国際文化科2年の吾郷史佳さんの参加レポートを紹介します。
今年度はオンライン開催となりましたが、これまでと同様、先生方からの指導に加え他校の生徒さんとの協働作業を通して大きな学びを得てきたことがわかります。
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8月8日から10日まで、大阪大学大学院・国際公共政策研究科(OSIPP)の主催のFuture Global Leaders Camp (FGLC) 2020 onlineに参加させていただきました。
このFGLCは、高校生が将来リーダーシップを発揮しグローバルに活躍するために、国際的な感覚を養うことを目的としたもので、グローバル公衆衛生の問題に直面しているこのような時こそ、国際問題そして国際公共政策を共に考えるべきではないか、という考えのもとに開催されました。
世界的危機が深刻化し社会が混乱する中、グローバルな課題はもはや他人事ではなく、皆で自分事として考える必要があります。我々が知恵を寄せ合い共に考える手段が残されている限り、それを試みるべきであるという理念です。
研修の前には、SDGsのうちの1つを選んで考えを述べたり、それについてスライドを作ったりする課題がありました。この課題は、研修中に基礎知識として自分の役に立ちました。
研修は6人ほどのグループに分けて行われました。自己紹介、事前課題の発表のあと、3日間で行う研究テーマを決めました。私達のグループは、コロナウイルスの流行を抑えられているカンボジアについて研究をすることにしました。グローバルパブリックヘルスに関する大阪大学の教授の講演もあり、自分の中で知識がどんどん育っていくのを感じました。
画面の前でご飯を食べながら調査を進めたりスライドの作成を進めたりするのは、1つの物事を皆で協力して進めていく感じがしてとても楽しかったです。2日目の中間発表を元に、各グループが発表内容に磨きをかけて挑んだ最終発表は圧巻でした。どのグループも本当に詳しく調査や考察がなされていて、すごく聴きごたえがありました。
「カンボジアの医療環境を整える」というテーマで研究結果を発表した私達のグループは、銀賞を受賞しました。悔しい気持ちもありましたが、自分たちの精一杯が評価されたのは嬉しかったです。
今回の研修を通して、国際問題への解決意識が更に高まっただけでなく、仲間と協力することで大きな問題の解決の契機を探り当てるという素敵な経験をすることもできました。これからの探究の授業の他、進路にも活かしていきたいと思える素敵な経験でした。
大阪大学大学院法学部国際公共政策研究科の皆さん、ありがとうございました。
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