2016年9月2日金曜日

高校生対象「関西学院世界市民明石塾」(2016.8.8.~10.)に
3年生が参加しました。

この事業についての詳しい記事はこちら↓に紹介されています。
http://www.kwansei.ac.jp/news/2016/news_20160812_013047.html

千里高校からも、この春ニューヨーク研修に参加した3年生が参加しました。
SGH指定により、様々な成長の機会が開かれています。活用して下さい。

夏休み明けに感想を聞いたところ、「ぜひ後輩にも勧めたい」と話してくれたので、後輩に向けてのメッセージのつもりでレポートを書いてくれるよう依頼しました。

レポートが届きましたので、紹介します。

「まず、参加者の意欲が凄かったのが良い刺激を与えてくれました。積極的に発言しようと手を挙げて質問をする人たちが沢山いて、自分も見習うべきだと思いました。英語力についても、参加者がハイレベルで刺激的でした。普段は、他の高校の生徒と触れ合う機会がなく自分の高校だけしか見られないけど、お互い同じ事に興味を持っている人と交流できたことで、自分のまだまだだという点が分かりました。」

「講義内容については、日本語と英語の講義があって、現役の国連職員であったり、明石康先生の貴重な話が聞けて自分に吸収すべきものが沢山あって勉強になりました。講義は、人道支援から非人道支援である環境に関する機関の方々の講義を受けることができました。またグループごとのディスカションやプレゼンテーションもありました。国際機関、特に国連に興味がある人は是非行ってほしいです。」


「私はユニセフやUNHCRなどの人道支援に興味があり申し込んだのですが、このキャンプを通して、環境問題とも人道支援は繋がっていて環境問題にも注目すべきだと思いました。色々な視点から世界の社会問題に取り組むべきだと感じたし、自分の進路についての考えもこのキャンプで修正することができました。

「夜は、同じ部屋の子たちと環境問題や貧困問題について日本語や英語でディスカションをしたり、最終日の夜には現役の国連職員の方と一緒に今後の社会問題の解決法などについてディスカションしました。このようなディスカッションを通して、色々な意見を知ることができて本当に充実したキャンプでした。」

「本当に意味のあるキャンプでした!行く価値が本当にあるキャンプだと思います。」



今年度(終了分)の募集要項はこちらです。↓ 来年度参加したいと思った人は、参考にして下さい。


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研修名にある「世界市民」という概念は…

今年7月に本校で行った教員研修で、講師の白石理さん(一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター会長、元国際連合人権高等弁務官事務所人権担当官)からも「グローバル市民育成のための教育」として提示されていました

これは、本校のSGHの教育理念の柱となるものと考えています。

研修内容から、関連部分を簡単に紹介します。

グローバル市民教育とは?2012年9月国連事務総長による「グローバル教育第一イニシアティブ」で挙げられた3重点課題の一つ

1. グローバル市民教育の目標
・地域社会でそしてグローバルな規模で、
・より公平で公正な社会、平和、寛容、安全で持続可能な社会を実現するために
・積極的に貢献できる人を育てることである。

2. グローバル市民教育の「グローバル」:地球に住むすべての人と社会を視野に考える。
・求めるべき「普遍的な価値」は、「差異を越えて、国の壁を越えて、互いに協力し合うこと、世界中の市民が共に生きること」↔︎競争に勝ち抜くことや特定の国の利益を優先すること

3. グローバル市民に必要な力
①グローバル課題と国際社会情勢の知識と理解 
②普遍的価値の理解と尊重、コミットメント
③思考力、分析力、問題解決能力、決断力の体得 
④言語の習熟
⑤異文化を超えたコミュニケーション力 
⑥行動力

4. グローバル市民教育に向けて日本の学校教育に求められるもの
生徒の自主性、意見表明、創造性、コミュニケーション力
グローバル市民教育−普遍的価値を基礎とする世界基準の知育


この研修について詳しくはこちら↓で紹介しています。
http://senrisgh.blogspot.jp/2016/09/sgh201675.html

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