2020年5月29日金曜日

2020.6.4. 今年の課題研究「探究」は、オンラインでスタート

COVID-19の影響下で迎えた2020年度、本校国際文化科2年生の課題研究「探究」の授業は学年初めからオンラインでスタートすることになりました。
もちろん生徒同士の交流やその場での意見交換はできませんが、意外と課題研究とオンラインは相性がいいように感じます。

探究の授業の基本的なサイクルは、

・教員によるスケジュールの確認と作業課題の提示
→生徒の作業
→レポートの提出および他の生徒との共有
→レポートへの教員・他の生徒からのフイードバック
→次の課題

というものです。

これが、1週間ごとに課題を提示して週の終わりに提出を求めるという本校の休校中の学習サイクルにすっきりはまりました。

また、他の生徒のレポートを授業時間という制約なしに自分のペースで読むことができます。教員も、コメントを口頭ではなく文字にして伝えることができます。これも時間に追われることなく行えます。(その分、かなりの時間を掛けることになってしまった教員もいましたが)

本校で主に使っているオンラインプラットフォームはECC IntersectionとGoogle Classroomです。
探究では後者を利用しましたが、
両方とも、例えば、
・先輩の論文のうちから関連の深いものを選んで読んで参考になったことをまとめなさい 
・NHKの「総合的な探究の時間」のビデオ教材を参考に研究テーマに関する情報を図として整理し、その写真を提出しなさい
といった課題の提示や回収が容易にできました。回収した課題の管理も簡単で、オンラインの方がいいかもしれないと思ったほどです。

さて、6月から徐々に授業が再開します。これまでできなかった顔を見ての発表や研究パートナー探し、調査計画の相談を始めていきます。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
参考:2020オンライン進路説明会①本校の休校期間中のオンライン授業について動画20分)




2020年5月4日月曜日

2020.4.10. 大阪教育大学を管理機関とするWWLに連携校として参加が決定

2020年4月10日に文部科学省から令和2年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業における「カリキュラム開発拠点校」の決定が発表(文部科学省のサイトへ)されました。
    

今年度採択された12の構想のうち、本校は、大阪教育大学が管理する構想に連携校として参加します。
・管理機関:国立大学法人 大阪教育大学
・構想名:Society 5.0に向かう生徒と教員のための「学びの共同体」の構築
・カリキュラム開発拠点校:大阪教育大学附属高等学校 平野校舎

関西学院大学が管理するWWL構想("AI活用 for SDGs" 「地球と人類に貢献する平和構築のための学び」・昨年度から)への参加と合わせ、さらに多様な学習・発表の機会を提供していきます。


2019年12月22日日曜日

2019.12.22. 全国高校生フォーラムに2年生が参加

文部科学省が主催する「2019年度全国高校生フォーラム」が12月22日(日)に東京国際フォーラムにおいて開催されました。このフォーラムは、SGHやWWLの各事業に取り組む全国の高校生たちが、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決に向けた提案や研究成果等を、英語でのディスカッションやポスター発表などにより発信する場です。

本校からは、国際文化科2年生の野瀬さんと三木さん、そして「アジア高校生架け橋プロジェクト」の留学生として本校で学んでいるカンボジア出身のワタナーさんの3名が参加しました。この3名は、10月に本校で開催された「国際シンポジウム」でも、代表として英語による発表を行っています。野瀬さんと三木さんは午前のポスター発表と午後の分科会、ワタナーさんは午前・午後とも分科会に参加し、英語で全国の高校生と交流しました。

10時からの開会式に引き続き、野瀬さんと三木さんは4分間のポスター発表を2回行いました。2人の研究テーマはHow can we protect creatures from marine pollution caused by plastic bags?です。開会式後すぐの発表だったため、多くのギャラリーを前に2人はとても緊張しており、1回目のポスター発表は少しぎこちなさが目立ってしまいました。けれども質疑応答では、審査員の先生や観客生徒からの英語の質問に落ち着いて答えていました。同じテーマを研究している他校生からも質問が出され、海洋プラスチック問題への関心の高さがうかがえました。2回目の発表は少し余裕が出て、声や目線にも気を配ることができていました。
▲ポスター発表は多くの観客がいて緊張していましたが、質疑応答には落ち着いて臨めました。

質問の内容は、「日本でプラスチック袋に課税することは有効な手段か?」「どんな環境教育が求められていると思うか?」「なぜこの問題に関心をもったのか?」「あなたの学校の生徒はこの問題に関心をもっていますか?」などでした。審査員の先生の質問内容からは、このフォーラムでは単に研究成果を発表するだけでなく、「グローバルな社会課題に対し、高校生がどう考え、どう行動するか」が非常に厳しく見られているとの印象を受けました。

▲使用したポスター
こちらからPDFで拡大表示


午後のテーマ別分科会では、本校の3名はNatural Environment and Our Daily Lifeに関する分科会に参加しました。「持続可能な開発のために、何が問題なのか? どんなことが起きているのか? なぜその問題が起きたのか? それを解決するために何ができるか?」をすべて英語で話し合うというテーマが与えられました。まず5~6人の小グループでディスカッションし、グループのメンバーを入れ替えて話題を共有し、最後にグループの話し合いを代表者が全体に報告する、という形式で分科会は進みました。
▲6グループに分かれて活発に討論しました。本校生徒も楽しそうに話をしています

この分科会では、留学生のワタナーさんが活躍していました。グループの中で率先して話題を切り出し、メンバー全員が発言して議論が進むよう、リーダーの役割を果たしていました。ワタナーさんが非常に明瞭な英語で、力強く話をするそのパワーが同じグループのメンバーに確実に伝わっており、皆がいきいきと話をしているのがとても印象的でした。あとの2人も、同じグループの生徒と楽しげな表情で意見交換をしていました。

▲ワタナーさんが討論をリードしています!

閉会式では優秀校が表彰され、舞台上でそのポスター発表を聞くことができました。優秀校の生徒は皆、非常に流暢な英語で発表しており、何よりメッセージ性がありました。「高校生として自分たちはこう考え、このように行動した、今後はこうあるべきだ」ということが明確に伝わる発表で、千里フェスタに向けて、「探究」に取り組む本校生全員に見てもらいたいと感じるプレゼンテーションでした。
閉会式
◾️参加生徒のレポート◾️
<三木さん>
ポスター発表では自分たちよりもレベルの高い他校の発表を見て自分たちの改善点を多く見つけました。分科会ではいろいろな視点から国際問題に触れることができました。同時に自分の英語をもっとあげたいと痛感しました。 
普段交流のない同じ分野について研究している人と意見を交わすことができ、とても良い経験となりました。今回学んだことを千里フェスタの発表に向けて生かしていきたいと思います。 


***************************************
<野瀬さん>
この経験を通じて学べたことは大きく2つあります。1つは英語力の違いです。発表に来ていた生徒達は英語をとても流暢に話していて、プレゼンの中での表現も素晴らしかったです。高校の『プレゼンテーション・スキルズ』の授業を有意義に使ってもっと英語でのプレゼンの能力を向上させたいと思いました。 
2つ目は世界には本当に沢山の環境問題があるということです。全く知らなかったことや考えたこともなかったことなど本当に沢山の環境問題があり、驚きました。このような環境問題について授業で詳しく取り扱う学校は限られているので、これから増やしていくべきだと思いました。
自分達が頑張って調べたトピックをたくさんの人に知ってもらえたことが何より嬉しかったです。いい経験になりました。 


  ***************************************
<ワタナーさん>
まず、たくさんの高校生がいたので驚きました。そして、みんな自分の学校の制服を着ていたので、「かっこいい」と思いました。 
このフォーラムでは日本中の高校生が集まって、世界の色んな問題を一緒に話して、問題の解決策を探りました。 
私が参加した分科会のトピックは、「自然と生活」でした。他の高校生は少し緊張していたので私が最初に話しました。グループのみんなに日本語で「緊張しないで」と言ったら、たくさん話しはじめてくれました。特に話したのは、環境の問題について、プラスチック、どのようにこの問題が起こったか、高校生が世界を良い場所にするために何ができると思うかについてでした。 
みんなから新しいアイデアを聞くことができて、嬉しかったです。世界をもっと良い場所に変えることができると思いました。この SDGs はとても大切なことなので、みんながこのことについてもっと勉強して、そして考えて欲しいです。これからも、私たちの世界のために一緒に頑張りましょう。 
 ***************************************
本校から参加した3人。お疲れ様でした! 

2019年11月17日日曜日

秋休み企業訪問研修2019_7. 第一生命チャレンジド

《研修案内のページ》こちら

「秋休み企業訪問研修2019」レポート 7. 第一生命チャレンジド
■参加生徒のレポート
第一生命チャレンジドは第一生命保険株式会社の子会社であり、障がい者雇用を積極的に行っているという会社です。日本の法定雇用率が2.2%で約45人に1人なのに対して、ここでは277人のうち203人が障がいを持った方々です。
(編集者註:第一生命チャレンジドは、第一生命保険株式会社の「特例子会社」。厚生労働省の「特例子会社制度の概要」は次のように説明している。「障害者雇用率制度においては、障害者の雇用機会の確保(法定雇用率=2.0%)は個々の事業主(企業)ごとに義務づけられている。一方、障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなして、実雇用率を算定できることとしている。また、特例子会社を持つ親会社については、関係する子会社も含め、企業グループによる実雇用率算定を可能としている。」したがって、203/277と考えてはいけない。また、「チャレンジド」についてはこの会社の公式HPで、「米国において「障がい者」を表現する言葉として近年使用されており、「神から『挑戦』という使命や課題、チャンスを与えられた人たち」を意味します。障がいをマイナスに捉えるのではなく、障がいがあるがゆえに体験する様々な事象を、自分自身のみならず社会のために前向きに活かしていこうという思いが込められており、日本においても、認識が広がりつつあります。」と説明されている。)

会社の主な業務内容はパソコン入力や書類発送業務、清掃、折り鶴作成です。中でも私が興味を持ったのは折り鶴作成でした。それは作った折り鶴を入院給付金の手続き書類を送る際に同封するといったものです。相手のことを第一に考え、こういった形で思いやりを持って働く姿勢に、私はとても感銘を受けました。折り鶴を受け取った方からはいつもお礼の言葉が送られてくるそうです。そのありがとうという言葉が社員のモチベーションに繋がっているというお話もお聞きしました。

また、他にも社長賞という取り組みが印象に残りました。それは全員が一緒に働く仲間の良い点に目を向け、その中で働く姿勢が最も評価された社員1人が月に1回表彰されるというものです。実際に障がいを持ちながら働かれている方も、同僚が自分のことをしっかり見て評価してくれたことが一番嬉しかったと話されており、この賞によってやる気が出たり、仲間に感謝したりする機会になったりしているそうです。

今回のお話を通して、第一生命チャレンジドという会社は社員全員が自分の仕事を誇りに思って、前向きに働いている会社だと感じました。それと同時に全員が全員を認め合い、肯定し合うことの大切さも学びました。また、障がい者の方が自ら工夫してミスを減らし、仕事を誰よりも丁寧に行い、いきいきと働く姿を見て、こういう環境を作れる会社がもっと増えるべきだと強く思いました。

>今回の第一生命チャレンジドさんに企業訪問をして改めて分かったことは、認めあい、協調しあうことの大切さです。人は誰だって誰かに認められたり、感謝されたりしたらうれしいものです。それが働くということのモチベーションになるのだと分かりました。第一生命チャレンジドさんの社員のモチベーションをあげるための取り組みから、障害者も健常者も先輩も後輩も関係なくコミュニケーションをとり、会社のために尽くそうとするような雰囲気が感じられました。今後社会に出たときにとても役立つお話でした。本当にありがとうございました。

>第一生命チャレンジドは社員277人中203人が障がい者で、個性や長所を伸ばし生き生きと働くことができる会社です。この会社に研修に行って「第一生命チャレンジドは、社員に寄り添っている会社だな」と感じました。

目標管理面談を年に3回開いたりなどの取り組みにとても感心しました。「社長賞」という取り組みを初めて聞いたとき、私はどういうものか全く想像できませんでした。この賞は月に一回頑張った人を表彰するものだそうです。この取り組みをすると、お互いに良い点を見つけることができるため、相手を肯定的に見て、互いに受け入れやすい環境を作ることができるそうです。私はこのような、人の良いところを見つけるような取り組みが様々な会社に増えていってほしいなと思いました。

>第一生命チャレンジドでは知的障害や精神障害などをもっている方々を積極的に雇用し、共に働くという方針をとっています。障害をもつ方々と障害をもたない方々を区別せず、障害をもつ方も上の職につけるようになっています。第一生命チャレンジドでは月一回「社長賞」という賞が社内の人一人に渡されます。しっかりと働き、周りからも感謝された人に渡されます。互いを認めあい、補いあうことを大切にしている会社です。

>あくまでも「同じ人間」として、障害のある人と共に仕事をしていることがとても印象的でした。また、社員さんのやる気を見出すための会社としての取り組みや作業効率を上げるために社員さん自らが取り組んでいることも多く、モチベーション高く仕事が出来ているのだなと感じました。

>この度は、貴重なお話とお時間をありがとうございました。私自身、障害を持っていられる方と接するのが、初めてに等しく、皆さんが働いている姿は本当に楽しそうで見ていてとても良かったです。会社の環境も障害を持たれている方々の努力もどちらも感じることができて、学ぶことがたくさんありました。一つ一つの行動(折り紙など)に意味があり、それぞれが誰かのために行われていることもわかり、とても感動しました。これからも素敵な会社であり続けて欲しいと思います。

>第一生命チャレンジドさんでは、障がいの有無に関係なく全員が昇格する制度がなされていて、社員の方に寄り添い、社員の方と会社が共に成長できる本当に素晴らしい会社でした。

「任されるからやる気がでる・チャレンジできるから成長できる・認めあうから長所がいきる・支えあうから仲間ができる→仕事が楽しい、夢が広がる」という考え方を持っておられて、私はこのようなポジティブな考え方を会社が社員に提示することは、社員の方のモチベーションもより高く保つことに繋がるのだと強く思いました。

障がい者雇用の現状は、障がい者の雇用義務化などの法律が出来たことにより、年々雇用者数が増大しているようです。また、ハローワークにおける障がい者の就職件数も増えていることを知りました。このように多くの方が就職できるようになった背景には、就労支援機関との障がい者を継続的にサポートする連携があり、本人と会社、家庭を繋げ、就職前だけでなく、就職後も定期的にフォローを行っているそうです。

他にも、第一生命チャレンジドさんでは「良い点に目を向ける取り組み」を行われていて、マイナスな言葉をかけるのではなく、一緒に働く仲間の良い点に目を向け、互いに認めあってモチベーションをあげていくことができる素晴らしい取り組みが行われていることを学びました。
>私は、今回の企業研修で、第一生命チャレンジドさんのような社員さんにひとりひとり寄り添い、かつ互いに良い刺激を与えあえる取り組みを積極的に取り入れる企業が増えていってほしいと強く思いました。このような企業が増えることで、障がいの有無に関係なく多くの人が社会で活躍できるのではないかと思います。

>第一生命チャレンジドは障がい者の方々が働く「社員と共に成長する会社」です。障害者雇用率が上がる今こそ、第一生命チャレンジドはノーマライゼーションの更なる促進に期待できるといえると思います。業務内容は書類発送業務、事務補助全般、折鶴の作成などがあります。私たちは今回、社員の方々が折ってくださった折鶴を頂きました。折鶴はまるで機械で折られているかと思うくらいシワや隙間がなく綺麗に折られていて、頂いた時はすごく嬉しかったです。

そして、第一生命チャレンジドは「良い点に目を向ける取り組み」をされています。普段から社員同士の良い点を見つけて共有して、月1回の社長賞という1番評価された方が賞を頂いたり、年に1回の好事例大会という、会社内のグループごとに良い点を共有して仕事の大切さを再確認するような機会がなされています。パワーハラスメントや社内いじめなど様々な問題が起こっている現代だからこそ、第一生命チャレンジドのようにお互いに良い部分を見つけて認め合い、社員みんなが成長できるような会社が増えてほしいと感じました。

■引率教員から
はじめに障がい者雇用の現状、第一生命チャレンジドの理念体系、大阪事業部の業務、就労支援機関との連携についてご説明いただいた後、障がいのある社員から業務に関して紹介をしていただきました。

この研修で、障がい者雇用に取り組む企業の姿勢を知ることができました。また、多くの障がい者が工夫を凝らしたプレゼンをくださいました。その真摯な姿勢を強く感じました。障がいのある社員が実際に働いておられる姿の見学もできました。

生徒たちは、障がい者の仕事ぶりに感動していました。これをきっかけに、その人々が抱えている多くの課題にも関心を持ち、理解を深めていってくれることを期待したいと思います

■企業のご担当からのフィードバック

今回見学に来てくださったみなさんが、私たちが業務を行ううえで大切にしていることをきちんと受け止めてくださり、共感してくださったことがわかる感想をいただき、大変嬉しく思います。

みなさんは、今後、いろいろは場面で障がいのある人と関わる機会があると思いますので、その時は、ぜひ、今回感じてくださった、「人に寄り添う気持ち・思いやりの心。」を持って接していただければと思います。

弊社はこれからも、障がいのある・なしに関わらず、誰もが自分の仕事に誇りを持ち、活き活きと働くことができる社会の実現を目指し、よき企業市民としての責務を果たしていきたいと考えています。ありがとうございました。



秋休み企業訪問研修2019_8. 日本電産

《研修案内のページ》こちら

「秋休み企業訪問研修2019」レポート 8. 日本電産
■参加生徒のレポート
>日本電産では仕事と家庭の両立支援として様々な取り組みをしていることが分かった。
結婚、妊娠、育児、介護など色々な理由で働くのが難しい人が働きやすいように、その人に合わせた働き方を提案していく、という考え方がとても良いと思った。

その中でも印象に残っている制度は、時差勤務制度と短時間勤務制度だ。介護や育児で今まで通り働けなくなってしまった人からすれば、自分に合った時間帯などを選択できるため、休職や退職を選ばなくて済むはずだ。また、質問時間で聞くことができなかったカムバック制度について調べてみると、育児や介護を理由に一度辞めてしまった人に対して復職の機会を与えるというものだった。育児休暇制度などを整えている会社は多くても、カムバック制度を採用している会社はあまり聞いたことがなかった。でも、この制度があれば再就職したいという人の勤務先がすぐに見つかるので、保育園に預けやすくなるなどのメリットも生まれてくると思う。
今日学んだ制度は私の探究の中で活かして行きたいと思う。

>説明を受けた後に質疑応答の時間があり、説明の内容と自分の探究の内容を元に質問をしました。自分が知りたかったことをより深く理解できたことの他にも、本やインターネットには少ない、実際に働いている方の意見を聞けたことが今回得た一番大きなことだと感じました。

>日本電産では、2020年の売上高が2兆円であり、2030年には10兆円の売上高を目標としている。今日話をしてもらった方はCSR推進部に所属しておられる。CSRとは企業の社会的責任という意味である。日本電産のCSRは事業による社会貢献、誠実な事業運営、事業外活動による社会貢献の3つを柱としている。その事例として、柔軟な働き方を推進する制度作りがある。日本電産では、在宅勤務、時差勤務、短時間勤務、カムバック制度など、様々な制度を取り入れており、育休後の復帰率も過去7年全て80%を超えている。

現在、課題としている女性管理職比率については、職場作りを工夫することで少しずつではあるが着々と増えてきている。また、男性の低い育休取得率の改善策として、社員の家庭状況をなるべく共有するようにして、育休希望者には上司と面談できる場が設けられているなどの工夫がされている。このように、日本電産では女性・男性ともに働きやすい環境作りが行われており、また、世間においてもこのような取り組みをすることで高い評価を得ている。

>日本電産では男性の割合が多いのにも関わらず、育児休暇制度がとても充実していました。例えば、上司の方と気軽に相談できるスペースがあったり、育児休暇をとった社員のほとんどは復職していました。また、「女性が活躍できるという会社」の称号ももらっていて、女性も働きやすい職場になっています。また、世界各地に沢山の支社をもっていて他国では女性が中心となって管理職についている国も沢山ありました。
>日本電産では、CSR(企業の社会的責任)を果たすための取り組みがなされていました。事業および事業外活動による社会貢献、誠実な事業運営をCSRの軸にしていました。

例えばサプライヤーに対して紛争鉱物に関わっているなどCSR上の問題がないかチェックを行っていたり、仕事と家庭の両立を支援する制度もありました。特に女性の少ない業種であるので女性管理職の比率を増やす目標を持っていたり、育児休業後の復職支援を積極的に行っていたところがダイバーシティ推進に役立っているのが分かりました。

「えるぼし」(女性が活躍している印)に申請しているのは目に見える形で女性活躍推進に取り組んでいるというアピールにもなるのですごくいいなと思いました。また、他国では(管理職が)女性の割合がほとんどの国もあるなど、初めて知ることも多くて勉強になりました。

>初めて日本電産という会社を知って、とても大きくて、みんなの暮らしに役立つ商品を作っているとわかりました。担当者の方の説明は、環境に配慮したり、働き方改善など、よくわかりました。モーターを使うときは調べてみようと思います。

>日本電産は、家電や自動車などのモーターを作っていることで有名です。紛争鉱物と言われるモーター製造に不可欠な原材料に問題のあるものが含まれていないかを確認する仕事については、海外43か国ほどに取引をしている会社があり、正確なデータを入手するために相当な苦労があるそうです。

日本国内では、女性活躍を目指した目標が掲げられています。具体的には、誰もが持続的に働ける職場づくりをするため、2020年までに女性管理職比率を8%に引き上げるという目標です。また、仕事と家庭の両立支援として、在宅勤務や短時間勤務制度が普及してきたそうです。育休に関しても、育児休業復職支援プログラムという制度が充実しています。探究の活動に参考になる実際の現状を知ることができ、良かったです。

>すべてのものに繋がる基礎と言える大切な部品であるモーターを作っている日本電産がなくなったら私たちは生きていけないなと思いました。たくさんの人が働いている日本電産では海外にもたくさんの支社があり、育児制度も充実しており素晴らしい会社でした。

■引率教員から
IR・CSR推進部の方にご案内いただき、創業からの歴史や歴代の製品を見学した後、18階の会議室にて、「CSRとは」から始まり、日本電産におけるCSRの概略を、事例(サプライチェーンへの責任、仕事と家庭の両立支援)に基づき、いろいろと紹介していただきました。

生徒たちは、特に女性の活躍推進や男性の育児休業の取得に向けた企業の取り組みなどに興味をもっているようで、後半の質疑応答で積極的に質問を投げかけていました。

ご説明いただいた方は入社2年目と伺いました。CSR推進部で仕事をする上での心構えや意気込みを交えて熱く語られる姿は、17歳の生徒たちにとって近い未来像(ロールモデル)として映ったのではと思います。

■企業のご担当からのフィードバック

耳慣れない言葉がたくさん出てくるにもかかわらず、熱心に話を聞いていただきありがとうございました。レポートもよくまとまっており、企業が社会的責任を果たすために、様々な取り組みを行っていることを良くご理解いただけたことがわかりました。

特に育児休業制度などの「働きやすい職場づくり」に関する取り組みは、将来皆さんが働く上でも重要なことであり、特に興味を持っていただけたようで嬉しく思います。

紛争鉱物に関しても、身の回りで使われている様々な製品がその問題に関わっていて、私たちの生活に密接に関係しています。こういった、知らないと見えないつながりや課題を学んでいくきっかけとして、今回の企業訪問を活かしていただければ光栄です。

秋休み企業訪問研修2019_2. NTN

《研修案内のページ》こちら

「秋休み企業訪問研修2019」レポート 2. NTN
■参加生徒のレポート
>今回NTN株式会社を訪問させて頂き、自分の中で新しい発見がたくさんありました。こちらの会社では自動車や新幹線をつくる上で欠かせない部品を作っていると伺い、初め私は、日本において機械を取り扱う専門的な工業会社とダイバーシティという言葉が結びつきませんでした。しかし、50年ほど前から海外と連携協定を結んでいて、現在日本における外国人の従業員が78人もいたり、男女平等社会の推進、また障がい者の活躍推進にも力をいれているということを伺って、一見多様性とは結び付かないような事業であっても会社を発展させるには様々な視点からの考えや色々な人材の活躍が必要だと感じ、とても勉強になりました。

>NTN株式会社は聞いたことのある会社だったが具体的にどのような事をしているのかは知らなかったのでベアリングというものを作っていて、しかもこの会社で世界シェア一位や二位のものを作られていると聞いてびっくりしました。海外拠点があることのメリットや外国人、特に韓国に重きをおいて、関わる上での大切なことを教えていただき、自分の探究を進めていく上でとてもためになりました。

>企業訪問に伺う以前は日本の会社というのは男女役割分担のされた女性には活躍の場が少ないイメージでした。しかし、NTNという企業は女性と男性が同等の活躍のチャンスが持てるような取り組みがされていてとても魅力的だった。女性を部下に持つ上司の研修がされていたことにも関心を持った。また、海外の拠点で研修することが出来たり、海外からの出向が多いのもグローバル化が進む現代に対応しようとしていて素晴らしいと感じた。

>NTN株式会社は女性の雇用だけでなく雇用後の待遇もよくしており、真の男女平等がなされている会社でした。

>私はこの会社の色々なお話を聞いて、たくさんのことを学ぶことができました。NTN株式会社は様々な国に拠点を持ち、海外でも色々な取り組みをしていてすごいなと思いました。取り組みの一つで、一年間留学(海外の拠点で働くことで学ぶ)などができるのはとても良いなと思いました。また日本人だけでなく、たくさんの外国人や障害者、LGBTなどの人も増やしていっていると聞き本当にすごいなと思いました。私はこの会社に行くことができ本当に良かったです。
>今回NTN株式会社を訪問させてもらい、たくさんのことを学ばせてもらいました。最近、「女性や障害者が活躍する場所作り」という話題を多くニュースで耳にしていましたが、他人事のように捉えていました。ですが今回の訪問でNTN株式会社は女性が働きやすい環境作りや、海外の人を多く使うなど素晴らしい取り組みを多くされていると伺いました。また、海外の方や海外研修を実際に行った方の話を聞き、自分も海外に興味を持ち、将来の夢の選択肢も増えとてもいい経験になったと思います。今回の体験を今後に活かせるよう、頑張りたいです。

>私は今回、企業訪問に参加させてもらって『会社』に対するイメージが大きく変わりました。まず自然災害などが起こった時に製品を運び支援されていました。また、子どもたちに向けた、製品のことだけではなく自然環境やSDGsを学べるイベントを開催されていました。ただ製品を作って販売するだけでなく、こういった活動をされていることに驚きました。そして会社内では男女平等が実現されていて、障がいを持っている方や外国から来られた方々が活躍されていました。誰でも挑戦・活躍ができる環境が整っていることに驚きました。時間は2時間だけでしたが、世界が広がったと思います。


>まず、最初はNTNという会社についてあまり存じ上げなかったけれど実際に訪問してみてすごく社会に貢献している会社だと思いました。そしてテーマがダイバーシティということで会社内の状況などを踏まえながらの説明で分かりやすかったです。主に海外と日本の関係という視点からで、より海外に興味を持つことができました。また、海外にも市場を展開しているためもっと海外に興味を持てました。そして、社会貢献活動も様々なことを行なっているので素晴らしい会社だなと思いました。こんな貴重な機会は滅多にないので本当にいいものになりました。これからの将来のことを考えるきっかけにもなったと思います。ありがとうございました。

■引率教員から
事業内容などについての紹介後、事前にお送りした質問に一つ一つ丁寧に答えてくださいました。後半は、日本で働いているフランス人のルドさんと、1年間アメリカでトレーニーとして働いた日本人の木村さんからの話を聞かせていただきました。ルドさんはフランスの教育制度、フランスと日本の職場文化の違いを英語で説明し、木村さんはアメリカでの経験によりどのように成長したかを説明してくださいました。お二人の話を通して、生徒は違いを受け入れることや新しいことに挑戦することの大事さを学ぶことができたと思います。

生徒からの質問に正確に答えるため海外の拠点に問い合わせまでしていただいとのことでした。また、ルドさんと木村さんの話は身近なでわかりやすく、海外で働くことに興味のある生徒にはとてもいい勉強になったと思います。

生徒はルドさんの英語の話を一生懸命聞いていましたが、緊張のためか英語での質問が出てこなかったのがすこし残念でした。次回は、生徒が英語で質問することができるように、事前に英語の質問を考えるように伝えておきたいと思いました。

■企業のご担当からのフィードバック
NTNにご来訪頂き、ありがとうございます。 皆さんから事前にたくさんの質問を頂き、それに答える形で、当社の事業内容やダイバーシティ、社会貢献の取組みをご紹介致しました。 

皆さんがグローバルに関心を抱いていることとても頼もしく思いました。 学生の皆さんならではの視点は私たちにとっても新鮮で、皆さんが興味を持っていることや感じていることを直に聞くことができ、 私たちの活動の在り方を再認識させられる事が多々ありました。積極的にご参加頂き、感謝申し上げます。 

当社では人種・性別に捉われず、一人ひとりの個性を尊重し、能力を最大限に生かせる環境を整え、様々な経験を積んでもらいたいと考えています。 

当社訪問がお役に立てる事を切に願いながら、皆さんの今後のご活躍を期待しています。