現在の2年生は、1年時の終わりに取り組みたいテーマを提出してもらい、関連の深いSDGsを規準にして講座を編成しました。授業は週2時間です。
学年末には全員が2月の学習成果発表会「千里フェスタ」で研究を発表するとともに論文にまとめて提出します。
10月18日に開催した中間発表会では、各講座の代表10組が6月から始めた研究の中間報告を口頭発表の形式で行いました。また、環境をテーマにした2発表は、同日に開催した「国際シンポジウムで報告しました。
今年度の代表発表の研究タイトル・発表会の概要をご紹介します。
▶代表10組の研究タイトルは…
① 食品ロスの多い先進国と発展途上国のフードバンクを増やすには
② 親の暴力から子どもを救うには
③ 学校教育における日本人と欧米人の積極性の違い
④ 歴代のディズニープリンセスから見る理想の女性像の移り変わり
⑤ 外国人のための防災
⑥ シングルマザーの貧困
⑦ 今の日本人学生に必要な力は何か
⑧ 性別がない?DSDとは -医療問題と法律-
⑨ 消費税アップによって大阪府の人々が福祉面で満足のいく社会をつくることは可能か
⑩ すべての子どもが生まれた環境にかかわらず実力を十分に発揮するにはどうすべきか
・まちづくりの視点から社会課題に取り組んでおられる
近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 久 隆浩 様
・国連グローバル・コンパクト参加企業でCSRを担当されている
中西金属工業株式会社 CSR統括部 堂脇 智子 様
にお越しいただき、異なる角度から研究に対して助言をいただきした。
▶今年度は、国際シンポジウムに続いて体育館で行い、従来の国際文化科の2年生に加え、両学科の1年生も発表を聞く形式としました。
・発表者以外の生徒も、代表の発表とそれに対する助言を聞くことによって、自分の研究に役立つ刺激やヒントを見つけてもらうことを目的にしています。
▶また、国際文化科1年生は、発表会後に掲示する全ての発表の中間報告に目を通し、最も興味の惹かれた報告に対してコメントを書いてもらいます。
・これは、来年に向けて課題研究というもののイメージをつかんでもらうとともに、2年生の研究へエールを送ってもらうことを目的にしています。
・コメントは各自のタブレットで作成し、電子的に回収します。
・回収後は、研究ごとに整理して2年生にフィードバックします。