫してミスを減らし、仕事を誰よりも丁寧に行い、いきいきと働く姿を見て、こういう環境を作れる会社がもっと増えるべきだと強く思いました。
>今回の第一生命チャレンジドさんに企業訪問をして改めて分かったことは、認めあい、協調しあうことの大切さです。人は誰だって誰かに認められたり、感謝されたりしたらうれしいものです。それが働くということのモチベーションになるのだと分かりました。第一生命チャレンジドさんの社員のモチベーションをあげるための取り組みから、障害者も健常者も先輩も後輩も関係なくコミュニケーションをとり、会社のために尽くそうとするような雰囲気が感じられました。今後社会に出たときにとても役立つお話でした。本当にありがとうございました。
>第一生命チャレンジドは社員277人中203人が障がい者で、個性や長所を伸ばし生き生きと働くことができる会社です。この会社に研修に行って「第一生命チャレンジドは、社員に寄り添っている会社だな」と感じました。
目標管理面談を年に3回開いたりなどの取り組みにとても感心しました。「社長賞」という取り組みを初めて聞いたとき、私はどういうものか全く想像できませんでした。この賞は月に一回頑張った人を表彰するものだそうです。この取り組みをすると、お互いに良い点を見つけることができるため、相手を肯定的に見て、互いに受け入れやすい環境を作ることができるそうです。私はこのような、人の良いところを見つけるような取り組みが様々な会社に増えていってほしいなと思いました。
>第一生命チャレンジドでは知的障害や精神障害などをもっている方々を積極的に雇用し、共に働くという方針をとっています。障害をもつ方々と障害をもたない方々を区別せず、障害をもつ方も上の職につけるようになっています。第一生命チャレンジドでは月一回「社長賞」という賞が社内の人一人に渡されます。しっかりと働き、周りからも感謝された人に渡されます。互いを認めあい、補いあうことを大切にしている会社です。
>あくまでも「同じ人間」として、障害のある人と共に仕事をしていることがとても印象的でした。また、社員さんのやる気を見出すための会社としての取り組みや作業効率を上げるために社員さん自らが取り組んでいることも多く、モチベーション高く仕事が出来ているのだなと感じました。
>この度は、貴重なお話とお時間をありがとうございました。私自身、障害を持っていられる方と接するのが、初めてに等しく、皆さんが働いている姿は本当に楽しそうで見ていてとても良かったです。会社の環境も障害を持たれている方々の努力もどちらも感じることができて、学ぶことがたくさんありました。一つ一つの行動(折り紙など)に意味があり、それぞれが誰かのために行われていることもわかり、とても感動しました。これからも素敵な会社であり続けて欲しいと思います。
>第一生命チャレンジドさんでは、障がいの有無に関係なく全員が昇格する制度がなされていて、社員の方に寄り添い、社員の方と会社が共に成長できる本当に素晴らしい会社でした。
「任されるからやる気がでる・チャレンジできるから成長できる・認めあうから長所がいきる・支えあうから仲間ができる→仕事が楽しい、夢が広がる」という考え方を持っておられて、私はこのようなポジティブな考え方を会社が社員に提示することは、社員の方のモチベーションもより高く保つことに繋がるのだと強く思いました。
障がい者雇用の現状は、障がい者の雇用義務化などの法律が出来たことにより、年々雇用者数が増大しているようです。また、ハローワークにおける障がい者の就職件数も増えていることを知りました。このように多くの方が就職できるようになった背景には、就労支援機関との障がい者を継続的にサポートする連携があり、本人と会社、家庭を繋げ、就職前だけでなく、就職後も定期的にフォローを行っているそうです。
他にも、第一生命チャレンジドさんでは「良い点に目を向ける取り組み」を行われていて、マイナスな言葉をかけるのではなく、一緒に働く仲間の良い点に目を向け、互いに認めあってモチベーションをあげていくことができる素晴らしい取り組みが行われていることを学びました。
>私は、今回の企業研修で、第一生命チャレンジドさんのような社員さんにひとりひとり寄り添い、かつ互いに良い刺激を与えあえる取り組みを積極的に取り入れる企業が増えていってほしいと強く思いました。このような企業が増えることで、障がいの有無に関係なく多くの人が社会で活躍できるのではないかと思います。
>第一生命チャレンジドは障がい者の方々が働く「社員と共に成長する会社」です。障害者雇用率が上がる今こそ、第一生命チャレンジドはノーマライゼーションの更なる促進に期待できるといえると思います。業務内容は書類発送業務、事務補助全般、折鶴の作成などがあります。私たちは今回、社員の方々が折ってくださった折鶴を頂きました。折鶴はまるで機械で折られているかと思うくらいシワや隙間がなく綺麗に折られていて、頂いた時はすごく嬉しかったです。
そして、第一生命チャレンジドは「良い点に目を向ける取り組み」をされています。普段から社員同士の良い点を見つけて共有して、月1回の社長賞という1番評価された方が賞を頂いたり、年に1回の好事例大会という、会社内のグループごとに良い点を共有して仕事の大切さを再確認するような機会がなされています。パワーハラスメントや社内いじめなど様々な問題が起こっている現代だからこそ、第一生命チャレンジドのようにお互いに良い部分を見つけて認め合い、社員みんなが成長できるような会社が増えてほしいと感じました。
(編集者註:第一生命チャレンジドは、第一生命保険株式会社の「特例子会社」。厚生労働省の「特例子会社制度の概要」は次のように説明している。「障害者雇用率制度においては、障害者の雇用機会の確保(法定雇用率=2.0%)は個々の事業主(企業)ごとに義務づけられている。一方、障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなして、実雇用率を算定できることとしている。また、特例子会社を持つ親会社については、関係する子会社も含め、企業グループによる実雇用率算定を可能としている。」したがって、203/277と考えてはいけない。また、「チャレンジド」についてはこの会社の公式HPで、「米国において「障がい者」を表現する言葉として近年使用されており、「神から『挑戦』という使命や課題、チャンスを与えられた人たち」を意味します。障がいをマイナスに捉えるのではなく、障がいがあるがゆえに体験する様々な事象を、自分自身のみならず社会のために前向きに活かしていこうという思いが込められており、日本においても、認識が広がりつつあります。」と説明されている。)
会社の主な業務内容はパソコン入力や書類発送業務、清掃、折り鶴作成です。中でも私が興味を持ったのは折り鶴作成でした。それは作った折り鶴を入院給付金の手続き書類を送る際に同封するといったものです。相手のことを第一に考え、こういった形で思いやりを持って働く姿勢に、私はとても感銘を受けました。折り鶴を受け取った方からはいつもお礼の言葉が送られてくるそうです。そのありがとうという言葉が社員のモチベーションに繋がっているというお話もお聞きしました。
また、他にも社長賞という取り組みが印象に残りました。それは全員が一緒に働く仲間の良い点に目を向け、その中で働く姿勢が最も評価された社員1人が月に1回表彰されるというものです。実際に障がいを持ちながら働かれている方も、同僚が自分のことをしっかり見て評価してくれたことが一番嬉しかったと話されており、この賞によってやる気が出たり、仲間に感謝したりする機会になったりしているそうです。
今回のお話を通して、第一生命チャレンジドという会社は社員全員が自分の仕事を誇りに思って、前向きに働いている会社だと感じました。それと同時に全員が全員を認め合い、肯定し合うことの大切さも学びました。また、障がい者の方が自ら工夫してミスを減らし、仕事を誰よりも丁寧に行い、いきいきと働く姿を見て、こういう環境を作れる会社がもっと増えるべきだと強く思いました。
>今回の第一生命チャレンジドさんに企業訪問をして改めて分かったことは、認めあい、協調しあうことの大切さです。人は誰だって誰かに認められたり、感謝されたりしたらうれしいものです。それが働くということのモチベーションになるのだと分かりました。第一生命チャレンジドさんの社員のモチベーションをあげるための取り組みから、障害者も健常者も先輩も後輩も関係なくコミュニケーションをとり、会社のために尽くそうとするような雰囲気が感じられました。今後社会に出たときにとても役立つお話でした。本当にありがとうございました。
>第一生命チャレンジドは社員277人中203人が障がい者で、個性や長所を伸ばし生き生きと働くことができる会社です。この会社に研修に行って「第一生命チャレンジドは、社員に寄り添っている会社だな」と感じました。
目標管理面談を年に3回開いたりなどの取り組みにとても感心しました。「社長賞」という取り組みを初めて聞いたとき、私はどういうものか全く想像できませんでした。この賞は月に一回頑張った人を表彰するものだそうです。この取り組みをすると、お互いに良い点を見つけることができるため、相手を肯定的に見て、互いに受け入れやすい環境を作ることができるそうです。私はこのような、人の良いところを見つけるような取り組みが様々な会社に増えていってほしいなと思いました。
>第一生命チャレンジドでは知的障害や精神障害などをもっている方々を積極的に雇用し、共に働くという方針をとっています。障害をもつ方々と障害をもたない方々を区別せず、障害をもつ方も上の職につけるようになっています。第一生命チャレンジドでは月一回「社長賞」という賞が社内の人一人に渡されます。しっかりと働き、周りからも感謝された人に渡されます。互いを認めあい、補いあうことを大切にしている会社です。
>あくまでも「同じ人間」として、障害のある人と共に仕事をしていることがとても印象的でした。また、社員さんのやる気を見出すための会社としての取り組みや作業効率を上げるために社員さん自らが取り組んでいることも多く、モチベーション高く仕事が出来ているのだなと感じました。
>この度は、貴重なお話とお時間をありがとうございました。私自身、障害を持っていられる方と接するのが、初めてに等しく、皆さんが働いている姿は本当に楽しそうで見ていてとても良かったです。会社の環境も障害を持たれている方々の努力もどちらも感じることができて、学ぶことがたくさんありました。一つ一つの行動(折り紙など)に意味があり、それぞれが誰かのために行われていることもわかり、とても感動しました。これからも素敵な会社であり続けて欲しいと思います。
>第一生命チャレンジドさんでは、障がいの有無に関係なく全員が昇格する制度がなされていて、社員の方に寄り添い、社員の方と会社が共に成長できる本当に素晴らしい会社でした。
「任されるからやる気がでる・チャレンジできるから成長できる・認めあうから長所がいきる・支えあうから仲間ができる→仕事が楽しい、夢が広がる」という考え方を持っておられて、私はこのようなポジティブな考え方を会社が社員に提示することは、社員の方のモチベーションもより高く保つことに繋がるのだと強く思いました。
障がい者雇用の現状は、障がい者の雇用義務化などの法律が出来たことにより、年々雇用者数が増大しているようです。また、ハローワークにおける障がい者の就職件数も増えていることを知りました。このように多くの方が就職できるようになった背景には、就労支援機関との障がい者を継続的にサポートする連携があり、本人と会社、家庭を繋げ、就職前だけでなく、就職後も定期的にフォローを行っているそうです。
他にも、第一生命チャレンジドさんでは「良い点に目を向ける取り組み」を行われていて、マイナスな言葉をかけるのではなく、一緒に働く仲間の良い点に目を向け、互いに認めあってモチベーションをあげていくことができる素晴らしい取り組みが行われていることを学びました。
>私は、今回の企業研修で、第一生命チャレンジドさんのような社員さんにひとりひとり寄り添い、かつ互いに良い刺激を与えあえる取り組みを積極的に取り入れる企業が増えていってほしいと強く思いました。このような企業が増えることで、障がいの有無に関係なく多くの人が社会で活躍できるのではないかと思います。
>第一生命チャレンジドは障がい者の方々が働く「社員と共に成長する会社」です。障害者雇用率が上がる今こそ、第一生命チャレンジドはノーマライゼーションの更なる促進に期待できるといえると思います。業務内容は書類発送業務、事務補助全般、折鶴の作成などがあります。私たちは今回、社員の方々が折ってくださった折鶴を頂きました。折鶴はまるで機械で折られているかと思うくらいシワや隙間がなく綺麗に折られていて、頂いた時はすごく嬉しかったです。
そして、第一生命チャレンジドは「良い点に目を向ける取り組み」をされています。普段から社員同士の良い点を見つけて共有して、月1回の社長賞という1番評価された方が賞を頂いたり、年に1回の好事例大会という、会社内のグループごとに良い点を共有して仕事の大切さを再確認するような機会がなされています。パワーハラスメントや社内いじめなど様々な問題が起こっている現代だからこそ、第一生命チャレンジドのようにお互いに良い部分を見つけて認め合い、社員みんなが成長できるような会社が増えてほしいと感じました。
■引率教員から
はじめに障がい者雇用の現状、第一生命チャレンジドの理念体系、大阪事業部の業務、就労支援機関との連携についてご説明いただいた後、障がいのある社員から業務に関して紹介をしていただきました。
この研修で、障がい者雇用に取り組む企業の姿勢を知ることができました。また、多くの障がい者が工夫を凝らしたプレゼンをくださいました。その真摯な姿勢を強く感じました。障がいのある社員が実際に働いておられる姿の見学もできました。
生徒たちは、障がい者の仕事ぶりに感動していました。これをきっかけに、その人々が抱えている多くの課題にも関心を持ち、理解を深めていってくれることを期待したいと思います。
この研修で、障がい者雇用に取り組む企業の姿勢を知ることができました。また、多くの障がい者が工夫を凝らしたプレゼンをくださいました。その真摯な姿勢を強く感じました。障がいのある社員が実際に働いておられる姿の見学もできました。
生徒たちは、障がい者の仕事ぶりに感動していました。これをきっかけに、その人々が抱えている多くの課題にも関心を持ち、理解を深めていってくれることを期待したいと思います。
■企業のご担当からのフィードバック
今回見学に来てくださったみなさんが、私たちが業務を行ううえで大切にしていることをきちんと受け止めてくださり、共感してくださったことがわかる感想をいただき、大変嬉しく思います。
みなさんは、今後、いろいろは場面で障がいのある人と関わる機会があると思いますので、その時は、ぜひ、今回感じてくださった、「人に寄り添う気持ち・思いやりの心。」を持って接していただければと思います。
弊社はこれからも、障がいのある・なしに関わらず、誰もが自分の仕事に誇りを持ち、活き活きと働くことができる社会の実現を目指し、よき企業市民としての責務を果たしていきたいと考えています。ありがとうございました。
今回見学に来てくださったみなさんが、私たちが業務を行ううえで大切にしていることをきちんと受け止めてくださり、共感してくださったことがわかる感想をいただき、大変嬉しく思います。
弊社はこれからも、障がいのある・なしに関わらず、誰もが自分の仕事に誇りを持ち、活き活きと働くことができる社会の実現を目指し、よき企業市民としての責務を果たしていきたいと考えています。ありがとうございました。