開会式に続いて、審査員の方と聴衆を前に2回発表を行います。4分間の発表時間に収めるために何度も構成を重ねていたおかげで、自分の言葉として話せていたように思います。
午後は、テーマ別のディスカッションに臨みました。本校生は「貧困」についての分科会でした。
貧困の原因は何か?有効な解決策は何か?高校生ができることは何か?グループ討論のあと全体に報告する形式で進められました。自分の研究や研修での経験を元にした意見が熱心に交わされていました。
閉会式で優秀な発表が表彰されました。表彰された研究は、次の点で優れていたように思われます。
- 地域の課題から出発している
- 海外研修による現地調査や国際比較を取り入れている
- 調査の結果を丁寧に分析している
- そこから考えられる解決策にまで言及している
- 4分間の中で魅力的に紹介している
◾️参加生徒のレポート◾️
今回、SGH全国高校生フォーラムに参加し、全国のSGH指定校の生徒のポスター発表を見ることができ、とてもいい経験になりました。どの高校の発表も手が込んでいて、参考にするところがたくさんありました。
グループ別ディスカッションでは、貧困について話しました。他校の生徒と会話をする事が出来て、とてもいいディスカッションになりました。積極的な生徒がたくさんいて、私も見習おうと思うことができました。
私の中で一番印象に残ったのは、最後の全生徒でのディスカッションです。全生徒がいる中で、手を挙げて発表するというもので、発表する人はいるのかなと思っていたけど、誰も手を挙げていない、という状況が全くなく、感心しました。積極性に加え、発言力もとてもあり、英語での発言なのに自分の意思をはっきりと伝えれていて凄かったです。
英語が出来るのは大前提として、自分の意見をしっかりと英語で発言することができるようになることが一番だと思いました。他校の生徒の英語のレベルの高さにたくさん刺激をもらえました。
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私たちは午前中にポスターセッションで『探究』の授業で調べているアパレル産業での児童労働問題について、インドとカンボジアに焦点を置き、英語で「あなたならどちらのドレスを買いますか、どのように選びますか。」という題でプレゼンをしました。プレゼンの後には審査員のスタッフや他校の生徒から質問がありました。質問の中で自分たちのプレゼンの中で足りないことに気づくことができました。
他の高校のプレゼンは自分の地域の問題に終点を置いている高校や、実際に発展途上国などに行ってそこの問題についてまとめ、解決策を自分たちで考えている高校もありました。いろいろな問題についてのプレゼンを聞けて興味深かったです。また、プレゼンテーション力の高さにも驚き、学ぶことがたくさんありました。
午後はグループ別ディスカッションで私たちは貧困について英語で話しました。初めのほうは緊張であまり話せなかったけど、時間がたつにつれて緊張がほぐれ、話し合いが活発になっていきました。他の高校の人たちはフィリピンなどの現地に行って貧困について学んでいて、実体験に基づいて話して、自分で実際に足を運んで体験することの大切さを実感しました。同じ高校生なのに一つの問題について思っていることが違うこともあって面白かったです。私の考えと違う人もたくさんいて面白かったです。
今回の全国高校生フォーラムで私は他の高校の生徒の英語力やプレゼンテーション力の高さに驚きました。また、私は海外の問題にばかりとらわれていたけど、私たちの身近にある地域にも問題があることを改めて実感しました。たくさん学ぶこともあり、すごくいい経験でした。ここで学んだことを二月の千里フェスタと三月に行われるSGH甲子園のプレゼンテーションに生かしたいと思います。
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