2018年10月23日火曜日

2018.10. 「国際理解」特別授業(2) 「高校生の日常と国際的な課題のつながり 〜203x年、あなたの町で公害が起きたら?〜」


社会課題に対し、利害関係者がWin-Winの関係になるような解決策を考えるーこの学習に、あおぞら財団から栗本知子研究員を講師に迎え、ロールプレイを中心とした参加体験型学習を行ないました。「あおぞら財団」は、大阪・西淀川公害訴訟の企業との和解金の一部を基金に設立された「公益財団法人公害地域再生センター」の愛称です。

1時間目のロールプレイでは、生徒たちは5人グループの中でそれぞれ異なる役割カードを渡されます。市役所の担当係長・公害患者の親・工場の経営者・地元の医者・工場で働く住民です。与えたれたシナリオからスタートし、その後は自由に合意のための話し合いを進めていきます。2時間目は、大阪・西淀川での和解に至るまでの経緯と日本の公害対策法制の変遷を学習しました。

■講 師:

栗本知子氏(公益財団法人 公害地域再生センター:あおぞら財団 研究員)


■実施日:

10月23日(5,6限)、・24日(2,3限)

■形 態:

国際文化科1年生全員(160名)対象に, 「国際理解」の授業で, クラス単位で各1時間

■ねらい:

・国際問題が地元にも存在することを実例を通して知る
・利害調整が必要な問題を解決の難しさを知る
・異なる立場にいる人をどのように想像し意識を向けるべきかについてロールプレイを通じて学習する
・地元の実践家との出会いを通して、自らの生き方について刺激を受ける

■授業の流れ:

・前年度まで「ロールプレイ+西淀川の事例紹介」を1コマで行っていたが、今年度は、2コマに分けて実施ししました。
・1時間目のロールプレイは本校教員が担当、翌週の2時間目は栗本氏に事例紹介をしていただいた。生徒を動かすのは教員が行うのが効率的、経緯の解説は実際に問題に携わった方に行っていただくのが説得力があると考えました。


2時間目は、まず前時のロールプレイを振り返り、問題解決に何が重要だと思うかについてグループでディスカッションを行いました。







その後、西淀川の事例がどのようなプロセスで解決されたのかを具体的に紹介していただきました。







■生徒の受け止め(「振り返りアンケート」から)

・今回の授業で3つのことを学んだ。1つ、一方の意見の受け入れは全面的解決につながらない。2つ、妥協案は解決にならない。3つ、問題解決には新しい案を示す必要がある。

・問題解決とは、どちらにとっても将来が明るくなるものであって、どちらかが、あるいはどちらもが我慢をすることではない。これらのことがわかって面白い授業でした。

・互いの主張が食い違っていても、それを解決できる方策があるんだということを学んだ。20年かかったと聞いて本当に驚いた。あきらめてはいけないと思った。

・いろいろな立場の人がいる中で全員が納得するのは難しいと思った。多角的な視点を持つということはお互いを理解しあわなければならないということがわかった。

■取り組みを終えて

○生徒が直後に書いた「ふりかえり」の文章からは、立場の違う関係者の意見調整の難しさ、そして、対話の大切さを感じていることがわかります。

○ 同じく「ふりかえり」の文章から、公害問題については習ったことはあるが、関係者の思いまで知ったのは初めてで、さらに学びたい」という記述がありました。一般的な知識と具体的な事例の往復の大切さと、この授業の意義が認められます。


2018年10月16日火曜日

2018.10.16.国際文化科2年「探究」中間発表会を実施しました。

本校2年生の課題研究「探究」では、5テーマ11講座に分かれ、現代社会の課題について解決策を見つけるべく、各自で問いを立てて調査や考察を進めています。

10月17日に開催した中間発表会では、各講座の代表11組が6月から始めた課題研究の中間報告を口頭発表の形式で行いました。


今年度の講座・代表発表の研究タイトル・発表会の概要をご紹介します。





▶今年度の講座は…
 ・  「人権」2講座
 ・  「労働」2講座
 ・  「環境」2講座
 ・  「教育」3講座
 ・  「グローバリゼーション」2講座

▶代表11組の研究タイトルは…
 ① 児童労働をなくすには ~ファッション業界~
 ② イギリスのEU脱退から考えるグローバリゼーションの課題とは? 
 ③ 起立性調節障害の生徒へのサポート環境をどのように整えていくべきか 
 ④ 聴力障害者の交通問題
 ⑤ 勉強って苦行ですか
 ⑥ 宮崎アニメの魅力 − 思春期の『死』と『再生』を巡って −
 ⑦ 飢餓と食育の関連性 
 ⑧ なぜ「屠殺(とさつ)」は私たちに身近なものではないのか
 ⑨ 最期の在り方を選択できるようになるには
 ⑩ 日本が労働先進国のような働きやすい国になるには?
 ⑪ 若者に『働くこと』に対して積極的な見方を持たせるにはどうすればよいか

▶コメンテーターとして…
・多文化共生や在日外国人教育に携わってこられた
    大阪大学国際共創大学院学位プログラム推進機構 特任准教授
                           榎井 縁 様
・国連グローバル・コンパクト参加企業でCSRを担当されている
    株式会社堀場製作所 管理本部 CSR担当    野崎治子 様
    参天製薬株式会社     CSR推進部 CSR室    今田 真 様

 にお越しいただき、異なる角度から研究に対して助言をいただきした。

▶国際文化科の2年生全員160人が発表を聞き、コメントを書きます。
・発表者以外の生徒も、代表の発表とそれに対する助言を聞くことによって、自分の研究に役立つ刺激やヒントを見つけてもらうことを目的にしています。

▶国際文化科1年生には、発表会後に掲示する、全ての発表の中間報告に目を通し、最も興味の惹かれた報告に対してコメントを書いてもらいます。
・これは、来年に向けて課題研究というもののイメージをつかんでもらうとともに、2年生の研究へエールを送ってもらうことを目的にしています。
・コメントは各自のタブレットで作成し、電子的に回収します。
・回収後は、研究ごとに整理して2年生にフィードバックします。

2018年10月5日金曜日

2018.10.4, 5. 秋休み企業訪問研修(研修案内編)

(株)マンダムでの多様性に関する研修の様子
企業の社会的責任(CSR)・国際協力・「しごと」について学ぶため、10企業の協力を得て、10月4日と5日の秋休みを使い、「秋休み企業訪問研修」を実施しました。

・このページでは研修案内を掲載しています。

・訪問先名の横の(→REPORT)をクリックすると、参加者・引率教員によるレポート等のページに移動します。

【お断り】レポートに書かれた各企業についての情報は、メモや記憶に基づいて参加生徒が書いたものです。ご了解の上お読み下さい。



1. IDEC (→REPORT)


■会社紹介: 

新大阪に本社を置く電気機器メーカーで、1945年の創業以来、「人の命を守る」をコンセプトに人と機械をつなぐ制御機器製品をはじめ様々な製品やサービスを提供しています。

「企業の発展を通じて社会経済に貢献する」という企業目標のもと、ものづくり現場の人手不足解消や生産性向上に貢献する協調安全ロボットシステムや、環境とエネルギーの問題を解消する太陽光発電、おいしく安全・安心で高品質な農産物を効率的・安定的に生産する次世代農業などの環境関連事業も行っています。

アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどにグループ会社があるため、グループ全体での社員の日本人比率は30%を切っており、2020年には社内の公用語を英語にする方針です。社員数803人(グループ連結3,873人)。

■研修テーマ: 働き方改革・ライフワークバランスの実現とグローバル展開
       (「人を大切にする」と「人を育てる」を基本とする「人間性尊重経営」)

当社は、社員一人ひとりの個性を尊重し、ライフワークバランスを図りながら、働きがい、生きがいを生み出し、社員や家族の幸福を追求する「人間性尊重経営」を掲げています。

社員一人ひとりの状況に合った働き方を実現する「働き方改革」を推進するため、残業削減・有給休暇取得推進のほか、4分の1有給休暇制度やライフサポート休暇制度を開始しています。

グローバル展開と現地への配慮も含め、他社には見られない当社の取り組みを人財戦略・CSR担当役員よりご紹介します。そのほか、緑がいっぱいの中庭やBBQスペース、社内食堂の見学もしていただきます。

■参考ページ:「人権・社員への取り組み」


2.大阪ガス (→REPORT)

■会社紹介: 

近畿2府4県79市33町の約600万戸に都市ガスを供給・販売している会社です。この他、LPGの販売、電力の発電・供給および販売、ガス機器の販売、ガス工事の受注等をしています。社員数5,617人(連結19,997人)。(2018年3月31日現在)

■研修テーマ: 温暖化対策を中心とした環境への取組~実験集合住宅NEXT21の見学を通じて~

エネルギービジネスを中心に事業を展開する当社にとって、温室効果ガスであるCO2排出削減の取り組みは極めて重要な使命と考えています。天然ガスや再生可能エネルギー等の環境負荷の小さいエネルギーの利用促進や、環境に配慮した設備・製品・サービスの導入・提供を通じたCO2排出削減の取り組みについてご紹介します。

また、当社の実験集合住宅NEXT21を実際に見学いただき、時代に一歩先んじた居住環境・設備の実験について解説し、近未来の環境・エネルギー・暮らしについて皆さんと議論したいと考えています。

■参考ページ:「実験集合住宅NEXT21」


3.中西金属工業 (→REPORT)

■会社紹介: 

当社は、1924年に大阪天満の地に設立され、2024年で創業100周年を迎えます。主力製品として、自動車や新幹線などの車体に使用される部品(ベアリングリテーナー等)や、自動車工場向けの生産システム(コンベアシステム)、住宅関連部品(サッシ用戸車等)、環境製品(風車等)などを製造・販売しています。

近年は、新規事業にも力を入れており、次世代型農場の運営や農業用製品の開発、ソーラーやバイオマス発電による再生エネルギー分野への参入等、持続可能な社会への貢献を目指しています。
多様な事業を展開するNKCグループは、国内に5つ、海外に7つの生産拠点を有しており、NKCグループ社員数は国内外合わせて4,469名(2018年3月時点)です。

経営方針としてワーク・ライフ・バランスとダイバーシティを推進しており、男女共同参画を目指した採用や各種制度/設備を完備し、全ての従業員が働きやすい職場づくりを実践しています。また、社員自らが「より良い会社づくり」の為のプロジェクトチームを結成し、様々な取り組みを行っています。

■研修テーマ: 男女共同参画型の事業運営を目指して

当社が推進するワーク・ライフ・バランスとダイバーシティついて、具体的な事例(座談+社内設備案内)や社員の声をご紹介します。

①会社紹介(当社概要案内)及び社内見学(主なオフィスフロア、福利厚生施設)
②社内プロジェクトメンバーによる活動紹介
③質疑応答及びディスカッション(男女共同参画について)

■参考ページ:2018年度版CSR報告書


4.江坂-起業家支援センター (→REPORT)

■会社紹介: 

働こうとしている人を支援したり、会社を始めたり経営したりしている人を支援している会社です。江坂駅周辺には、約3,000の事業所があります。一般就職を目指す精神に障害のある方々を社員として雇用し、近隣の企業調査を行うとともに、営業や事務などの起業家支援を行っています。

■研修テーマ: 人にとって「仕事」「働く」というのはどういうことか~若者・障害者の就労支援および起業支援の現場から見えること

働くとはどういうことか。就職のほかに自営の手伝いや起業という働き方もあるということをざっくばらんにお話しします。人権や労働についてだけでなく、社長や経営コンサルタントに聞いてみたい事がある方は、ぜひともご参加ください。


5.トラベル・フロンティア (→REPORT)

■会社紹介: 

梅田の旅行代理店です。15年以上に及ぶビジネス渡航手配の経験・ノウハウを元に、"スピーディーな手配レスポンス"と"渡航者ニーズを深く理解した対応"に自信を持っています。

■研修テーマ: 東南アジア貧困層へのボランティア体験ツアー

2015年と2016年の3月、今後の自社の新事業として考えているこのツアーを、自分で実際に経験してみようと、フィリピン・セブ島を訪れました。そこで体験した様々なボランティアプログラムは、私がこれまでに味わったことのない鮮烈な印象を与えてくれました。

「国際貢献」、「グローバルな人材育成」---そんな言葉がメディアに乗らない日はありません。しかし何よりも、日本では決して見ること・体験することの出来ない海外の実状にたくさん触れて、《いまの世界と日本》の在り方をしっかり見つめ、考えること。これが大切な出発点になると私たちは考えています。

このツアーは、その出発点にふさわしい機会をきっと貴方に与えてくれるはずです。人生をも大きく変えるような、衝撃的な原体験になるかもしれません。 


6. NTN (→REPORT)

■会社紹介:  

NTNは、大阪に本社を置く精密機器メーカーです。中でも、ベアリングは世界トップクラスのシェアで、その技術を活かしたハブベアリングは世界シェア第1位、ドライブシャフトは2位を誇ります。

当社の商品は、世界有数の企業に選ばれ、自動車、鉄道車両、建設機械、航空機、医療機器をはじめとする多数の商品に用いられて、人々の暮らしを支えています。

NTNグループは、世界33カ国に約220の拠点をもち、2万人以上の従業員が、より良い商品の研究・開発・製造・販売・サポートに取り組んでいます。そして、情熱と技術力を持って、歴史ある多彩なブランドを進化させており、2018年3月には創業100周年を迎えました。

■研修テーマ: ダイバーシティの推進

当社では、働きやすい環境づくりや人材育成とともに、女性をはじめ多様な人材の活躍が企業の持続的成長につながると考え、ダイバーシティ推進を経営戦略のひとつに位置づけています。

女性社員だけでなく管理職も対象とした研修やセミナーをとおした意識・風土改革、関連制度の充実などによる働き方の改革推進によって、女性管理職比率や障がい者雇用率も徐々に増加しています。

また人は、無意識にバイアス(偏見)を持つことがあり、まずそれを理解することが、多様性を理解し受け入れ価値を見出すことの第一歩です。ダイバーシティへの取り組みは一過性のものではなく、継続的に推進することが重要です。多様な価値観が融合し、様々な人材がその能力を発揮し成長することが、グローバルに活動する企業には必要だからです。

①企業紹介、グローバルでの人材育成施策などとともに、
②ダイバーシティの前提としての無意識バイアスの理解
③ダイバーシティ推進としての女性、障がい者など多様な人材の活躍推進
の取組みの一部をご紹介致します。
また、外国人社員や海外勤務経験社員による英語による?プレゼン・体験談も計画しています。

■参考ページ:「女性,障がい者,多国籍,高齢者の採用促進」


7.ダイフク (→REPORT)

■会社紹介: 

物流システム(工場・流通基地・空港等での搬送・保管・仕分け・ピッキングの機械化)に関するコンサルティングとエンジニアリングおよび設計・製造・据付で世界トップクラス。社員数9,193人 (グループ計:2018年3月31日現在)

■研修テーマ: 「健康経営」と「働き方改革」による人財マネジメント

当社では、従業員の心身の健康を事業の持続的発展の根幹を担うものと捉え、心身の健康増進施策やイベントを実施し、生き生きと仕事ができる職場環境づくりに努めています。
2018年4月には「ダイフクグループ健康経営宣言」を制定し、社内外に向けて考え方を示しました。

今回は、当社の健康経営を以下4つのテーマに沿ってご紹介します。
1.事業発展の根幹となる社員の健康を全社でサポート
2.専門スタッフが連携した全社横断的な組織を設置
   ・心と体の健康づくり委員会
3.産業医、保健師、会社が一体となり健康施策を推進
   ・生活習慣病の発生予防
   ・メンタル不調の予防と対応
4.残業時間の見える化による業務改善と労働時間の削減
   ・働き方改革委員会

■参考ページ:人間尊重「人権・労働慣行・安全・健康」


8.日本電産 (→REPORT)

■会社紹介: 

日本電産は、京都市に本社をおき、電気で動くあらゆるモノの部品として人々の豊かで快適な生活に欠かせない「モーター」をつくる「世界最大の総合モーターメーカー」です。

■研修テーマ: 紛争鉱物開示ルールへの対応を中心に

①紛争鉱物開示ルール対応
・モーターや関連機器の製造において、金・すず・タンタル・タングステンの4種鉱物が使われています。2011年には、武装勢力と関連ありと判明した4種鉱物は使わないという方針を定めてウェブサイトに開示しています。また2013年から2015年は、2012年に米国で出来た法律に従って、自社製品に組み込まれた4種鉱物の原産地の特定と武装勢力との関連有無を調べ、米国証券取引所に対して報告書を提出しています。このような当社の取り組みを紹介します。

②仕事と家庭の両立支援とダイバーシティ推進活動
・2020年度に向けた「CSRビジョン2020」では重点8課題の一つに「ダイバーシティ」をあげ、女性が男性と同程度に指導的地位にいる状態を目指しています。昨年度は「ワーク・ライフ・プラス・キャリア・プロジェクト」に取り組み、本年4月には「女性活躍推進室」を立ち上げました。女性が活躍できる職場環境づくりは今に始まったことではなく、2005年12月に開始し育児と仕事の両立支援制度の導入を実現した「ポジティブ・アクション活動」以降ずっと注力してきています。このような当社の取り組みを紹介します。

■参考ページ:「紛争鉱物への対応」


9.ヒロコーヒー (→REPORT)

■会社紹介: 

吹田市に本社を置き、吹田・豊中・箕面・伊丹を中心にコーヒーの焙煎加工・専門店の経営・豆の販売・ケーキ製造販売などをしている会社です。レインフォレスト・アライアンスコーヒーやフェアトレード・コーヒーなどのサステイナブル(持続可能な)コーヒーの取り扱いをしています。

レインフォレスト・アライアンス認証は、「森林を守り、川や土や野生生物を保全すること、労働者に対して敬意を示し、まともな額の賃金を払い、作業に必要なものを与え、教育や医療の機会を提供すること」という条件を満たす農場に与えられます。つまり、自然環境の保全だけではなく、労働者を守ることも目的としています。

また、我が社が参加している日本オーガニック&ナチュルフーズ協会はオーガニックの取組みの目標として児童労働の禁止、植民地栽培の排除、南北格差の解消など、人を大切にする社会の実現も挙げています。

これらの目的を追求しながら、良いコーヒーを適正な価格で消費者に届けるのが我が社の仕事です。このために、我が社の代表はバイヤーとして、長年に渡って世界各地の契約農場を訪れ、農場主との対話・自然環境と労働環境の視察を行ってきました。

■研修テーマ: サステナブル(持続可能な、生産者の生活・環境を尊重した)コーヒーとは?

どのように確認し、仕入れ、販売しているのか、「良い生産と良い消費」を自由市場の中で実現するために、どんな課題がありどう取り組んできたか、についてお話しします。

■参考ページ:「環境活動レポート」


10.マンダム (→REPORT)

■会社紹介: 

社名の「Mandom」の由来は「Human & Freedom」であり、「人間尊重」と「自由闊達」な風土の中で豊かな創造性が発揮できる人間集団を形成し、個人と組織の持続可能な成長を図りたいという想いが込められています。

GATSBYやLUCIDOなど化粧品を中心にした製品を製造・販売。1927年に大阪で創業。
1958年にフィリピンに進出、1969年にはインドネシアに現地法人を設立するなど、50年以上にわたり、アジアを中心にグローバルな事業展開を行っています。

■研修テーマ: 歴史・宗教・文化など多様なアジアでの事業活動を通じて培ってきた多様性に対する理解と対応の大切さ、わたしたちの責任と役割について、一緒に学びたいと思います。

■参考ページ:CSR情報

2018年8月13日月曜日

2018.8.7-9. 大阪大Future Global Leaders Campに2年生9人が参加


■大阪大学Future Global Leaders Campとは?
大阪大学Future Global Leaders Camp は、大阪大学大学院国際公共政策研究科主催のセミナー合宿です。2泊3日で全国から集まった高校生と国際問題について学び、考え、論文として構成し、プレゼン発表します。
今年度は、応募時の小論文に加えて、あらかじめテーマ別にグループ分けが行われ、グループのテーマに関してスライド5枚で発表ができるようにという事前課題が課されました。
当日は次のようなスケジュールでした。
8月7日
《午前》
・開会式
・講義1 論文の書き方とプレゼンの仕方1
《午後》
・講義2 論文の書き方とプレゼンの仕方2
・グループ作業1 課題の発表 とテーマの設定
      ※グループ作業にはファシリテーターがついてサポート。
・モデルプレゼンテーション 
・グループ作業2 中間発表準備
・Welcome Party
8月8日
《午前》
・グループ作業3 中間発表準備 
・大学院生によるモデルプレゼンテーション 
《午後》
・グループ作業4 中間発表準備
・中間発表 および 教員、院生からのコメント・指導
・グループ作業5 最終発表準備
8月9日
《午前》
・グループ作業6 最終発表準備
《午後》
・最終発表
・アンケート記入、連絡事項
・結果発表 閉会式

■今年度の参加者・テーマ・最終発表
参加者は29人で、本校からは9名の国際文化科2年生が参加しました。論文の構成とプレゼンテーションの基本について講義を受けた後、4、5人ずつの6グループに分かれ、大学生・大学院生のサポートを受けながら、テーマを設定→リサーチ→中間発表→大学の先生・大学院生からのコメントを受けて修正、と作業を進め、最終日の午後に最終発表を行いました。

テーマ      主題                   トピック
貧困と開発        ジャカルタのスラムに対する開発      疫病を改善する
教育               日本人の韓国に対する考え方                視点を増やす
教育               ギニアの教育水準を向上させる             感染症を教育の向上で抑える
紛争・宗教対立    紛争の被害者への支援                              ICRCの資金・人材をフル活用する
難民               難民キャンプでの生活を向上させる       視力障害者の生活の安全性を向上させる
ソーシャル         過労死                                              教員の過労死をなくす
イノベーション

最終発表を参観しました。指導スタッフからは、どのグループに対しても「前日の中間発表と比べると格段に論理展開が明確になっている。コメントを受けての再検討・再構成の努力が見て取れる。」という内容のコメントがなされていました。準備にかけられる時間が短いにも関わらず、データに基づいて論理構成をしようと努力していることがよくわかる研究発表でした。

■高校にとっての意義
各グループは、各テーマのもとに、「主題→トピック→仮説→検証→提案」の順に研究を発表していました。研究テーマの絞り込み方や組み立て方を、実例を通して学ぶことができ、我々課題研究をする高校教員にもとても参考になりました。また、参加した生徒が高校に知識・経験を持ち帰り他の生徒をリードしてくれることを期待しています。

■本校からの参加者対象のアンケートから
1. どんなこと(知識・技能・姿勢)を学びましたか?
Ø  広いテーマの中から具体的な課題を見つけ、それについて研究を進めていく力、またその研究の進め方を学んだ。
Ø  たった3日でデータ収集から主題・課題・仮説というように論理的に相手を納得させる技術。
Ø  物事を分けて一つ一つ考えていくこと、物事の筋道を立てて論理的に考えること、色々な立場から物事を見ること。
Ø  自分達が何を研究したいのかはっきりさせる事が大事。
Ø  どうすれば自分たちが伝えたいことを的確に聞き手に伝えられるかということ
Ø  問題解決の難しさ。←ある問題に対する考え方が様々。解決すべきものが本当に多くある。様々な問題に関連している。
Ø  なかなか作業が進まなくても諦めない姿勢。
Ø  難民に関して。

2. この研修を後輩に勧めるとすればどんな点をあげますか?
Ø  課題に深く関わり、色々な方法を一つ一つ考えることで物事を筋道立てて論理的に考えることができる力がつく点 <複数>
Ø  多角的な視点から物事を考えられるヒントがある。
Ø  初対面の人と二泊三日という短い期間でどれだけ深い議論ができるかというのは、学校外の研修ならではの良さだと思う。
Ø  講師の方々の意見がとても的確で、今後自分が発表をするときに参考になる。 <複数>
Ø  大学院生や教授の質疑応答の鋭さを体験できる。 <複数>
Ø  国際問題について深く考える事ができる。
Ø  メンタルが強くなる。
Ø  短い期間でテーマに深く取り組むことにより、自分の苦手なことや得意な技能や能力、方向性がわかる。

3. 来年この研修に参加する人にアドバイスをするとすればどんなことですか?
Ø  かなり短い時間でどれだけ深い議論ができるかは、グループ全員がどれだけ積極的に議論に参加し、問題を理解しようとするかにかかっていると思うので、積極的に動いて欲しい。
Ø  積極的に正直に意見を言う
Ø  一つの考え方に固執せずに、色々な意見を吸収できる柔軟な考え方を持つこと <複数>
Ø  他の視点からの意見を寛大な心で受け入れる気持ちを持つ。
Ø  自分が当たり前だと思っていることを当たり前だとして研究しないこと
Ø  研修の前から生活リズムを整えたりすることです。特に前日はしっかりと睡眠を取ってください。
Ø  事前課題に真面目に取り組むこと

○主催者の皆様、お世話になりありがとうございました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。