フィンランドからのJessicaさんと
ベルギーからのSolaさん。
同じ2年生の国際交流委員がインタビューしました。
ニュージーランドからのCambellさんを合わせて3人の長期留学生が、現在2年生のクラスに分かれて在籍しています。
あたりまえのように留学生がクラスにいる環境は、きっと刺激的でワクワクするものであるはず。
異文化コミュニケーションのスキルが自然に身につくことを期待しています。
フィンランドからのJessicaさんと
ベルギーからのSolaさん。
同じ2年生の国際交流委員がインタビューしました。
ニュージーランドからのCambellさんを合わせて3人の長期留学生が、現在2年生のクラスに分かれて在籍しています。
あたりまえのように留学生がクラスにいる環境は、きっと刺激的でワクワクするものであるはず。
異文化コミュニケーションのスキルが自然に身につくことを期待しています。
アイスランドに10カ月留学してこの夏に帰ってきた人がいます。
どうやって過ごしたのか?そもそもなぜアイスランドなのか?どんなことを感じてきたのか?
興味がありませんか。 体験記を寄稿してもらいました。
私は2022年8月から23年6月までの10ヶ月間、アイスランドの一般家庭にホームステイをしていました。アイスランドを留学先として選んだ理由は、世界で最も幸福度数が高い国の1つで、現地の人々がどんなことを感じながら暮らしているのか、とても興味があったからです。
アイスランドで有名な古典の舞台を学校の遠足で巡った。 その時に学校の友人と撮った写真。 |
私のホストファミリーは首都レイキャビクの郊外に住む4人家族で、私より2歳年下と6歳年下の妹がいました。現地ではアイスランド語が公用語ですが、中学生ぐらいの年齢になるとみんな英語も話せるため、家族や友人とは主に英語で会話をしていました。それぞれが自分の国の公用語以外に、共通の言語として英語を使えるというのはやはり便利だな、と改めて感じました。
ホストファミリーの知り合いが経営している牧場に手伝いに行った。 ホストシスターとともに羊を捕まえた。 |
現地で通っていたホストスクールは首都の中心部にある公立高校でした。日本の高校と違って戸惑ったことは、同じ授業でも日によって教室が違っていたり、大学のように授業が急に休講になったりすることです。また、すべての授業がアイスランド語で行われていて、初めはどうしようかと思いましたが、スマホの翻訳機能を使ったり、先生方やクラスメイト、ホストファミリーにも助けてもらいながら、授業に付いていくことができましたし、クラス活動にも楽しく関わることができました。
さらに、折角の機会だから新しいことにも挑戦しようと思い、学校の合唱団に入りました。アイスランド語や英語の歌をたくさん教わり、12月にはクリスマスコンサートに、4月には女性議員誕生100周年の記念イベントに参加し、国会の前で歌うという貴重な体験もしました。もともと歌が得意というわけではない私ですが、団員の仲間のアドバイスのおかげで、だんだんとアイスランド語の発音もスムーズにできるようになりました。
今回の留学を通して私が一番強く感じたことは、実際に自分の目で見て経験してみないとわからない、ということです。ホストファミリーと互いの国について話をしたときに、私はそれに気づきました。
留学前の私は、アイスランドでは皆が一軒家に住んで牧場で働き、羊肉を毎日食べると思っていました。でも、実際はアイスランドにもマンションはありますし、羊肉をよく食べるとはいえ鶏肉や豚肉も食べるので、羊肉しかないわけではありません。他方、ホストファミリーは、日本人は皆お寿司が大好きで毎日それを食べ、だれもが折り紙を折るものと思っていました。
年末にホストファーザーのご両親と家族全員で撮った写真。 |
この経験を通して、私は次のように感じました。現代はネット等で世界中の様々な情報に触れることができますが、同じ情報に接しても人によって感じ方は違いますし、その国の様々なことのうちの一部だけを写しているに過ぎません。だからこそ、自分の目で見て感じたことを多くの方々に伝えられるよう、これからはより積極的に様々なことに挑戦していこうと思っています。
千里高校では毎年数名の人がAFSやYFUなどの留学斡旋団体を活用して長期留学に出かけています。多くの場合、2年生の夏に出発し、3年生の夏に帰ってきます。勇気がいりそうですが、得るものは大きいようです。
海外から本校に留学する人も毎年数名います。現在は、ニュージーランド・ベルギー・フィンランドからの留学生が2年生のクラスに入って日本の学校生活を体験しています。
▼下の画像はFGLC公式サイトのトップページです。
活動の詳細・今年度の応募要領などが掲載されています。
クリックしてFGLC公式サイトに移動できます。
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このFGLCは、高校生が将来グローバルな舞台でリーダーシップを発揮するために、国際的な感覚を養うことを目的としたものです。国境を越えた協力や連帯が必要な問題も多く存在する今こそ、世界中の諸課題に関心を持って国際理解を深めると共に、既存の枠にとらわれずに社会課題を解決するために自らにできることを考えるべきではないか、という考えのもとに開催されました。
今年は、大阪大学中之島センターと豊中キャンパスにて4年ぶりに対面での開催が行われました。「インクルーシブ社会の実現」をテーマに、ロジカルシンキングの講義やグループワークを行い、3日間かけて課題を発見するところからその解決策を考え、最終日での成果発表にまとめました。
-------------------------------------------研修の前には、インクルーシブ社会についてレポートとスライドにまとめて自分の考えを述べる課題がありました。この課題は、研修中に基礎知識としてグループで話し合うときに大いに役に立ちました。
研修は、5人ほどのグループに分けて行われました。自己紹介やロジカルシンキングの講義、事前課題をグループ内で発表したのちに、3日間で行う研究テーマを決めました。私達のグループは、「インクルーシブ社会に向けた発達障がいの周知」について研究することにしました。
ロジカルシンキングの講義では、情報が整理されており筋が通った論理的な考え方を具体例を通して学ぶことができ、研修中だけでなく現在の授業でも学んだことが活きていると感じています。
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3日間、朝から夜までお弁当を食べながらでも調査や話し合いを行いました。常にグループ全員が批判的な視点を持っており、特に話し合いでは「どういうこと?」「なぜ?」という言葉を飛び交わせました。自分の意見をぶつけ合う貴重な経験となったと思います。
2日目は、中間発表で大学の教授から頂いた鋭い指摘をもとに、ホテルに戻ったあとも夜遅くまで班員の部屋に集まって作業を行いました。自分の部屋に戻ってからも、同じの部屋のメンバーと意見交換や自分のグループの進捗状況を報告しながら、主張を裏付けるデータ集めや原稿・パワーポイントづくりを行いました。普段とは違う体験にとても刺激を受けました。
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3日間それぞれのグループが時間をかけて詳しく調査や考察を行った最終発表は、どれも素晴らしく、新しい知識をたくさん得ることができました。
私たちはトップバッターとして、中高生に向けた教材を作成することで発達障がいの特性の周知を促すということをテーマとした発表を行いました。
発表後に行われた教授からの質疑とそれに対する応答は、制限時間内で教授が求めている答えにより近いものを短時間で話し合って見つけ出すことは難しく、とても緊張した空気が張り詰めました。
自分達が伝えたいことが時間内に上手く伝わらずに悔しい思いをしましたが、初対面の相手と3日間ずっと同じ目標に向かって不得意なことは互いに補い合い、意見をぶつけ合って1つのものを創り上げていくということは、スマートフォン1つでほとんどのことができてしまう現在ではなかなか体験できない貴重なものでした。
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今回の研修を通して、社会問題を解決しようという意識や関心が高まっただけでなく、仲間と協力して筋道を立てた論理的思考を身につけるという素敵な経験をすることもできました。
3日間とてもしんどかったですが、今までにない刺激的な体験ばかりでとても楽しく、大きな達成感を得られた研修となりました。これからの探究の授業の他、進路やその先においてもこの研修で得られたことを活かしていきたいと強く思いました。
大阪大学大学院国際公共政策研究科の皆さん、ありがとうございました。
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「おおさかグローバル塾」は、海外の大学での学位取得をめざす大阪府内在住の高校生等を対象に、海外進学に対応した高い英語力やコミュニケーション能力等を身に付ける講座、夏休み期間の英国・リーズ大学での短期留学に加え、受講生個々に合わせたきめ細かな進路指導や将来の活躍への意識向上など、総合的な支援を行い、世界を舞台に活躍できるトップレベルの「グローバル人材」の育成をめざすプログラムです。大阪府 府民文化部 都市魅力創造局 国際課により実施されています。
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本校からもほぼ毎年参加する生徒がいます。今年度は2名の3年生が参加しました。下級生の参考になると考え、参加した小西さんに体験記を寄稿してもらいました。
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おおさかグローバル塾(ogs)は主に海外進学を志している大阪の高校2年生、3年生の為に作られたプログラムです。
8月にある英国リーズ大学への短期留学の他、前期では毎週日曜、後期では隔週日曜にあるIELTS preparation courseと呼ばれるIELTSの対策講座があります。
その講座の中で短期留学に行く前の前期末ではこれまで進めてきたプレゼンテーションを大阪府の議員の方々に向けて発表しました。
短期留学ではacademic session と呼ばれる大学の授業を受けた他、リーズ大学の学生であるアンバサダーの方たちとのアクティビティを楽しみました。
また、週末には港町であるWhitbyという街と、リーズ市内をグループに分かれて遠足のような形で観光しました。そして、最終日には留学期間中にacademic sessionなどを通して学んだことを活かしてこの短期間で仕上げたプレゼンテーションをリーズ大学の方々に向けて発表しました。
私はOGSを通して、同じ目標を持つ仲間と関わることの大切さ、貴重さを学びました。
OGSは定員が50人なので入塾するのに一次選考、二次選考を通過しなければなりません。
そのため合格した他の仲間達は全員意識が高く、生半可な気持ちで参加している人はいませんでした。
入塾して私はまず最初に他の仲間たちの英語力に驚きました。自分から見てほぼネイティブレベルの学生もたくさんおり、正直最初はついていけるか不安でした。
しかしだんだん仲間とも打ち解けるようになり、それぞれの将来の進路やビジョンの話をしたりする機会も増えました。
同じ目標を持った意識の高い仲間たちと過ごし相談し合ったりすることによって、英語力の向上に対してだけでなく、自分の将来についてももっと明確にしなければいけないという焦りが私の中で生まれました。
そして、今ではそれがすべての原動力となっています。
これは海外進学だけでなくすべての受験生に対して言えることですが、同じ目標を持つ仲間の存在は、自分のモチベーションや闘争心においてとても大きなものです。
互いに高めあえる存在がいることの大切さを、身をもって学ぶことができました。
OGSは「海外進学を志す高校生」を対象に開かれる塾です。
ですが、少しでも海外や英語に興味あるのであれば参加するのがよいと、私は思います。
宿題も多く、入塾するのはそう簡単ではありませんが、自分の視野や考え方を広げることができるので、本当に良い経験になると思います。