その結果、講義後の質問が多数なされ、昨年以上に内容の濃い研修になりました。また、研修後のAction Planについても一層活発なものになることが期待されます。
(この投稿では研修の概要をお伝えします。詳しい内容については参加生徒のレポートを中心に後日掲載いたします。)
(1) 目的
①多様性を受容する社会・職場づくりの最新の動向と取組みについて学ぶ。
②人権擁護団体ADLによるワークショップを通し、アメリカがジェンダー・人種・民族による偏見や不平等をどう克服しようとしているかを体感する。
③国連グローバル・コンパクトが取り上げる環境・人権・労働・腐敗防止について、1) 課題研究「探究」を進める中で生じた疑問に対する答えを得、2) アメリカ国内および世界規模で現在焦点となっている課題を学び、研究を日米比較や世界規模の文脈に位置づける。
④移民の歴史を知ることによって、現在のアメリカ社会の多様性に対する理解を深める。
(2) プログラム
1月2日(月)
午前:大阪発
午後:ニューヨーク着
【米国の近現代史を知る研修】ブルックリン・ウオール街・グラウンドゼロ訪問
1月3日(火)
午前:【米国のDiversity and Inclusionを知る研修】
We Work社共同利用オフィスビルにある会議スペースにて
①Market placeの現況について、marketing consultant Jeff Bowman氏による講義
②社会の全体状況について、オピニオンリーダーTanya Odom氏による講義
午後:【コロンビア大学構内見学】
【国際公務員の仕事についての研修】
ご自宅にて、元国連職員の沼田隆一氏による講義
1月4日(水)
午前:【多様性と偏見に関するトレーニング】
Ant-Defamation League New Yorkオフィスにて
ADLトレーナーによるワークショップ
午後:【国連本部見学】
本部内各会議場と国連の取組みについて、英語での解説を受けながら見学
1月5日(木)
午前:【 民間企業におけるDiversity and Inclusionの取り組み例を知る研修】
世界最大の決済システム提供会社 DTCC会議室にて
①同社Global Diversity and Inclusion担当役員のNadine Augusta氏による講義
②Tanya Odom氏による研修のまとめの講義と課題の提示
午後:【アメリカへの移民の歴史を知る研修】
①MOCA(Museum of Chinese in America)にて、中国からの移民の歴史を英語での解説を受けながら見学
②TENEMENT Museumにて、
ヨーロッパからの移民の歴史を英語での解説を受けながら見学
【研修を振り返り行動計画を考えるミーティング】
1月6日(金) 午前 ホテルチェックアウト・ニューヨーク発
1月7日(土) 夜 大阪着
(3) 今後の予定
短期的には、千里フェスタでの報告、レポート文の作成、YouTubeでの発信により
中長期的には、それぞれの進学先、就職先での貢献を通して
社会に成果を還元していきます。
本校生以外の皆様もぜひ、学習成果発表会「千里フェスタ」一般公開日2月13日(月)にお越し下さい。